太陽光を利用して露光するサイアノタイププリントにとりくみました。
いわゆる“日光写真”。
青と白の美しい諧調を得ることができる手法です。
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【 手順1 印画紙作り 】
2種の薬品を精製水で溶解し調合、支持体に塗布します。
感光性が低い手法のため明室で作業ができます。
【 手順2 露光作業 】
近所の公園にて、太陽光で露光。
当日は梅雨の合い間の晴天。しかし、猛暑真っ只中という感じの天候でした。
気の早い蝉もいました。
【 手順3 現像 】
現像作業は特別な薬品を使うことなく“水現像”です。
太陽光があたったところは青色となり、
未露光部分は塗布した薬品が水に流れ落ちます。
現像後は水分を拭き取り乾燥。
時間がたつにつれて青色の彩度が高くなり、
青の美しさが極まります。
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作業後は講評会。
互いの成果を披露して、一日の作業を振り返ります。
次回はこの青の色を変化させる調色に取り組みます。