田切通信

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川越七福神巡り2025 その1 七番・六番

2025-01-21 06:37:52 | その他

 2025年1月7日、新年が明けて恒例の「川越七福神巡り」をしてきました。日本の神様はそれぞれに専門性があり、御利益もそれに沿ったものになる訳ですが、福の神七柱をまとめてお参りすれば多少は専門から外れたお願いでも大目に見てくださるだろうと軽い気持ちで回ってきました。

 今年はいつもとはコースを変えて、七番の弁財天様から逆に回ることにしました。深い理由はなく、単純に見える景色が逆向きになるし、いつもと違った道を通ることになるかもしれないと考えたからです。

 

 狭い路地にある妙昌寺さんに弁財天様がいらっしゃいます。川越七福神巡りは、経路上に案内看板が出ているでもなく、観光パンフレットの地図は凄く大雑把で分かりにくく、迷ってうろうろしている観光客をよく見かけます。特に七番は住宅街の路地にあるので迷いやすいです。

 

 妙昌寺さんの本殿です。弁財天様はここではなく、ここを左に回り込んで坂を下った先にいらっしゃいます。

 

 この坂を下ります。知らないと少し不安になりますが、のぼりに沿って進みます。

 

 七福神様はそれぞれにこのフォーマットの案内看板が設置されています。弁財天様は七福神の中で唯一の女性の神様で、芸能関係と財福に御利益があります。

 

 川越で流行りの花手水がありました。

 

 こちらが弁財天様が鎮座している祠です。扉が固く閉ざされていて、しかも中が暗いので、弁財天様のお姿を拝むことが出来ません。

七番を最初に訪れたのでまだ時間が早く、祠の横のお守りなどを授ける窓口と裏門も開いていませんでした。そこで本殿前の正門まで引き返して六番に向かいます。

 

 六番に向かう途中にも寺社が多数あります。これはその一つの境内で見つけた花です。木肌はどう見ても桜だし、花も桜です。しかも冬に咲く寒桜ではなくソメイヨシノです。

 

 六番見立寺さんに着きました。ここにいらっしゃるのは布袋尊様です。

 

 布袋尊様は福徳の御利益のある福の神様です。

 

 通りに面した看板から、坂道を上がった先が境内になります。1月7日にはまだ門松が飾られています。

 

 前は境内にあるこの小さな祠に布袋尊様が座していましたが、本殿の方に遷座されています。

 

 こちらが本堂です。

 

 そしてこちらが布袋尊様です。何やら嬉しそうなお姿で、お参りをしたらいい事がありそうです。

六番を出ると、次の五番までは少し距離があります。途中で川越の観光地として有名な菓子屋横丁と蔵造の一番街を通ります。

 

 菓子屋横丁にあった電柱です。観光地区では電線の地下化が進んでいるので電線はありませんが、こうして電柱だけが残っています。最初はオブジェか何かのつもりなのかと思いましたが、変圧器(トランス)は地下に埋設できないので、地上に新たな設置場所が確保できない場合は、こうして電柱は残して元々あった状態で使用するのだそうです。つまりこの状態でも現役で活躍中なのです。

 

 こちら古い丸型郵便ポストですが、既に使われていませんでした。形だけ観光用に残してあるもので、ペンキが褪せて錆が出ています。

 

 菓子屋横丁の出口(入口でもありますが)にあるこの古い民家風のお店は、昨年末に惜しまれつつ閉店した料亭「いも膳」さんの系列店で「いも膳うなっ子」です。いも膳の味を引き継いでいるそうです。壁に居るコイは、発泡スチロール作品です。

 

 一応メニューも紹介しておきます。う~ん、やはりお高目ですね。庶民には少々敷居が高いですが、観光客には人気の店です。

 

 菓子屋横丁のある一帯は、この様な大小の発泡スチロールの作品が多数飾られています。

 

 路地の先にまたオブジェ的電柱がありました。この写真で電柱の右に写っている鳥居の奥にお稲荷様があり、ここがあまり知られていないスピリチュアルスポットです。京都の伏見稲荷から、東京の王子稲荷に白狐が使いとして来た際に、ここで川越の町衆に捕まって喰われたそうです。その後あれこれ祟られたりしたので、慌ててお稲荷さんを作ってお祀りしたのだそうです。

 

 店の軒下には何やら風情のある飾りがありました。水仙がいけてあります。

 

 一番街の重厚な蔵造りの建物です。一番街に面したすべての建物が蔵造と言う訳ではありませんが、小江戸の雰囲気が感じられます。

 

 蔵造の通りでこの大きな洋館は少し異色な風景です。これは埼玉りそな銀行の支店だった建物で、現在銀行業務はATM窓口だけで、残り大部分は観光施設として再利用されています。

 

 りそなコエドテラスと名を変えて、おしゃれなカフェ等のテナントが多数入っています。

 

 観光客に人気がある「猫まんまおにぎり」の店先の案内張り紙で、手書きが楽しいです。乾物屋さんが店頭で売っているおにぎりで、高級な削り節がたっぷりかかった醤油味の焼きおにぎりです。僕も販売開始した頃に1度食べたことがあります。確かに削り節は高級品でしたが、まぁ思った通りの焼きおにぎりの味でした。

 

 コエドテラス前にあるこの丸型ポストは現役です。だからペンキもしっかりしていて錆もありません。川越市内にはこの丸型ポストが意外なほど多く現役で残っています。

 

 その2に続く。



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