
映連のデータは総務省の統計でも利用されているらしく、権威のあるものと言うか
信頼性の高いものと言える。
(最近、他の官庁では統計データの信頼性を揺るがす事件も起きているけど)
興収ランキングについては各局のニュースなどでも取り上げられていたし、別記事にも書いた。
ここではその他のデータについて考えてみたい。
ニュースで映連幹部の感想として「昨年より数字は落ちたが、昨年が良すぎたので、
映画産業としては順調ではないか」と言っておられたのが印象的だった。
そういう前提で数字を眺めてみる。
興収全体は2225億1100万円で前年比97.3%。
邦画が1220億2900万円、洋画が1004億8200万円で、比率は55:45。
それぞれ前年比、97.2%と97.5%。
観客動員数(発表では入場人員)は1億6921万人、前年の1億7448万3千人の97%。
平均入場料金は1315円で5円の微増。
公開本数は1192本で5本の微増。
邦画は613本で19本増、洋画は579本で14本減。
映画館数は3561スクリーンで36スクリーンの増加。
但し、細かい集計の方法は不明。
例えば、興収ランキングの記事でも書いたが、年跨ぎの映画の興収は通算されていると思うが、
年間の興収では年跨ぎは考慮されていないと思うが本当にそうなのか、とか、
入場人員に無料入場者は入っているか、とか、などなど。
また細かい分類も知りたい項目。
例えば年齢別(入場料金別)観客動員数、ポイントカード、あるいはメンバーカードの総数、
カード会員の(平均)利用回数。
映画館では、シネコンの館数とスクリーン数、単館の数など。
(スクリーン数の発表はあるが、館数はない。尚、映連の定義ではシネコンは5スクリーン以上)
また、試写会の本数、回数、動員数なども知りたいところ。
この記事の項目とは別だが、興収ランキングも1千万円単位でなく、100円単位で良いので
もう少し詳しく知りたい。
また、10億円以上映画だけでなく、できれば全数、全数が無理でも興収1千万円以上とか、
もっと細かいところまで多くの映画について知りたい。
ただ、今年分だけ発表されても過去とのトレンドがわからないと何とも言えない。
とにかく、数字はただ、ああそうですか、ではなくそこから読み解くものが肝心なので。
などなど知りたい項目は多々あるが、タダで知ろうなんて無理だろうからしょうがないとは思う。
*
さて、発表された数字だけでも少しは考察ができる。
総興行収入/観客動員数=1315になり、平均入場料金に一致。
大抵の館では大人1800円だが、老人、身障者、学生、子供、夫婦50、ペア(カップル)割引、
レディス・デイ、メンズ・デイ、映画の日、ファースト・デイ、TOHOの日(14日)、
東急の日(109=19)、レイト・ショー、ファースト・ショー、メンバー・デイ、
メンバー割引、何とかパスなどなど多種多様な割引が存在する。
前売り券も割引だしね。
メンバーカードでは6回鑑賞で1回タダのサービスも多い。
逆に割増料金もある。
3D、4D、IMAX、プレミアシート、プレミアシアターのある館も。
そういうのを一切合切合わせると、一人当たり1300円ちょっとになるということなのだろう。
これも年齢別、あるいは年代別、または料金区分別の動員数や興収が知りたい由縁だ。
次に動員数/公開本数。
人数は総数しか発表がないので、平均は14万1955人。
1315円をかけると1億8667万円で、総興収/公開本数と一致。
邦画は同様の計算で1億9907万円、洋画は1億7354万円。
100億、90億と稼いだ映画がある一方で平均は2億に満たない。
10億以上の映画の興収総計は1562億8千万円で、平均28億9千万円。
前年から公開、2018年のランキングに入った映画を全部抜いても1366億9千万円。
上位50本弱で全体の60%以上を稼ぎ、残りの95%以上を合わせても4割に満たない。
2225億1千万から引くと、残りは859億2千万円。
859.2億円を(1192-(54ー7))で割ると平均は7504万円まで激減する。
邦画の平均興収は1220億2900万円/613本で1億9907万円。
洋画は1004億8200万円を579本で割って、1億7354万円
邦画洋画とも平均入場料金が総平均と同じだとすると平均の観客数は
邦画は19907万円/1315=15万1千人、
洋画は17354万円/1315=13万2千人。
一方、下位グループでは7504万円を1315円で割ると5万7千人となる。
落差は激しい。
