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何をいまさら、マニフェスト違反。

2012-01-05 01:10:25 | 政治経済
消費税にしろ何にしろ、負担が増えることに
諸手を挙げて賛成することなんかいないでしょう。

国民の理解が得られないかどうかではなく、
本当に必要ならば国民に理解させるよう努力するのが筋。

経済が持ち直してから出ないといけない。
他にもっとやるべきことがある。
けだし、その通り。

でも、持ち直させるために何をする、目標の時期はいつ?
他にやることって具体的に何でいくら位?

収入の半分が借金で、さらに支出の1/4近くが借金返済に使われる。
そういう状況でやっていけるわけがない。

繰り返しますが、税金が、それは消費税だろうが所得税だろうが、
社会保険料だろうが負担が増えてうれしいはずがない。

そりゃ低負担、高福祉が良いに決まってますよ。

でも、消費税率アップ反対を今更マニフェスト違反だからというかね。

主張に矛盾を感じるのは私だけでしょうか。
何をいまさら、という感じがします。

**2011/12/29の記事
http://www.asahi.com/politics/update/1228/TKY201112280634.html

民主、離党ドミノ 「公約違反」など訴え計11人
民主党の「離党ドミノ」が止まらない。野田佳彦首相が突き進む消費増税に反発。
28日、内山晃衆院議員ら9人に続き、横峯良郎参院議員(比例)も離党届を提出。
一方、鈴木宗男前衆院議員は同日、国会議員5人による新党「大地・真民主党」の
結成を総務省に届け、民主党離党者の受け皿づくりに動き始めた。

 民主党の12月の離党者は、八ツ場(やんば)ダムの建設継続を「マニフェスト違反」
として離党届を提出した中島政希衆院議員を含め計11人にのぼる。
消費増税もマニフェストにはない項目だけに、首相の今後の対応次第では
さらに離党者が増える可能性もはらむ。

***

民主党のマニフェスト違反は今に始まったことではないし、
その発端を作ったのは何を隠そうあの方です。

ググれば多くの記事に行き当たります。
全部は紹介しきれませんので2つだけ引用します。

***

**2009/12/17の記事
www.47news.jp/CN/200912/CN2009121601000524.html

民主党の小沢一郎幹事長は16日夕、鳩山由紀夫首相と官邸で会談し、
党に寄せられた陳情を踏まえ、政府の2010年度予算への反映を求める
「重点要望」を申し入れた。
衆院選マニフェスト(政権公約)で廃止を掲げたガソリン税などの暫定税率は
「維持する」と明記、公約を転換する要求を行った。
子ども手当に関しては「地方に新たな負担増を求めない」とした上で、
所得制限導入を前提に限度額は「政府与党で決定する」よう要求した。

**2010/3/10の記事
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/2944

2010年度予算案では、ガソリン税(揮発油税)など
自動車関連諸税に上乗せする暫定税率が事実上維持される。
政権交代を実現した2009年の総選挙で即時廃止を掲げた
マニフェスト(政権公約)とは大きく異なる結果となった。
ただ、2010年度の決着は「暫定税率の暫定措置」にすぎず、
結論は2011年度予算編成に先送りされている。
依然として解決の糸口さえ見えない「方程式」の今後を占う。(文中敬称略)

小沢の「鶴の一声」
「党と言うよりは全国民の要望だ」──。
2009年12月16日、首相官邸を訪ねた民主党幹事長の小沢一郎が居並ぶ閣僚に突きつけた要望書には、
ガソリン税の税率水準を維持する考えが盛り込まれた。
それまで政府の議論は混乱していたが、小沢の「鶴の一声」で議論が決着した。
それを受けて、同月22日に決まった税制改正大綱では、本来よりも上乗せしている
ガソリン税(地方揮発油譲与税を含めて1リットル当たり53.8円)や
軽油引取税(同32.1円)、自動車取得税(取得価格の5%)の現行税率を
当分の間、維持することとした。
これは二重の意味でマニフェスト違反だ。
まず、政府・与党が二元的に政策を決定していた自民党政権とは異なり、
民主党はマニフェストで「政策決定を政府に一元化する」との考えを盛り込んでいた。
しかも、暫定税率の維持を求めた企業・団体が見当たらないことを考えれば、
党務を司る小沢が政府の決定に口を出したのは明らかな越権行為だ。

***

うーん。
これを総括していただいてあれは間違いだったというのなら判りますが、
すっかり棚上げされて「公約違反はいかん」と言われてもね。

これじゃ、
「人間嘘をついてはいけません」
「約束を守れなければペテン師です」を
体現しているようなものじゃないでしょうか。

これらの数多くの名言を残された、あの方、
「私は次の総選挙には出馬しない旨、表明いたしました」と言いながら、
「皆様方のご期待を頂けるのであれば、次の衆院選においても
行動をともにさせて頂きたいと感じているところだ」と言った方ですが、
あのお方はこの事態をどう見ておられたんでしたっけ。

いずれにしても離島された方を含め、
どういう理念に基づいて発言されているのかよく理解できない方が多いです。


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