田切通信

旅行に写真に究極超人あ~るに飯田線田切駅

大掃除なのだ8

2008-01-17 21:20:30 | 飯田線の旅
 松本丼を堪能したので、あがたの森公園に向かう。
あがたの森公園は、駅前の大通りを真っ直ぐ進んだ先にあり、歩いても30分くらいで着く。だが、駅前から100円バスが出ていて、これに乗れば公園に横付けになるのだ。
バスは東・西・北の3コースあって、あがたの森公園に行くのは東コース。因みに有名な松本城には北コースに乗れば行けるのだ。
 駅を出てすぐ前のロータリーにあるバス停に向かうと、バスは今しがた出たばかり。
次のバスは約20分後だった。そうなると歩いていくのと時間的に大差ないように思うが、折角だからバスで行くことにした。



 これが東コース用の小型バス。西と北は普通の大型バスで運行している。どのコースも料金は一律に100円。誇らしげに車体に100と書いてある。各コースともに市内をぐるっと回ってまた駅前に帰ってくる。乗り降り自由の1日フリー切符が300円らしいので、市内観光するには安くて便利だ。



 車内はこんな感じで、席は確か11席だけ。車体幅が狭いので、向かい合った席に着席すると通路に立つ隙間が無くなる。
 さて、バスが駅前を出発すると、大通りを真っ直ぐ行かないで脇にそれる。倉のある古い町並みなどを経由して、裏側からあがたの森公園に向かうのだ。だから少し時間が掛かる。これは計算外だった。



 やっと、あがたの森に着きました。これがお馴染みの旧制松本高校の保存校舎。下見板貼りの木造2階建てだ。去年の同時期に来たときは雪の中だったが、今回はこのように晴れている。OVAにもこのアングルが良く出てましたね。校舎の屋根の色が赤系統だったのが違うところかな。先発したあ~る君、亀さん、局長の3人は既に校舎の見学をすませていて、これから昼食だという。そこで到着したばかりの僕とさぶちゃんもすかさず合流して一緒に昼食タイムとする。



 こっちが校舎の並びに立っている新築の「旧制高校記念館」で、鉄筋コンクリートの外壁を飾り煉瓦貼りにしているようだ。確かにレトロな雰囲気をよく醸し出しているものの、隣が木造下見板貼りだから違和感がある。どうせなら木造にすれば良かったのに。基本的に旧制高校の資料館で有料施設だが、1階ホールのミュージアムショップと喫茶店は無料エリアだ。この喫茶店で、中庭を見ながら優雅に昼食にしようという計画だ。
 僕とさぶちゃんは、今さっき第2朝食の松本丼を喰ったばかりだが、これから昼食だ。だからラーメンを付けなかったのだ。

大掃除なのだ7

2008-01-16 21:21:36 | 飯田線の旅
 散々引き延ばして、やっとこさ「松本丼」なのだ。
松本駅の改札を出て、すぐ先にある幅の狭いエスカレーターで、確か4階に上がる。ここが駅ビルの最上階となり、お土産屋や食事処が並んでいる。その中の1軒、エスカレーターの降り口のすぐ前の店で松本丼を出しているのだ。店の外にあるメニュー紹介のパネルでもちゃんと紹介してあり、いわゆる卵とじのカツ丼に、松本の名産品のゴボウとエノキダケと山芋が入っている丼なのだとある。見た目はまあ普通にカツ丼だ。
 お値段は確か840円!これにミニラーメン160円の付いたセットもあり、合計1000円だ。「ミニラーメン」とあるが、どう見ても「半ラーメン」で、普通のラーメンの半分ほどのサイズはありそうだ。僕とさぶちゃんは次があるので、あえてミニラーメンは付けずに、松本丼単品を注文した。



 出ました、これが松本丼!見た目は普通のカツ丼でしょ?卵とじになった部分にきざんだゴボウとエノキダケが入っていて、カツの下のご飯に山芋のすりおろしたのが掛かっているのだ。見ての通り、それに味噌汁と沢庵が付いている。

 気になる味は?率直に言って「旨かった」です。ただ、普通のカツ丼とはだいぶ趣が違う。、まず、ゴボウという野菜は非常に土臭い。だからこれが少しでも入ると全体が「ゴボウ風味」になる。ゴボウの土臭さが嫌いな人は、それだけで旨くないはずだ。吉野家の最初の豚丼が、ゴボウ臭いばかりで美味しくなかったのを覚えている人はいるだろうか?まさにあの状況だ。
 次にご飯に掛かった山芋だが、普通に「山かけご飯」の味になる。これも好き嫌いがある味だろう。山芋が駄目な人は、やはり旨くないだろう。
 では、ゴボウと山芋が大丈夫な人なら旨く思うかと言うと、これも少し疑問がある。つまり味が渾然一体に解け合って・・なんて状況ではなく、カツ丼の味の中にも、ゴボウの土臭さと山かけご飯の味が、はっきり識別できるほど感じられる。どうも、料理としては今ひとつ完成度が低いと言わざるを得ない。
 分かりやすくイメージできるように説明すると、きんぴらゴボウが少しのったカツ煮をおかずにして、山かけご飯を食べると近いんじゃ無かろうか?

