40日目 雀宮駅 => 石橋駅 約6.9Km
雀宮駅の改札口と自由通路はこんな感じである。
駅の2階から西口方面をみると住宅地が広がっていた。
駅を後にして“日光街道”へと戻る途中で民家を移動しているところを見かけた。
道路の拡張に伴う移動なのだろう。
住宅を基礎の部分から持ち上げて裏手のほうへ移動しているところだった。
私の子供のころに何度かこのような光景を見たことがある。
現在は家の下に鉄骨をくぐらせて持ち上げているが50年前は木材を使って人力で移動させていた。
ここのお宅は由緒ある民家なのだろう門も一緒に移動させている。
どうやら新たに作ったコンクリートの基礎の上に固定させるところのようだ。
やっと東京まで99キロ地点まで来た。
「とうとう100キロを切ったか」という思いと「まだ99キロもあるのか」という思いが交錯する。
商店の前でドリンク全品50円の自動販売機を発見。
帰宅後にインターネットで調べると大阪には10円の自動販売機まであるそうだが、私がいままで見た限りでもっとも安い。
これは買わねばならない!
どれでも50円なのだからさっさと買えばよいのに、どのボタンを押すかで迷う。
けっこう優柔不断な性格のだ。
結局オレンジジュースを買う。
ここのキロポストは道路の縁石に貼り付けてあった。
下野市に入った。
私は最初は下野を「したの」と間違えて読んでいた、そのあとは「しもつげ」と読んでいたが正しくは「しもつけ」だったのだ。
地名と人名の読み方は本当に難しい。
茨城県をずーっと「いばらぎ」と読んでいたがこれも「いばらき」と読むのが正しいのだと知ったのはずいぶん後になってからである。
道路の標識を見ると“東京街道”と書いてある。
いつのまにか“日光街道”から“東京街道”に入ってしまったものらしい。
そろそろ昼食にしたい。
街道沿いにヨークベニマルがある。あそこで昼食にしよう。
フードコートへ行く。
相変わらずどれを食べようかと迷う。
値段と内容を見比べながら5分ほど思案する。
さんざん迷った末に選んだのが「天ザル蕎麦」である。
決め手は店員さんの「本日は麺類大盛りの日です!同じお値段で大盛りに出来ます」の一言だった。
同じ値段で大盛りになるならとお得である。
さっき自動販売機で買った50円のオレンジジュースを飲みながらザル蕎麦を食べる。
どうもオレンジジュースと天ザル蕎麦は相性が悪いようで、蕎麦の味もオレンジジュースの味も分からなくなってしまった。
「ああ、お茶を選べばよかった」と小さなことで落ち込むのだった。
昼食を終えたらすぐに歩き出す。
ゆっくりと休憩をしていると足が重くなってしまい歩き出すのがしんどくなるのだ。
すぐに上三川町に入る。
晴れていてさわやかと言いたいところだが気温がかなり上がっている。
「ああ、さっきのスーパーで日焼け止めを買えばよかったなあ」
道路沿いにこんもりとした森がある、神社があるのだ。
ここの鳥居は真っ赤に塗られ、がっしりとした造りだ。
注連縄も太くてよい形である。
石碑には「星宮神社」とある。
なんともロマンを感じさせる名前の神社ではないか。
民家の庭に桜の一種なのだろうか鮮やかなピンクの花を満開にした木があった。
チューリップを前景に入れて写真を撮る。
私でもこれがチューリップだということは分かるのだ。
あれ?また下野市に入った。
地図で見るとこの付近は下野市と上三川町が入り組んでいるところだった。
そうしているうちに「いしばし」のマンホールが現われた。
石橋駅が近いのだ。
それにしてもなぜグリム童話の絵が描いてあるのだろう。
帰宅してから調べてみると(旧)石橋町はドイツのグリム童話の故郷の町と姉妹都市なのだそうだ。
町には「グリムの森」とか「グリムの館」などの施設があるとのことだ。
この町でもたくさんの鯉のぼりが青空を泳いでいる。
吹流しには名前が書いてある。たぶん自慢の男の子の名前なのだろう。
駅方面へはわざと狭い路地を通って行くようにした。
GPSがあるから道に迷う心配が無い。
石橋駅が見えてきた。
おお! 街灯もしっかりとグリム童話の世界になっている。
この通りでグリム童話パレードをやったらいんじゃないか?
