田切通信

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五開スクールフェスタ10 十谷の街並み

2013-09-30 21:12:00 | その他
 引き続五開小学校付近の景色を紹介します。

 五開小のある富士川町五開地区は国道52号を五開入り口で曲がって、県道407号を富士川の支流「大柳川」沿いに約3キロほど上った所にある。五開小は五開地区のちょうど中ほどにあるので五開入り口からは3.5キロくらいあるかな。谷間の小さな町で立寄り温泉「かじかの湯」以外にはコンビニはおろか店一軒ない。
 そしてさらに大柳川を3キロさかのぼると十谷(じゅっこく)地区に至る。ここが県道407号のどん詰まりで、この先の林道は倒壊により通行止めになっている。つまりツーリングなどで通過する観光客はいないってことで、訪れるのは既に「ここを知っている人」が大半だ。


 心細くなるような何もない山道を進むこと3キロ、急に家が立ち並ぶ十谷に出くわす。これは十谷の観光案内所兼バス停留所兼休憩所。少し写ってるけど狭い急カーブに建っていて、ここまで富士川町営バスが運行されている。観光案内所といっても案内の地図看板と観光パンフレットが置いてあるだけ。


 中はこんな感じで、すごく綺麗に清掃整備されている。トイレもあるから休憩にも便利です。十谷はすごい谷間で平地がほとんどないけど、この付近には結構広い無料の観光駐車場もあってバイクや車で訪れても大丈夫だ。


 駐車場に車を停めて十谷を散策すると、こんな看板を見つけた。古民家開放中とは面白そうだ、見学しに行こう。


 この蔵造りの長屋門のような立派な門構えの民家が開放されているようだ。見学料金は200円とあるが、せっかくここまで来て見ない手はないだろう。


 中では人懐っこいビークル犬がお出迎え。尻尾を振って喜んでいる。
すごく大きな立派な古民家で、実際に住んでいる方が一部の部屋を案内してくださる。十谷に関することもいろいろと聞かせてもらって勉強になった。ちなみにこの家は築122年だそうだ。


 住んでいるような気配は無いけどこのような大きな家が点在している。今でこそ行き止まりの山間集落だが、かつては鰍沢と身延を繋ぐ物流の一大拠点で200軒もの家が建ち、大きな商家があり、パチンコ屋やスナック、10件ほどの民宿があったそうだ。 


 なまこ壁の家がある。でもここは伊豆の下田ではなく山梨の山の中です。


 火の見櫓と神社。鈴鹿神社です。


 道の石畳は最近整備されたものとの事でしたが、どうですレトロで素敵な風景の小路ですね。

 さすがに十谷は今回のイベントでは少々距離もありますのでコスプレ許可地区にはなっていません。でも素敵な街並みが残っているのでそのうちイベントで撮影できたらいいなと思います。
 十谷の町の一番奥に食の体験施設「つくたべかん」があり、食事をすることもできます。また街中の民宿は今はまったくやっていないですが、林道に至る町の奥に温泉がある旅館が2軒、民宿が1件営業しています。立寄りで温泉に入ることもできますが、泊まってゆっくりするのがいいです。僕の今回の家族旅行はここに泊まるのが目的でした。