「この時計、電池交換できます？」

以前このブログで「ここは時計修理“も”やってるの？」と聞かれる、とグチッたことがありました。
うちは時計修理専門店です。時計修理しかやってません。というか、修理しかできません（泣）


「この時計、電池交換できる？」と聞かれることも度々あります。

床屋さんに入って「散髪できる？」と聞くようなもの。

時計の電池交換というと、車で例えるならガソリンを入れるのと同じ。どこの車に給油できないのがありますか！？

どこの時計に電池の入れ替えができないものがあります！？
よほど特殊な場合はお預かりになることもあるでしょうが、基本的に電池で動いている時計の電池交換はできます。

それとも「果たしてお前みたいなヤツにこの時計の電池交換ができるのかぁ～？」と上から目線で試されているのか？

「できる？」とお尋ねになられるお客様の時計はというと、決まって極々普通の一般的な時計。逆に高級ブランド時計や変わった（特殊な）時計の場合はあまり聞かれません。　何故なのかはわからない。
昔風に言うと“マーフィーの法則”。

今朝も１人目のお客様（おばあちゃん）が「あんた！この時計、電池いける？」と普通のファッションウォッチ持ってこられました。
「いける？」って（＾＾；）　　　「イケますよ～！（笑）」


「電池交換できる？」とか「時計修理もやってるの？」と聞かれても、ムキにならず、ただただ左へ受け流すようにしている腕時計修理専門店トゥールビヨン店主。