病気になったら、
とりあえず病院に行くとします。
問診やら検査やらを経て、原因が分かったとします。
それが細菌とかウィルスとか、いわゆるばい菌によるものだとして、
原因を除去することで症状が緩和され、治癒に向かいます。
中には原因を除去できないで、症状を緩和するだけのいわゆる対処療法、対症療法で、
自己免疫などの自身の力で治癒するのを待つこともあります。
風邪なんかもそうですね。
原因となるウィルスは多様で、一般的な風邪は感染力も低いし、治癒する率も高いので
鎮痛解熱剤とか咳止めとか、症状を和らげる薬をいただくことになります。
インフルエンザは感染力が強いし、場合によっては重症化することもあるので、
リレンザやタミフルと言った特効薬が処方されることがあります。
しかし、これらは症状(発熱)が出てから48時間以内に処方しないと効かない弱点もありますし、
場合によっては異常行動などの副反応(副作用)が出ることもあります。
特効薬が使えない場合、やはり対症療法でしのぎ、他への感染、特に家族への感染を防ぐために
手洗い、うがい、食器を分ける、寝室を分ける、タオルを分けるなどの予防策をとることもあります。
感染力が強い病原菌であっても、感染から発症まではある程度の時間がかかるので、無症状感染者、
いわゆる保菌者となって感染を広めることがあり、それが流行の原因でもありますから、
そもそも感染しない予防策として、インフルなんかは手洗い、うがいが有効ですし、ワクチンが
絶大な威力を発揮します。
しかし、インフルエンザワクチンを接種すれば絶対罹らないわけではなく、ワクチンが「外れる」
(流行するウィルスの型とワクチンが効く型が違った)と効きませんし、合ってても罹ることはあります。
しかし、罹ったとしても軽症で済みますので、高熱が続いて辛い思いをしなくても済みますし、
インフルエンザ脳症など重篤な状態にならなくて済みます。
以上のことは誰でも常識的にわかっていることで、ワクチンなどの接種は自己負担もあることですし、
メリット/デメリットを比較して個人の判断で行うのが普通です。
いずれにせよ、罹ったら罹ったで治るのを待てばいい、なんて思っている人はまずいないでしょう。
罹ったら治療してもらえると思うから、罹患のリスクがあってもなんとかなると思うのが本音でしょう。
翻って新型コロナウィルス感染症について考えてみます。
よくよく考えれば、やっと「抗体カクテル療法」が行われるようになりましたが、有効なのは
発症の初期段階で軽症か中等症の早い時期で、それ以外は対症療法しかありません。
もちろん、医療関係者の努力のたまものではありますが、罹患、発症すれば、結局は自己免疫力とか、
自然治癒力で(自然に治るわけではないが)自ら危機を脱出するしかない。
幸いにも感染しても発症せず自己免疫で治ってしまう人もいるようですが、免疫力の弱った高齢者や
基礎疾患のある人、中には免疫を抑える薬を服用している人もいるので、幅広く治療薬が期待できない今
「予防」に期待するしかないのが現状です。
しかしなから、「予防」すなわちワクチンの開発や接種が重要なのは言うまでもありませんが、
本来であれば「治療」にもっと力を入れるべきではないかと思います。
抗体カクテル療法を「新たな武器」と言った首長がいましたが、ワクチンは防具にすぎず武器ではありません。
今まではそして今もほとんどは「徒手空拳」でウィルスに立ち向かっているようなものです。
いくら防具が丈夫でも全員が防具を装着しているわけではなく、防具を突破する敵もいるわけですから、
さらなる「新たな武器」が必要です。
予防と治療、治療と予防が相まって初めて感染症に対抗できると思います。
製薬会社や研究所などでは日夜治療薬の研究開発に努力されていることと思いますが、
「新たな武器」の実用化と提供が待たれます。
とりあえず病院に行くとします。
問診やら検査やらを経て、原因が分かったとします。
それが細菌とかウィルスとか、いわゆるばい菌によるものだとして、
原因を除去することで症状が緩和され、治癒に向かいます。
中には原因を除去できないで、症状を緩和するだけのいわゆる対処療法、対症療法で、
自己免疫などの自身の力で治癒するのを待つこともあります。
風邪なんかもそうですね。
原因となるウィルスは多様で、一般的な風邪は感染力も低いし、治癒する率も高いので
鎮痛解熱剤とか咳止めとか、症状を和らげる薬をいただくことになります。
インフルエンザは感染力が強いし、場合によっては重症化することもあるので、
リレンザやタミフルと言った特効薬が処方されることがあります。
しかし、これらは症状(発熱)が出てから48時間以内に処方しないと効かない弱点もありますし、
場合によっては異常行動などの副反応(副作用)が出ることもあります。
特効薬が使えない場合、やはり対症療法でしのぎ、他への感染、特に家族への感染を防ぐために
手洗い、うがい、食器を分ける、寝室を分ける、タオルを分けるなどの予防策をとることもあります。
感染力が強い病原菌であっても、感染から発症まではある程度の時間がかかるので、無症状感染者、
いわゆる保菌者となって感染を広めることがあり、それが流行の原因でもありますから、
そもそも感染しない予防策として、インフルなんかは手洗い、うがいが有効ですし、ワクチンが
絶大な威力を発揮します。
しかし、インフルエンザワクチンを接種すれば絶対罹らないわけではなく、ワクチンが「外れる」
(流行するウィルスの型とワクチンが効く型が違った)と効きませんし、合ってても罹ることはあります。
しかし、罹ったとしても軽症で済みますので、高熱が続いて辛い思いをしなくても済みますし、
インフルエンザ脳症など重篤な状態にならなくて済みます。
以上のことは誰でも常識的にわかっていることで、ワクチンなどの接種は自己負担もあることですし、
メリット/デメリットを比較して個人の判断で行うのが普通です。
いずれにせよ、罹ったら罹ったで治るのを待てばいい、なんて思っている人はまずいないでしょう。
罹ったら治療してもらえると思うから、罹患のリスクがあってもなんとかなると思うのが本音でしょう。
翻って新型コロナウィルス感染症について考えてみます。
よくよく考えれば、やっと「抗体カクテル療法」が行われるようになりましたが、有効なのは
発症の初期段階で軽症か中等症の早い時期で、それ以外は対症療法しかありません。
もちろん、医療関係者の努力のたまものではありますが、罹患、発症すれば、結局は自己免疫力とか、
自然治癒力で(自然に治るわけではないが)自ら危機を脱出するしかない。
幸いにも感染しても発症せず自己免疫で治ってしまう人もいるようですが、免疫力の弱った高齢者や
基礎疾患のある人、中には免疫を抑える薬を服用している人もいるので、幅広く治療薬が期待できない今
「予防」に期待するしかないのが現状です。
しかしなから、「予防」すなわちワクチンの開発や接種が重要なのは言うまでもありませんが、
本来であれば「治療」にもっと力を入れるべきではないかと思います。
抗体カクテル療法を「新たな武器」と言った首長がいましたが、ワクチンは防具にすぎず武器ではありません。
今まではそして今もほとんどは「徒手空拳」でウィルスに立ち向かっているようなものです。
いくら防具が丈夫でも全員が防具を装着しているわけではなく、防具を突破する敵もいるわけですから、
さらなる「新たな武器」が必要です。
予防と治療、治療と予防が相まって初めて感染症に対抗できると思います。
製薬会社や研究所などでは日夜治療薬の研究開発に努力されていることと思いますが、
「新たな武器」の実用化と提供が待たれます。
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