サンシャイン劇場で上演中の「歌姫」私は見てませんが、以前TOKIO長瀬智也の主演でテレビドラマ化もされた作品です。この時は、相手役が相武紗希でした。
今回は、ヒロインは、AKB48の入山杏奈が務めています。舞台は、土佐の今日で閉館するという映画館「オリオン座」。最後に上演されるのが「歌姫」という映画。亡くなった館主の遺言ということですが、なぜ、この映画だったのか。また、この映画を見るためにやってきた母子連れ。彼らと映画の関係は? こうした謎が解かされた時、物語はラストを迎えます。「夕」「くちづけ」などと同じく宅間孝行らしいハートウオーミングな作品に仕上がっています。
時は昭和30年代。戦争で記憶喪失になってしまった男・太郎(宅間)は、オリオン座の主人(斉木しげる)に助けられ、そこで働いています。主人には、妻(かとうかず子)と娘・鈴(入山)がいます。鈴は、まもなく20歳になるかわいい娘。太郎に気がある様子。太郎も気づいてはいますが、互いに口に出すことはありません。周りのみんなが、「2人が結ばれてくれればいい」と、暖かく見守っているところへ、美和子(酒井美紀)という女性が現れます。実は、彼女は・・・
というストーリー。
そんなに、この人の作品を観たわけではありませんが、基本、善人ばかり登場するのが宅間作品のいいところ。性格的に粗野な人間 厄介な人間も登場しますが、心根はやさしい。彼らが戸惑い、喜び 悲しんで作品が出来上がっていきます。この作品しかり「夕」しかり「くちづけ」しかりです。だから、客席も優しい気持ちになれる今回も、ラストの仕掛けで、私、思わずウルウルしてしまいました。隣の女の子など、そのシーンからずっと泣き通しでした。そして、ラストの入山のセリフ「普段は秋葉原で働いています」で、ちょっとニコリ。このあたりが、作者の真骨頂でしょう。
カーテンコールで「来年は新作を用意する」と宣言してましたので、楽しみに待ちたいと思います。
今回は、ヒロインは、AKB48の入山杏奈が務めています。舞台は、土佐の今日で閉館するという映画館「オリオン座」。最後に上演されるのが「歌姫」という映画。亡くなった館主の遺言ということですが、なぜ、この映画だったのか。また、この映画を見るためにやってきた母子連れ。彼らと映画の関係は? こうした謎が解かされた時、物語はラストを迎えます。「夕」「くちづけ」などと同じく宅間孝行らしいハートウオーミングな作品に仕上がっています。
時は昭和30年代。戦争で記憶喪失になってしまった男・太郎(宅間)は、オリオン座の主人(斉木しげる)に助けられ、そこで働いています。主人には、妻(かとうかず子)と娘・鈴(入山)がいます。鈴は、まもなく20歳になるかわいい娘。太郎に気がある様子。太郎も気づいてはいますが、互いに口に出すことはありません。周りのみんなが、「2人が結ばれてくれればいい」と、暖かく見守っているところへ、美和子(酒井美紀)という女性が現れます。実は、彼女は・・・
というストーリー。
そんなに、この人の作品を観たわけではありませんが、基本、善人ばかり登場するのが宅間作品のいいところ。性格的に粗野な人間 厄介な人間も登場しますが、心根はやさしい。彼らが戸惑い、喜び 悲しんで作品が出来上がっていきます。この作品しかり「夕」しかり「くちづけ」しかりです。だから、客席も優しい気持ちになれる今回も、ラストの仕掛けで、私、思わずウルウルしてしまいました。隣の女の子など、そのシーンからずっと泣き通しでした。そして、ラストの入山のセリフ「普段は秋葉原で働いています」で、ちょっとニコリ。このあたりが、作者の真骨頂でしょう。
カーテンコールで「来年は新作を用意する」と宣言してましたので、楽しみに待ちたいと思います。