8月22日(木)山梨県河口湖近傍にある自動車博物館見学に行って来ました。名称は自動車博物館ですが、飛行館も併設されていて、ここでしか見られない戦闘機があります。しかも、開館(一般公開)は1年の内で8月だけで、残りの11か月は閉館します。この8月で見逃したら次は来年の夏。そんな訳で予定を調整して行ってきました。
早めの昼食を済ませて12時少し前に博物館に到着、そこそこ広い駐車場はほぼ満車でした。こちらが倉庫建ての飛行館です。主翼の無いセイバーがゴロンと置かれている。入館料は1,500円です。
見ての通り主翼が付け根から外されています。雨ざらしなので程度はあまりよくない。右のでかいプロペラは何だろう?解説がないので分かりません。左端にちょっと写り込んでいる車、これだけでも見る人が見れば車種が分かりますね。
事前に博物館のHPで確認していたので知っていましたが、携帯電話(スマホ)のみ撮影可能と言う決まりがあります。張り紙で小型カメラは撮影可能と告知してありました。何でだろうといろいろ考えましたが、大型カメラの長いレンズだと、貴重な展示物を傷つける懸念があるからではないかと思いました。もちろん銀箱(金属製カメラケース)の肩掛けなんてNGでしょう。あと、貴重な展示物の盗難防止と言う狙いもあると思います。
建物の入口を入るとすぐに受付があり、そこで入館料1,500円を支払います。持って行ったコンデジを見せて「これは使ってよいですか」と確認しました。笑顔で大丈夫ですと答えてくれました。
建屋は倉庫で柱が無く広いスペースだし天井も高いですが、展示されている飛行機がそもそもでかいので、ぎゅうぎゅう詰めの印象です。
受付を過ぎてまず目につくのはこいつ。日本陸軍の戦闘機「隼」の1型(上の緑色)と2型(下の銀色)です。隼の実機が見られるのはこの博物館だけ。敗戦国の兵器は終戦後にことごとく破壊されてしまったので、完全な実物は残りません。これらの展示機は南の島などで発見された残骸を、時間をかけてレストアしたものです。この博物館が11か月も休館するのは、レストア作業を行うためです。
現在のジェット戦闘機に比べると小さいですが、やはり実物を近くで見るとでかいです。
陸軍1式戦隼のすぐ横には海軍零式戦闘機21型(にじゅういち型ではなく、に・いち型と発音します)通称ゼロ戦ですね。旧軍の戦闘機と言えばこれを思い浮かべる人が多いでしょう。こうした組み立てられた実機の他に、壁際には航空機用エンジンが多種展示されています。
その2に続く。