と思ったが商店の看板が“酒”とか“カラオケ”や“クリーニング”などだから、童話とは程遠い生活感あふれる童話の世界になってしまいそうだ。
これが駅舎? と思わず唸ってしまった。
なんにも知らずに来たら、テーマパークの入り口と間違えそうである。
グリム童話のパネルが貼ってある塔の周りの階段を昇る。
疲れた脚が階段でつまづきそうになって怖い、こんな遊園地の入り口のようなところの階段で転んで怪我をしたら笑われてしまいそうだ。
駅の入り口。どうしてもJRは駅の入り口を二階に造らないと気がすまないようだ。
二階の手すりにもグリム童話。メルヘンチックでいいんだけどね。
もう午後3時10分だ。
駅間距離があるのでこんな時刻になってしまった。
なんとかあと2時間は歩きたい。
次の自治医大駅までは約5キロである。
がんばれば午後5時半までに着けるだろう。
石橋駅でも休憩をしないでそのまま歩き続けることにする。
雀宮駅の改札口と自由通路はこんな感じである。
駅の2階から西口方面をみると住宅地が広がっていた。
駅を後にして“日光街道”へと戻る途中で民家を移動しているところを見かけた。
道路の拡張に伴う移動なのだろう。
住宅を基礎の部分から持ち上げて裏手のほうへ移動しているところだった。
私の子供のころに何度かこのような光景を見たことがある。
現在は家の下に鉄骨をくぐらせて持ち上げているが50年前は木材を使って人力で移動させていた。
ここのお宅は由緒ある民家なのだろう門も一緒に移動させている。
どうやら新たに作ったコンクリートの基礎の上に固定させるところのようだ。
やっと東京まで99キロ地点まで来た。
「とうとう100キロを切ったか」という思いと「まだ99キロもあるのか」という思いが交錯する。
商店の前でドリンク全品50円の自動販売機を発見。
帰宅後にインターネットで調べると大阪には10円の自動販売機まであるそうだが、私がいままで見た限りでもっとも安い。
これは買わねばならない!
どれでも50円なのだからさっさと買えばよいのに、どのボタンを押すかで迷う。
けっこう優柔不断な性格のだ。
結局オレンジジュースを買う。
ここのキロポストは道路の縁石に貼り付けてあった。
下野市に入った。
私は最初は下野を「したの」と間違えて読んでいた、そのあとは「しもつげ」と読んでいたが正しくは「しもつけ」だったのだ。
地名と人名の読み方は本当に難しい。
茨城県をずーっと「いばらぎ」と読んでいたがこれも「いばらき」と読むのが正しいのだと知ったのはずいぶん後になってからである。
道路の標識を見ると“東京街道”と書いてある。
いつのまにか“日光街道”から“東京街道”に入ってしまったものらしい。
そろそろ昼食にしたい。
街道沿いにヨークベニマルがある。あそこで昼食にしよう。
フードコートへ行く。
相変わらずどれを食べようかと迷う。
値段と内容を見比べながら5分ほど思案する。
さんざん迷った末に選んだのが「天ザル蕎麦」である。
決め手は店員さんの「本日は麺類大盛りの日です!同じお値段で大盛りに出来ます」の一言だった。
同じ値段で大盛りになるならとお得である。
さっき自動販売機で買った50円のオレンジジュースを飲みながらザル蕎麦を食べる。
どうもオレンジジュースと天ザル蕎麦は相性が悪いようで、蕎麦の味もオレンジジュースの味も分からなくなってしまった。
「ああ、お茶を選べばよかった」と小さなことで落ち込むのだった。
昼食を終えたらすぐに歩き出す。
ゆっくりと休憩をしていると足が重くなってしまい歩き出すのがしんどくなるのだ。
すぐに上三川町に入る。
晴れていてさわやかと言いたいところだが気温がかなり上がっている。
「ああ、さっきのスーパーで日焼け止めを買えばよかったなあ」
道路沿いにこんもりとした森がある、神社があるのだ。
ここの鳥居は真っ赤に塗られ、がっしりとした造りだ。
注連縄も太くてよい形である。
石碑には「星宮神社」とある。
なんともロマンを感じさせる名前の神社ではないか。
民家の庭に桜の一種なのだろうか鮮やかなピンクの花を満開にした木があった。
チューリップを前景に入れて写真を撮る。
私でもこれがチューリップだということは分かるのだ。
あれ?また下野市に入った。
地図で見るとこの付近は下野市と上三川町が入り組んでいるところだった。
そうしているうちに「いしばし」のマンホールが現われた。
石橋駅が近いのだ。
それにしてもなぜグリム童話の絵が描いてあるのだろう。
帰宅してから調べてみると(旧)石橋町はドイツのグリム童話の故郷の町と姉妹都市なのだそうだ。
町には「グリムの森」とか「グリムの館」などの施設があるとのことだ。
この町でもたくさんの鯉のぼりが青空を泳いでいる。
吹流しには名前が書いてある。たぶん自慢の男の子の名前なのだろう。
駅方面へはわざと狭い路地を通って行くようにした。
GPSがあるから道に迷う心配が無い。
石橋駅が見えてきた。
おお! 街灯もしっかりとグリム童話の世界になっている。
この通りでグリム童話パレードをやったらいんじゃないか?
と思ったが商店の看板が“酒”とか“カラオケ”や“クリーニング”などだから、童話とは程遠い生活感あふれる童話の世界になってしまいそうだ。
これが駅舎? と思わず唸ってしまった。
なんにも知らずに来たら、テーマパークの入り口と間違えそうである。
グリム童話のパネルが貼ってある塔の周りの階段を昇る。
疲れた脚が階段でつまづきそうになって怖い、こんな遊園地の入り口のようなところの階段で転んで怪我をしたら笑われてしまいそうだ。
駅の入り口。どうしてもJRは駅の入り口を二階に造らないと気がすまないようだ。
二階の手すりにもグリム童話。メルヘンチックでいいんだけどね。
もう午後3時10分だ。
駅間距離があるのでこんな時刻になってしまった。
なんとかあと2時間は歩きたい。
次の自治医大駅までは約5キロである。
がんばれば午後5時半までに着けるだろう。
石橋駅でも休憩をしないでそのまま歩き続けることにする。