ポイ活(ポイント活動)について、メディアでも頻繁に取り上げられる。
中には個人的にポイントのためとはいえよくこんなことができるな、と思うものがあるが、
それはいずれ別に書きたい。今から書くのはそれではない。
アンケートに回答すると、わずかのポイントが得られ、それをためていくと塵も積もればで
何かがもらえるサイトがいくつもある。
条件はいろいろで、アンケートに答えていれば、いつかは山となサイトもあれば、
ポイントに期限があってアンケートでは殆ど交換できるポイントにたどり着かないものも。
そういうサイトは大抵、何かを買うとかCCを発行するとかでアンケートの何倍、何十倍もの
ポイントが一気に獲得できるので体のいい勧誘サイトだなと思っている。
(それが悪いとは言っていない)
アンケートの中にも勧誘的なものがあって、不動産鑑定もその一つ。
回答者の性別、年齢のほか、住居のタイプ(戸建てか集合か、賃貸か持ち家かなど)や所在地、
最近不動産価格が値上がりしているのを知っているかなどの質問があり、ま、私自身は知らないのだが、
価格というか○の査定をしませんか、というところに誘導される。
ここからは個人的な意見。
そろそろ自宅を打って住み替えしたいと思っている方や、不動産を相続して処分しようと思っている人など、
現在持っている不動産の価値、価格を知る必要がある人には便利だし、実際に売買されている価格が
わかることは大きいだろう。
しかし、売る気もない、住みかえる気もない人にとって不動産価値、価格を知っても意味がないのでは。
公的な評価額(税などの基準となる価格)は、固定資産税の通知書に載っている。
評価額は意外と低いなとか、都市計画税は意外と高いな、とは思うけどそれだけ。
アンケート関係なく、以前から公示価格などが発表されて資産価値が上がって喜ぶ人が不思議だった。
サブプライムローン破綻の原因となった不動産を含めた資産評価額まで借金をするなんてアメリカと違い、
日本じゃあまりないから、気持ちの上で資産価値が上がった、自分の資産が増えたと喜ぶのはいいけど、
土地価格が上がっても早い話が固定資産税が上がるだけなのにな、と思っていた。
*
サブプライムローン破綻の一因ともなったアメリカの借金限度額の考えについては、こんな感じ。
金融資産が仮に2000万円あったとすると、2000万円までは借金できる。
これに家の価値が2000万円あれば、合計資産額は4000万円となって、
4000万円まで借金できる。
万が一返済できなくなれば、持っている資産を売却したらチャラにできるから。
これで、家の価値が3000万円まで値上がりしたとしよう。
合計資産額は5000万円となり、2000万円の追加借金が可能となる。
こういう考えの下、金融資産がほぼゼロの人に2000万円貸して2000万円の家を買わせる。
返済できなくなれば、家を取り上げるだけ。これは日本の銀行でも同じ。
その時に2500万円になっていれば500万の儲け。3000万円になっていれば1000万円の儲け。
ということで不動産が値上がりし続ける限り、返済できなくなる可能性が高い非優良顧客に多額の融資を
しても損はしない。
むしろ、返済できない可能性が高い顧客にこそ貸し出しをどんどん行い返済できないほどの借金を背負わす。
借金で顧客をつぶしても融資元としては融資額を上回る不動産が手に入る。
しかし、借金のかたに取った不動産が増えてくると買い手が見つからなくなり、市場価値が下落する。
何とか売り抜けた貸主はいいが、手持ちの不動産が不良債権化した貸主はたまらない。
ただ、物を手に入れた貸主はまだましで、オプションや仕組み債などビバレッジの買い手はたまらない。
例えば、2000万円貸し付けて買わせた家を借主破綻で取り上げ、売ったら2500万円になるとしたら、
500万円儲かるから、その時に50万もらう約束で250万円貸主に貸す。
貸主は250万円出してくれる人を8人集めれば2000万円になるので、自前資金がなくてもいい。
8人に50万円ずつ払っても400万円で100万円の儲け。
3000万円になっていれば600万円の儲け。
250万円貸した人はリスク回避のために、50万のうち10万渡す約束で50万円借りる。
50万貸した人はまた貸しになるが、一か所だとリスクが大きいのでいくつかまとめてさらに貸主を集める。
これを繰り返していくと誰が誰に借金しているのか、誰が破綻すると誰にどこまで影響するのかがわからなくなる。
(実際の金額や金のやり取りやはもっと複雑怪奇なものだが、わかりやすくするために例示した)
こういう状況の中で、住宅価格が下落。
取り上げた不動産が不良資産となるとともに、波及して多くの債権が次々と連鎖的に不良債権化していった。
こうして多くの金融機関、投資家が多大な損失を被り、破綻していった。
これがサブプライムローンの顛末だと思っている。
