大型カメラ体験講座
初日のレポートです。
この日は鶴橋の研究所ではなく
主宰者の自宅にておこないました。
例年は4x5カメラでの撮影ですが
今年は8x10カメラも含めての
大型カメラ撮影実習としました。
4x5カメラを所持している受講者さんは
コンパクトに折りたためる
トヨフィールドを自宅から持参。
・・・のはずが
大きな荷物でのお越しでした。
カメラを組み立てた後
たためなくなったとの事。
原因は
アダプターレンズボードが本体に
装着されていたためでした。
フィールドカメラは慣れるまでは
各部位の操作に手こずる事がよくあります。
*
撮影にあたっては
露出計の扱い方、測り方からスタート。
カメラを組み立て・・・
撮影手順を記したテキストを
確認しながら撮影を進めました。
しかし
今回は近接撮影のため
露出計に表示される
絞り値とシャッタースピードでは
露光不足となります。
露出倍数なる値を割り出し
補正しなくてはなりません。
被写体の実寸と
カメラのピントガラスに写る
画像サイズを測り
補正値を求め・・・・
1カットごとに時間をかけて撮影を進め・・・
8x10カメラで2枚
4x5カメラでは4枚
合計6枚を3,4時間かけて撮影しました。
デジタルカメラでの撮影が
日常化した現在において
今回の6枚の写真は
同じ「写真」と呼称されますが
全く異なる存在であるはずです。
2日目はフィルム現像。
3日目はプリント作業と続きます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて
写真・写真表現・シルクスクリーンetc.
表現の研究活動をおこなっています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・