![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/1d/05a114a238a8e6897f6f40251002613c.jpg)
1輪だけでした。
今年は開花数、開花株数ともに例年に比べ少ない。
いつもは少ない花がたくさん、長い期間咲いたり、その逆だったりとちょっといつもと違う。
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さて、端の形には変わったものが結構あり、ツユクサもその一つだと思っています。
ツユクサには、他の花にない特徴があって、自家受粉する仕組みもそうですが、
雄しべ、雌しべにも、際立った特徴があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/b1/091a6785da10299569f9870333d79a67.jpg)
(1)雌しべが極端に小さい
柱頭(雌しべの先端で、花粉がつくところ)が小さく知らないと見逃しそう。
(2)雄しべが3種類ある。
雄しべの形に3種あり、位置も役割も違うことを今年初めて知りました。
3種類はGreenSnapによれば、X字型、Y字型、O字型と呼ばれていました。
これがわかりやすく説明するためになのか、専門用語としてそう呼ばれているのかは知りません。
O字型、写真では「雄しべ」とだけ表示していますが、雌しべのすぐ近くに2本あり、
花粉もたっぷり有しています。
種に受粉結実を担っているそうです。
少し短いY字型は、花粉が少しあり、受粉した実績があるらしいですが、
なぜ中途半端な位置に中途半端な量の花粉があるのかはわかりませんでした。
花の中心にある3本のX字型は花粉は一応ありますが、結実させる機能はないそうです。
GreenSnapでは仮雄しべと呼んでいました。
もっぱら虫媒花としての虫を呼び寄せるためではないかと言われているようですが、
目立たせ方や、位置取りに少々難があると思うのは私だけでしょうか。
もっとも、ある目的を持って植物が進化、変化したと言うよりは、偶然発生した変異のうち、
結果、生存なり、拡散なりに有利だった特質が残って、遺伝した結果、
その特質が広がったと考えるのが自然でしょう。
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