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鉄道運賃値上げ、二重運賃の問題

2013-10-29 20:02:22 | 政治経済
消費税増税に伴い鉄道運賃の値上げが検討されているが、
以前から言われていたようにICカードは1円単位の値上げとなりそうだ。

で、マスメディアは盛んに「二重運賃」を問題視した取り上げ方をしているが、
「二重運賃」自体がそんなに問題ですかね。

ETCカードではすでに導入時から二重運賃だ。
ETCカード利用者に限り値引きが行われている。

これもかなり変遷があって、値引きの種類や額が減ったり増えたりしているが、
ともかく二重運賃であることに変わりはない。

その他にも支払い形態や、取引形態によって価格は違うことは普通にある。

つまり、世の中二重価格なんて山ほどあるわけで
鉄道運賃の二重価格だけを問題視してもしょうがないと思うがどうか。

さて、それはともかく、ICカードは1円単位の値上げ、
券売機では10円単位の値上げとなるようだ。

当初、ニュースが伝わってきたときは、券売機は10円単位の四捨五入、
カードは1円単位となっていた。

これによれば、例えば初乗り160円であれば、逆算した税抜き価格は152.38円。

そこから8%で計算すれば164.57円で、円未満切り捨てなら164円で、
10円単位の四捨五入なら160円と券売機の方が安くなる計算だった。

どっちが安いか自分で調べたり、ネットで調べるサービスが出たり、
ICカードでも券売機で買う人が出たりするんじゃないかと思っていた。

ところが、問題はそんなところにはない。

今般、国土交通省からのお達しで「ICカードが券売機と同じか安くなるように」とのこと。

これまで、鉄道の場合はICカードであることで料金のメリットはなかったから、
確実にICカードの方が得になった。

消費者、特に首都圏では、ICカード利用者は多いからメリットが生まれることになった。
一瞬、得するみたいな気がする。

ただ、よく考えてみると、先にあげた例でいうと、
ICカード164円の場合、券売機は160円ではなく170円にするということでしょ。

売価に8%の消費税が含まれるとして逆算すれば、税抜き152.38円のところ、
税抜き157.41円になるので、5円丸儲けの計算。

鉄道会社にとってみれば、ICカードでは損得なしだが、
券売機は10円単位に切り上げていいよ、ということ。

ICカードを「券売機と同じか安くする」ようにではなく、
券売機は「ICカードと同じか高くする」ように、です。

言葉の綾とか、言い回しを買えただけではない。

消費者にとってはICカードで得をするわけではなく、券売機だと損をするということ。
鉄道会社に対する利益誘導と言うか実質値上げの指示みたいなもの。

芝エビだかクルマエビだかも大切でしょうが、
こういう「便乗値上げ」的なところをご指摘にならないのはいかがなものか。
よく気を付けてニュースを見ないといけませんねぇ。

なお、関西地区はICカードの普及が少なく増税後も当面10円単位らしいですね。

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