引き続き飛行館の展示物を紹介します。
天井から吊り下げられている複葉機は、九三式中間練習機。海軍の練習機で尾翼が赤く塗られているので「赤とんぼ」と呼ばれました。
この骨組みは零式艦上戦闘機の外販を剥がした状態の展示機。軽量化の為に極限まで薄く細くした骨材で組み上げてあります。思っていたよりも細かく骨が入っているのに驚きました。
こちらは零式艦上戦闘機52型(ご・に型と発音します)でゼロ戦の最終型です。エンジンを出力向上型「栄31」に積み替えたのでエンジンカウリングの形状が21型と違っています。エンジンがよく見えるようにカウリングの一部を外して展示しています。
飛行機そのもの以外にも関連した展示物がありました。
三菱十字号自転車。戦後に飛行機の製造が禁止されたため、大量に余った飛行機用のジェラルミンを使って製造された自転車で、板材をリベットで固定する航空機製造技術が応用されています。
今見てもなんか格好いいです。僕は知らなかったけど、自転車関係の漫画に出ているらしいですね。
この機関銃みたいなものは動画撮影用のカメラです。六櫻社(現コニカミノルタ社)製です。
銘板のアップです。
使用するフィルム。
この他に古いポスターなどが壁に展示されていました。まだまだ続きます。