田切通信

旅行に写真に究極超人あ~るに飯田線田切駅

キャンプの季節が待ち遠しい5

2006-05-25 20:02:44 | その他
 テントって言うのは薄い布1枚(フライシート付けても2枚)だけのものだから、雨が当たると雨音がもろに中に響く。防水性があるから新しいうちは雨漏りはしないが、ちゃんと手入れしないと縫い目などから雨漏りするようになる。中に入ってビールなどちびちびやりながら、この雨音を聞いていると、かなり強く降っているように感じるのだが・・・入り口から顔を出して見るとそれ程強く降っていなかったりするのがちょっと楽しい。

 このような駅前野宿キャンプでも、お湯だけでも沸かせると食事の幅が広がる。さらにちょっとした調理や暖を取ったりするのにもコンロ(バーナー)は欠かせない。最近はガスバーナーも種類が増えたし、値段も安くて手頃な品が多くなった。カートリッジ式ボンベのバーナーなら、分解するとそれ程かさばらないし、特別な手入れも不要でしかも取り扱いも簡単で便利だ。
 但し弱点もある。ガス式のボンベは寒い時期はからきし火力が弱い。加圧されて液化しているガスが、燃焼できるように気化するのに気化熱で冷えるから、気温が寒いと気化しにくくなり火が大きくならない。いくらたってもお湯が沸かなかったりする。キャンプ専用ですらそうだから、自宅用のカセット式コンロでは、全く役に立たない。一応寒冷地用のガスボンベというのもあるのだが、高くて買えない。
 そこで、ガソリン式のコンロを使うことになるのだが、こいつは取り扱いが面倒で、いろいろと仕来りがある。しかも使う度に手入れが必要なのも、まあ面倒くさいのだった。

キャンプの季節が待ち遠しい4

2006-05-23 21:28:36 | その他
 これから先、夏場などは天気が良ければテントを張らずに地べたに寝袋で野宿してしまう。特に田切駅下の町営駐車場の隅っこにごろごろ寝てしまうのだが、意外と地面のアスファルトが夜になっても熱を持っている。日中の太陽をめいっぱい浴びて、たっぷり蓄熱しているのだ。これがかなり寝苦しい。なにしろ夏場にホットカーペットの上で寝ているようなもだ。

 この露天ごろ寝は、時として夜半の雨に祟られたりする。だいぶ前、かれこれ20年近くになろうか、ドカシー(青い工事用ビニールシート)を敷いてごろ寝をした時に、雨に降られて水没したことがあった。
 2メートル四方くらいの大きさのドカシーを地面に広げて、その上に2~3人ほど寝袋で寝そべって、一応その上から同じ大きさのドカシーをかけた。ドカシーは一応防水なので、多少の雨でも万全!と思いこんでいた。今にして思うとお馬鹿である。なぜなら敷いているドカシーとかけているドカシーが同じ大きさなのだから、中に人が寝ている分だけ、上のシートが盛り上がるわけだ。その結果、周囲が引っ張られて、敷いているシートよりかなり小さくなっている。そこに雨が降ると・・・防水性が逆に災いし、シートの上に降った雨が全部、下のシートに流れ落ちる。すると下のシートの中にどんどん水たまりが出来る。夜中には「何か濡れているな~」と気がついたが、夏場の雨なので冷たいわけではない。ここで起きたら2度と眠れないと思うので、無理をして寝続けたが・・・・ついには体の半分ほどが水没してしまった。さすがのこの状態では寝続ける事が出来ない。夜中にずぶ濡れでどうしようもない状況になった。

 ただ、テントの中で聞く雨の音は風情があって良い。

キャンプの季節が待ち遠しい3

2006-05-20 20:54:24 | その他
 テントの中では寝袋で寝る。シュラフ等とも呼ぶ。細かいことは言い出すときりがないが、大きく分けると「封筒型」と「人形型(マミー型)」の2種類になる。封筒型はその名の通り縦型封筒状の形態を有し、ファスナーを全開にすると1枚のマット状になるし、繋げて巨大化させる事も出来る。
 一方、人形型は一般的に寝袋と言って想像されるタイプで、蓑虫状のものだ。また、冬用・夏用・3シーズン(晩春~初秋)用等と分けられる。一般論として、肩口の大きく開いた封筒型は冬場は寒く夏向けである。
 まあ、真冬に野宿でもしない限り、ホームセンターで普通に売っているもので充分間に合うだろう。但し冬場、あるいは雪の中で寝ようと思ったら専門店で、予想される最低温度に対応した物を買う必要がある。そうなると値段が飛躍的に高くなる。何にしてもプロ用は高いのだ。
 そんな支出は出来ないが冬に野宿したい!と思うなら、まず夏用の薄手の人形型と、大きめで厚手の人形型を2個買ってきて、2枚重ねで寝るとかなり我慢できる。その上にシュラフカバーを重ねればもう大丈夫だ。

