腕時計修理専門店・トゥールビヨン店主のブログです
腕時計の修理の詳細や腕時計のトリビア、店主の個人的な趣味の話などを気の向くままに書いております。
 



昨日の晩ご飯は、一昨日のリベンジということで、再びパスタ(ナポリタン)に挑戦。




完璧
パーフェクト
エクセレント
マーベラス
ボーノ
好吃


来月から六本木ヒルズにナポリタン専門店出せるくらい。

塩加減ですね、やっぱり。


では、詳しい作り方のご説明。
まず、乾燥パスタを適量タッパーに入れ、分量通りに水を入れ...

昨日のブログに書いてあるからもういい?

あ、そう。

くれぐれも塩は控えめに。


って、ここは男の料理教室ブログではない。
時計屋のブログ。

今朝、メールをチェックしたら、兵庫県の方から
『クロノグラフ(ストップウォッチ機能)の秒針が妙なところからスタートする。ゼロ位置に戻して欲しい。』
という内容のお問い合わせがありました。
時計はSEIKOのワイアード。クォーツです。

クォーツのクロノグラフの場合、比較的簡単にゼロリセットできます。
メールをいただいた兵庫県のお客様のワイアードの場合は、ちょっと複雑なのでセイコーのHPから操作説明のページのアドレスをお教えしました。
多分大丈夫でしょう。

で、スウォッチでご説明したいと思います。
まずこちら↓
 マウスで字を書いたからフニャフニャです(^^;)

6時位置にある小さい丸の針が時計の秒針。
ですから、この時計の現在時刻は4時10分45秒ということになります。

で、その他の針が全て上を向いています。
これが正常位置。

で、Aボタンがストップウォッチのスタートとストップを兼ねたボタン。
Bがリセットボタン。

正常であればストップウォッチで時間を計測した後、リセットボタンを押せば3本の針が上の写真のように全てゼロ位置に戻ります。

が、リセットボタンを押しても


こんな感じで何が何だか判らない状態になってないですか?

これを最初の写真のように正常位置に直すことが簡単にできます。

①まずリュウズを一段階引き出します。日付を合わせる位置ですね。
②一段階引いたままの状態でAボタンをカチカチ押すと、文字盤2時位置の10分の1秒針がコチコチ動きます。
針がゼロ位置に来るまでAボタンを押します。
③次にリュウズは一段引いたそのままの状態で、今度はBボタンを押しますとストップウォッチの秒針が動きます。
④次にリュウズを二段階目まで引き出します。時刻合わせの位置です。
⑤その状態でAボタンを押すと、今度は10時位置の小さい針(60分計)の針が動きます。
⑥クロノグラフ秒針、10分の1秒針、60分計針の3本全ての針がゼロ位置に戻せたら、リュウズを押し込みます。

これで完了。
文章で書くとややこしいや~、ややこしや!ですが、実際やってみると簡単。

もちろん全てのクロノグラフ時計が上記の方法とは限りません。
が、大概のクォーツクロノはリュウズを引っ張り出してAかBのボタンを押せばどこかの針が修正できる仕組みになってますので、一度お試しあれ。

機械式(手巻きや自動巻き)の針ずれの場合は、OHをお薦めします。


小難しいこと書いたけど、嫌いにならないで。
明日は休みだけど、明後日はオモローなブログにするから。
ね、お願いしますよ。
と、自らバーの位置を上げてしまった腕時計修理専門店トゥールビヨン店主。
毎日そんなにオモローなことは起こりませんから!
過剰な期待は禁物です。
では、次は木曜日にお逢いしましょう。

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