この日は
4時間の講座のなかで多くの事に取り組みました。
まずは
前回に準備したデジタルネガフィルムを用い露光機でのプリント作業。
グレースケールを露光したデータシートに基づき
フィルムを作成しているため予定通りに仕上がります。
上の制作物はネガ作成時に
絵画的効果を増幅する調整を施しているため
浮世絵的な魅力を感じる仕上がりとなりました。
*
露光機での照射中には、他の実験も同時に進めました。
皆さんが持参した様々な支持体に感光液を塗布し
それらの結果を検証しました。
革にサイアノ薬品を塗り、露光した結果は・・・
こんな感じ↓
シダの形状が微かに見えます。
写真黎明期の実験作のよう・・・。
↑こちらは何故かソラリゼーションが起こる像となりました。
巻き簾はこのような状態に。
水現像時に支持体が溶けてしまうケースもありました。
この日の取り組みは
更なる研究に期待したい結果が多く
皆さんの今後の展開が楽しみです。
その他、サイアノの青色を変換する事にも取り組みました。
黄土色、緑、青緑、赤茶、紫・・・等に変換する事ができます。
この日の実験を通して
底がないサイアノの魅力を体感いただけたことと思います。
次回は布を支持体とするサイアノ実験に取り組みます。
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
2016年度秋講座、受講受付中
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大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
2016年度秋講座、受講受付中
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