 僕は以前(独身の頃)は年間350日前後は寝袋で寝ていた。つまり、毎晩寝袋で寝ていたのだ。で、残りの15日程度は職場で泊まりの時とか、旅行で宿に泊まったときとか、寝袋が手元にない夜だった。布団はかさばるので嫌いだったのだ。寝袋なら丸めて縛ると小さいし、丸洗いも出来るしで大変便利なのだ。当然冬場は冬用のダウン(羽毛)の寝袋を使った。ある日マルハチの布団セールスマンが訪ねてきた。何で(多分どんな布団での意)で寝ていますか?と聞くので、脇に転がってる寝袋つまみ上げて「これ」と言ってやった。それじゃ冬は寒くないですか?と言うので、押し入れから丸めてあった冬用のダウンの寝袋を引っ張り出して、「冬はこれ、ダウンで暖かい」と言ったら、何も言わずに帰って行った。

キャンプの季節が待ち遠しい2

2006-05-18 20:54:55 | その他
 テントの中では基本的に火気の使用はしない。なぜならテントの本体が化繊だから極めて火に弱いのだ。たばこなんかでも簡単に穴が開いてしまう。穴が開くと雨が漏るし、強風で破けてしまうから大変なのだ。
 一酸化炭素中毒どころか丸焼けで大やけどでは様にならない。
だから明かりは懐中電灯等で何とかする。最近は高輝度LEDを使った消費電力が少なくて明るい物があるので、電池で長時間つけていられる。
 テントはそれなりに安心感があって、雨風をしのいで足を伸ばして寝られるのでよいのだが、所詮薄っぺらい化繊の布1枚であるから、防犯というか保安は良くないので、その点は十分に注意が必要だ。カッターで簡単に切り裂かれてしまう。「テントに入れば万全」ではないことを常に忘れないようにしたい。

 テントの中にはウレタンのロールマットを敷く。片面が銀色でもう片面が青い奴だ。シーズン中はホームセンターで安く売っている。これは地面の多少のでこぼこを吸収し寝心地をよくするのと保温の効果がある。夏場はともかく、秋から冬にかけて地べたに寝てみればすぐ分かるが、寒気は空気からではなく地面から伝わってくる。そこを断熱できれば大概の寒さは我慢できるものなのだ。
 テントを張って、ロールマットを広げて、荷物を隅っこに置いたら、狭いながらも宴会場の完成だ。近くの店(田切駅下で野宿する場合はコスモ21で)で買ってきた総菜を出して缶ビールを開ける。TVもPCも仕事もない夜であるから、普段の生活では考えられないほど時間がある。もちろん携帯ゲーム機や携帯電話でwebを見たりするのは厳禁なのだ。

キャンプの季節が待ち遠しい

2006-05-17 21:05:21 | その他
 日本も西の方から梅雨前線進行してきていて、ここしばらくは雨がちの天気だ。こうなると早く梅雨が明けて、キャンプ日和になるのが待ち遠しい。

 僕はホームセンターのバーゲンで2,980円で買ったテントを愛用している。公称4人用だが、実際成人男性なら3人寝るのが精一杯だ。底辺の長さが200cm×200cmのドーム型で、このドーム型が最近は主流なのだった。昔ながらの三角屋根のテントなんて何処を探しても売ってないのだ。
 ドーム型の利点は弾力のあるポールを十字にくんで骨組みにするので、コンクリートの上でも自立することだ。地面に杭を打つ必要がないのだ。しかもポールも40~50cm位の長さで折りたためるので、畳んで丸めるとザックに中にはいるほど小さくなる。少し大きめのザックを背負っていく根性が有ればテントに寝袋を余裕で持ち歩けるので助かる。最近は夏場に田切駅の下の駐車場の隅っこでテントを張って野宿することが多い。小さいながらも中に入ると結構広く感じるのが不思議だ。

 キャンプがブームになって以来、あまりキャンプのことを知らない人も気軽にキャンプするようになった。以前とあるキャンプ場で、恐らくホームセンターで買ってきたと思われる箱入りので封も切っていない新品のテントを取りだし、張り方が分からないで途方に暮れている人を見た。まあ、事前に1回張ってみろとは言わないが、せめて箱だけは開けて構成品に欠品がないか、テントに破れなどがないかを確認しておくべきではないかと思った。
 雨の日にテントの生地が濡れると通気性が無くなる。まあ、ゴアテックス製の高級品なら多分大丈夫なのだろうが。そんな通気性がないところでコンロやら火をたくと確実に一酸化炭素中毒で病院か墓場送りになる。まるで馬鹿みたいな話だが、実際にその手の事故は毎年起こっているのだ。まず基本的なところを押さえないと、キャンプはかなり危なかったりするのだ。