青の表現に取り組む
サイアノタイププリント講座
2度の土日開催で全4回の講座です。
講座レポートは
前半と後半に分けて報告いたします。
*
まずは
記録写真がないですが
2種の粉状の薬品を
調合するところからスタート。
完成した感光液を支持体へ塗布します。
支持体は布・紙、可。
紙に塗布すると写真技法
調合するところからスタート。
完成した感光液を支持体へ塗布します。
支持体は布・紙、可。
紙に塗布すると写真技法
布に塗布すると染色技法
と
言われる点は
本技法の面白いところ。
ちなみに
私は大学時代に
染色技法として出会っています。
上の写真は大学時代の恩師
染色家・山口通恵氏(故人)による
個展の会場写真。
光で染め上げた“光の染色作品”です。
と
言われる点は
本技法の面白いところ。
ちなみに
私は大学時代に
染色技法として出会っています。
上の写真は大学時代の恩師
染色家・山口通恵氏(故人)による
個展の会場写真。
光で染め上げた“光の染色作品”です。
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前置きが長くなりましたが
講座での作業内容を紹介します。
前置きが長くなりましたが
講座での作業内容を紹介します。
薬品の塗布の仕方は
人によって様々ですが
均一に塗ろうとする場合は
スポンジ刷毛がオススメです。
最初の感光紙作りでは
塗布面に鉛筆で線を引きました。
これは何故?
TIPA校庭(自称)は、たくさんの花が咲き
とても気持ちの良い空間です。
ここで日光による露光作業をおこないます。
まずは、段階露光により
露光時間と青の発色の関係を学びます。
未露光部分の薬品を水で洗い落とします。
水洗中に
徐々に鮮やかな青色が発色します。
この色の変化は感動的です。
この技法のシステムを理解した後は
様々なモチーフを感光紙の上に置き
光と影による像を写し撮る
フォトグラムとしての制作に取り組みました。
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次なる取り組みは・・・
デジタル写真時代の到来に伴い普及した
デジタルネガフィルムを作成。
そして
日光の代わりに
露光機を用いて露光する工程を体験しました。
大きなサイズも対応できるTIPA自作の露光機です。
露光機を使うと
一定の光量で露光できるため
イメージ通りの結果を得る事ができます。
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講座前半の成果です。
様々な実験がなされた事が伺えます。
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こちらは講座中に仕上がった1枚。
ガラスの花瓶を感光紙に置いて
日光で露光した図柄です。
目では認識し辛いガラスの屈折が
細胞のごとく現れています。
光と影による
写真の魅力の極みだと思います。
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講座後半は更なるサイアノの魅力に取り組みます。
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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