中には個人的にポイントのためとはいえよくこんなことができるな、と思うものがあるが、
それはいずれ別に書きたい。今から書くのはそれではない。
アンケートに回答すると、わずかのポイントが得られ、それをためていくと塵も積もればで
何かがもらえるサイトがいくつもある。
条件はいろいろで、アンケートに答えていれば、いつかは山となサイトもあれば、
ポイントに期限があってアンケートでは殆ど交換できるポイントにたどり着かないものも。
そういうサイトは大抵、何かを買うとかCCを発行するとかでアンケートの何倍、何十倍もの
ポイントが一気に獲得できるので体のいい勧誘サイトだなと思っている。
(それが悪いとは言っていない)
アンケートの中にも勧誘的なものがあって、不動産鑑定もその一つ。
回答者の性別、年齢のほか、住居のタイプ(戸建てか集合か、賃貸か持ち家かなど)や所在地、
最近不動産価格が値上がりしているのを知っているかなどの質問があり、ま、私自身は知らないのだが、
価格というか○の査定をしませんか、というところに誘導される。
ここからは個人的な意見。
そろそろ自宅を打って住み替えしたいと思っている方や、不動産を相続して処分しようと思っている人など、
現在持っている不動産の価値、価格を知る必要がある人には便利だし、実際に売買されている価格が
わかることは大きいだろう。
しかし、売る気もない、住みかえる気もない人にとって不動産価値、価格を知っても意味がないのでは。
公的な評価額(税などの基準となる価格)は、固定資産税の通知書に載っている。
評価額は意外と低いなとか、都市計画税は意外と高いな、とは思うけどそれだけ。
アンケート関係なく、以前から公示価格などが発表されて資産価値が上がって喜ぶ人が不思議だった。
サブプライムローン破綻の原因となった不動産を含めた資産評価額まで借金をするなんてアメリカと違い、
日本じゃあまりないから、気持ちの上で資産価値が上がった、自分の資産が増えたと喜ぶのはいいけど、
土地価格が上がっても早い話が固定資産税が上がるだけなのにな、と思っていた。
*
サブプライムローン破綻の一因ともなったアメリカの借金限度額の考えについては、こんな感じ。
金融資産が仮に2000万円あったとすると、2000万円までは借金できる。
これに家の価値が2000万円あれば、合計資産額は4000万円となって、
4000万円まで借金できる。
万が一返済できなくなれば、持っている資産を売却したらチャラにできるから。
これで、家の価値が3000万円まで値上がりしたとしよう。
合計資産額は5000万円となり、2000万円の追加借金が可能となる。
こういう考えの下、金融資産がほぼゼロの人に2000万円貸して2000万円の家を買わせる。
返済できなくなれば、家を取り上げるだけ。これは日本の銀行でも同じ。
その時に2500万円になっていれば500万の儲け。3000万円になっていれば1000万円の儲け。
ということで不動産が値上がりし続ける限り、返済できなくなる可能性が高い非優良顧客に多額の融資を
しても損はしない。
むしろ、返済できない可能性が高い顧客にこそ貸し出しをどんどん行い返済できないほどの借金を背負わす。
借金で顧客をつぶしても融資元としては融資額を上回る不動産が手に入る。
しかし、借金のかたに取った不動産が増えてくると買い手が見つからなくなり、市場価値が下落する。
何とか売り抜けた貸主はいいが、手持ちの不動産が不良債権化した貸主はたまらない。
ただ、物を手に入れた貸主はまだましで、オプションや仕組み債などビバレッジの買い手はたまらない。
例えば、2000万円貸し付けて買わせた家を借主破綻で取り上げ、売ったら2500万円になるとしたら、
500万円儲かるから、その時に50万もらう約束で250万円貸主に貸す。
貸主は250万円出してくれる人を8人集めれば2000万円になるので、自前資金がなくてもいい。
8人に50万円ずつ払っても400万円で100万円の儲け。
3000万円になっていれば600万円の儲け。
250万円貸した人はリスク回避のために、50万のうち10万渡す約束で50万円借りる。
50万貸した人はまた貸しになるが、一か所だとリスクが大きいのでいくつかまとめてさらに貸主を集める。
これを繰り返していくと誰が誰に借金しているのか、誰が破綻すると誰にどこまで影響するのかがわからなくなる。
(実際の金額や金のやり取りやはもっと複雑怪奇なものだが、わかりやすくするために例示した)
こういう状況の中で、住宅価格が下落。
取り上げた不動産が不良資産となるとともに、波及して多くの債権が次々と連鎖的に不良債権化していった。
こうして多くの金融機関、投資家が多大な損失を被り、破綻していった。
これがサブプライムローンの顛末だと思っている。
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