信頼性の高いものと言える。
(最近、他の官庁では統計データの信頼性を揺るがす事件も起きているけど)
興収ランキングについては各局のニュースなどでも取り上げられていたし、別記事にも書いた。
ここではその他のデータについて考えてみたい。
ニュースで映連幹部の感想として「昨年より数字は落ちたが、昨年が良すぎたので、
映画産業としては順調ではないか」と言っておられたのが印象的だった。
そういう前提で数字を眺めてみる。
興収全体は2225億1100万円で前年比97.3%。
邦画が1220億2900万円、洋画が1004億8200万円で、比率は55:45。
それぞれ前年比、97.2%と97.5%。
観客動員数(発表では入場人員)は1億6921万人、前年の1億7448万3千人の97%。
平均入場料金は1315円で5円の微増。
公開本数は1192本で5本の微増。
邦画は613本で19本増、洋画は579本で14本減。
映画館数は3561スクリーンで36スクリーンの増加。
但し、細かい集計の方法は不明。
例えば、興収ランキングの記事でも書いたが、年跨ぎの映画の興収は通算されていると思うが、
年間の興収では年跨ぎは考慮されていないと思うが本当にそうなのか、とか、
入場人員に無料入場者は入っているか、とか、などなど。
また細かい分類も知りたい項目。
例えば年齢別(入場料金別)観客動員数、ポイントカード、あるいはメンバーカードの総数、
カード会員の(平均)利用回数。
映画館では、シネコンの館数とスクリーン数、単館の数など。
(スクリーン数の発表はあるが、館数はない。尚、映連の定義ではシネコンは5スクリーン以上)
また、試写会の本数、回数、動員数なども知りたいところ。
この記事の項目とは別だが、興収ランキングも1千万円単位でなく、100円単位で良いので
もう少し詳しく知りたい。
また、10億円以上映画だけでなく、できれば全数、全数が無理でも興収1千万円以上とか、
もっと細かいところまで多くの映画について知りたい。
ただ、今年分だけ発表されても過去とのトレンドがわからないと何とも言えない。
とにかく、数字はただ、ああそうですか、ではなくそこから読み解くものが肝心なので。
などなど知りたい項目は多々あるが、タダで知ろうなんて無理だろうからしょうがないとは思う。
*
さて、発表された数字だけでも少しは考察ができる。
総興行収入/観客動員数=1315になり、平均入場料金に一致。
大抵の館では大人1800円だが、老人、身障者、学生、子供、夫婦50、ペア(カップル)割引、
レディス・デイ、メンズ・デイ、映画の日、ファースト・デイ、TOHOの日(14日)、
東急の日(109=19)、レイト・ショー、ファースト・ショー、メンバー・デイ、
メンバー割引、何とかパスなどなど多種多様な割引が存在する。
前売り券も割引だしね。
メンバーカードでは6回鑑賞で1回タダのサービスも多い。
逆に割増料金もある。
3D、4D、IMAX、プレミアシート、プレミアシアターのある館も。
そういうのを一切合切合わせると、一人当たり1300円ちょっとになるということなのだろう。
これも年齢別、あるいは年代別、または料金区分別の動員数や興収が知りたい由縁だ。
次に動員数/公開本数。
人数は総数しか発表がないので、平均は14万1955人。
1315円をかけると1億8667万円で、総興収/公開本数と一致。
邦画は同様の計算で1億9907万円、洋画は1億7354万円。
100億、90億と稼いだ映画がある一方で平均は2億に満たない。
10億以上の映画の興収総計は1562億8千万円で、平均28億9千万円。
前年から公開、2018年のランキングに入った映画を全部抜いても1366億9千万円。
上位50本弱で全体の60%以上を稼ぎ、残りの95%以上を合わせても4割に満たない。
2225億1千万から引くと、残りは859億2千万円。
859.2億円を(1192-(54ー7))で割ると平均は7504万円まで激減する。
邦画の平均興収は1220億2900万円/613本で1億9907万円。
洋画は1004億8200万円を579本で割って、1億7354万円
邦画洋画とも平均入場料金が総平均と同じだとすると平均の観客数は
邦画は19907万円/1315=15万1千人、
洋画は17354万円/1315=13万2千人。
一方、下位グループでは7504万円を1315円で割ると5万7千人となる。
落差は激しい。
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