2024/12/2から、「新規の」健康保険証が発行されなくなった。
今年の春ごろから厚労省が盛んに喧伝していたことによると、
マイナ保険証にすれば、各医療機関の情報がまとめて得られるので、
他の医療機関で処方されたお薬も一元的にわかると言うものがあるらしい。
これはお薬手帳が要らなくなると思って薬局に持参しない人が多いらしい。
中にはもう要らなくなったと思い込んで捨てる人まで。
ただ、ニュースでも取り上げられていたが、
各医療機関や薬局から厚労省にデータが送られるのは原則月1回だそうで、
リアルタイムに反映されるわけではない。
全ての病院がそうかどうかは知らないが、私の行く病院では、処方箋の情報はもとより、
診療の内容などもすべてリアルタイムに一元的に管理されており、
複数の診療科を受診した場合、別の診療科の医師もその情報を見ることができ、
診療内容はもとより、処方薬もわかるので、必要に応じて追加が可能。
勿論、別の科の次回診療予約もできる。
これが仮に複数の医院を受診し、複数の薬局に行った場合、マイナ保険証でわかるのは、
(マイナ保険証で直接わかるわけではなく、厚労省のサーバーの情報がわかるのだが)
原則として先月分まで。
クレジットカードの引き落とし情報を思い起こしてみればわかると思うが、
お店によっては、すぐにカード使用状況がわかるところと、そうでないところもある。
カード使用を直ちにユーザーに連絡してくるカード会社と、そうでないところはあるが、
いずれにしても利用明細を見ればわかるが、えらく前の利用が引き落とされることがある。
お店の集計や、カード会社への請求のタイミングによっては1か月ずれてもおかしくない。
同様にマイナカードでわかる医療情報は大体1か月は遅れているとみるのがよさそう。
とすると、短い期間内に複数医療機関で受診しどちらでも薬を処方されたとすると、
薬局でお薬手帳を出せば、この人は別の医療機関でこの薬をもらっているけど、
この薬とダブっているとか、この薬とは一緒に使わない方が良いとかもわかる。
例えばだが、胃腸薬とか、アレルギー予防の薬とか、副作用を抑える薬なんかも
複数処方されたりする可能性は大いにある。
複数処方されたりする可能性は大いにある。
薬局が勝手に薬を増減するわけにはいかないが、医院に問い合わせして担当医と
相談することはできるし、医師の指示を受けて薬を加除変更することもできる。
ということで、
いつ何時、病気やけがになるかわからないので、
お薬手帳を捨ててはいけない。
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