 じゃあ、ホントに旨いの?と聞かれれば、僕とさぶちゃんは素直に「旨い」と思った。肝心のカツがちゃんとしたお肉で美味しかったし、もう少し山芋が多い方が更に旨いんじゃないかと思った。
 わざわざこれを食べるために松本まで行くほどではないが、メシ時に松本駅にいたら間違いなく食べるだろう。だって、ここでしか食べられないからね。



 松本駅外観。全く雪がありません。

大掃除なのだ6

2008-01-15 21:54:17 | 飯田線の旅
 大糸線上りで松本に着いた。
またしてもML信州の回送と遭遇した。
こんな時間に南下するなら、客を乗せりゃあいいのに。



 松本電鉄上高地線がホームで待っていた。新島々行きだ。
どこかで見たような車両だなと思ったら、井の頭線で使っていた車両だと亀さんが教えてくれた。なるほど見覚えのあるはずだ。色は全然違うが、僕はだいぶ昔に通学で使っていたのだ。



 どうやら、自転車を折りたたまないで、そのまま乗れるようだ。この御時世、環境に配慮した施策だと思う。乗車率の少ないローカル線ならではだろう。山手線ではとてもじゃないが自転車をそのまま乗せる隙間はない。



 構内の弁当屋。ちょっと覗いたら弁当の種類が多くそそられる。もう10時を回っている。そろそろお腹が空く時間なのだ。ここで、昼飯の選択を迫られる。局長が立案した今回の旅の計画では、すぐに「あがたの森公園」までバスで移動して、旧制松本高校の校舎を見学した後、旧制高校記念館内の喫茶店でカレーを食べることになっている。そうなると駅ビルの中の店1軒でしか提供されていない懸案の「松本丼」を食べる事が出来ないのだ。どうやら局長は松本丼をはなから食べる気はないようだ。こうなったら副部長である僕自らが松本丼の有り様を確認せねばなるまい。
 そこで、腹へり組の副部長&さぶちゃんの2人は駅ビルに残り、松本丼を「第二朝食」あるいは「昼飯前」に食べることになり、残りの局長&あ~る君&亀さんの3人は、直接あがたの森に向かうことになった。



 これが駅ビルにある食事屋でのみ食すことが出来る松本丼。なんか薄くモザイク掛かってまっせ?と言うわけで詳細は次回!(何も引っ張らなくたって・・)



大掃除なのだ5

2008-01-13 21:24:17 | 飯田線の旅
 星湖亭を後にして信濃木崎駅まで戻る。駅がもう少し北寄りにあれば移動距離が短くなって楽なんだが・・。



 露出がオーバー気味で、白がとんでしまったが、駐車場側から見た「ゆ~ぷる」の建物。手前側がプールで、奥が温泉と食堂になる。南天だろうか?前景の木の実の赤が雪に映えて鮮やかだ。ここの食堂は11時からの営業なので、この時間はまだ開いていない。信濃大町の名物らしい「黒豚」を使ったメニューがあって、ハンバーグやらそぼろの丼なんかが旨いんだが、食べられなくて残念。OVAの舞台にもなっている関係で、タイアップメニュー「ツインズ定食」もある。



 信濃木崎駅のエントランス正面。海ノ口と違って、新築の新しい駅舎だが、いい風情ですね。



 ML信州の回送が上りのホームに停車中。どうやら交換待ちのようだ。2回目の出会いです。



 ホームの椅子。見ての通り、ホーム上はまったく雪が無い。



 空が青い。空気が冷たくて気持ちいい。上りホーム側から見た駅舎。遠景の山にも雪が積もっている。ここは、都会のあわただしさとは無縁の世界だ。
 冬の木崎湖来訪はこれで終わり。次の目的地は松本駅だ。と言うことは・・・駅ビルで松本丼か?

大掃除なのだ4

2008-01-11 21:59:00 | 飯田線の旅
 信濃木崎駅に降り立ったものの、辺りはまだ薄暗いのだ。
ホーム上や通路や道路は綺麗に雪がかいてあるが、その他の場所は雪がけっこう積もったまま堅くなっている。
 夏には一面の田圃だったが、今は雪原だ。駅を出て朝風呂の待つゆ~ぷる木崎湖に向かう。歩道が雪に埋まって歩けないので、車に注意しつつ車道の際を進む。



 ゆ~ぷるは夏場は朝6時から早朝営業していたが、1月からは7時営業開始に変更さている。途中のローソンによって、僕らが着いた時は、営業を開始していた。ゆっくり一風呂浴た。露天風呂で足を伸ばしていると、夜行列車の疲れとアルコールが抜けていく。何と贅沢な旅だろう。露天風呂の回りは雪が残っていて、雪見風呂だ。



 風呂を出ると、もうすっかり辺りは明るくなっている。その足で木崎湖に向かう。
星湖亭裏の公園はこの夏改修工事が入って、綺麗に整備された。今回は雪深く積もっていて中に入れなかった。お約束の滑り台。



 お約束のブランコ。OVA見てない人には単なる遊具に過ぎないが、見てる人はそれなりに大喜びなのだった。何かどっちにも往復した足跡がありますね~。誰が入ったのか?実は思い当たる節がある・・よね?



 湖面にはうす~く氷がはっている。桟橋も足跡が無く綺麗な雪が積もったままだ。
ボートは湖面から引き上げられていて、貸しボートは開店休業中(のようだ)



 気温が低いせいか、雪は乾燥していてサラサラだ。あ~る君が大喜びで雪と戯れている。



 星湖亭の前の3人組。左から宇宙局長の背中(携帯使用中)、亀さん、さぶちゃん。
木崎湖は実に長閑な良いところだ。暖かくなったら再訪することを誓い次の目的地に向かうのだった。