田切通信

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轟天号を追いかけて7に先だって

2018-07-30 18:31:00 | 飯田線の旅
 7月最後の土曜日28日に、夏の恒例行事となった感がある「轟天号を追いかけて」の第7回目が田切駅~伊那市駅で行われた。なぜこの時期かというと、例年梅雨が明けて気圧配置が安定して好天が期待できるからなのだが、今年は梅雨が6月の終わりに明けてしまうし、台風12号が直撃ルートでやって来るしで、想定外の事態になった。
 そのあたりの事は次回以降にのんびりと紹介するとして、初回は轟天号の開会式の前に行われた記念碑の除幕式について紹介します。
 既に数年前に「アニメ聖地巡礼発祥の地」を全国に向けて高らかに宣言しているが、今回は「アニメ聖地巡礼発祥の地」の碑が建立されて、その除幕式が行われたのでした。


 序幕前はこの状態でした。台風接近に備えてブルーシートで包んでロープでぐるぐる巻き。
場所は見ての通り田切駅下の駐車場で、元からある消火栓の横。ここは聖徳寺さんの駐車場なので、車1~2台分のスペースを碑のために提供していただいたわけだ。



 これが序幕後の碑。見ての通り「アニメ聖地巡礼発祥の地」と碑文が刻まれている。
建設にかかった費用は、あ~るファンの寄付によるもので、行政機関も企業も関与していない。
 


 裏面の文章。読めるかな?何分「大人の事情」というやつで、作品名もキャラクター名も書かれていない。でもまあ、ところどころ文字サイズが大きくて、ゴシック体の文字があるのが分かるだろうか。それをつなげると「きゅうきょくちょうじ・・・・・」となる仕掛けになっている。

 さて、こうして「発祥の地」を宣言した碑が公開されたわけだが、当然のように賛同する人、どうでもいい人と、反対する、反感を持つ人もいるであろう事は容易に想像できる。
 以下は私の意見だが、この発祥の地の理念は以下の3項目から立ち上がっている。
1.第3者から客観的に確認できる記録がある事。
  「俺はこれより早い○○年に○○を見て○○を訪れたから、そっちの方が発祥だ!」と
いう記憶や私的記録ではなく、動かしがたい記録が残っているという事。
2.当時から現在に至るまで、継続的にファンが訪れている事。
3.画面に出た景観がそれと分かる形状で現在も残っている事。
 
 と、偉そうに言ったけれど、僕自身「発祥の地」だと思い入れがある作品や土地はあっちこっちに乱立していいと思っています。だから、反論がある人やサークルの皆様は、苦情を申し立てるのでは無く、自分たちもいろいろと苦労して碑を建てたらいいと思う。こうした実物、しかも小さくは無い、を作り上げるには相当の苦労がある。その苦労を知った上で「発祥の地」繋がりで楽しく酒を酌み交わしたい。発祥の地全国大会なんか出来たらかなり面白いと思います。

 文末に、この石碑の建立に並々ならぬ熱意であたり、ついに現実の物とした主催者の方に敬意を称します。

 次回からは轟天号を追いかけて7~田切駅大掃除の様子をご紹介します。