シモキタのtokyoboy

下北沢に居を構える初老オジのエクスサイズ、呑み歩き、美術館巡りなどの備忘録生活記録ブログ、含む膝蓋骨骨折リハビリ記録。

近代美術館「眠り展」 ぐるっと2020Part3Vol22

2020-12-24 | ぐるっとパス2020

今後東京の大型美術館が向かう方向性を問う、という切口での企画。

これまで海外有名どころの美術館から目玉に付随してその他作品をレント、大型企画展に十重二十重の観客動員して稼いできた、そんな商売がコロナ禍によって成立しなくなった現在、

収蔵品中心の規格に変わらざるを得ないということで、国立美術館ネットワークで「眠り」に焦点を当てた企画展開とのこと。

 

こちらがフライヤー、

正直言って今回推しのルーベンスといい、ここ近代美術館に加え、西洋美術館からの出展となると、特にこうした機会にはしょっちゅう見ている作品中心になっているんだろう、という推測は出来る訳で、キュレーション、展示展開がキーとなりますよね。

今回は「眠り」について幾つかのコーナー、特に眠りと死、辺りに狙いを定めたものとなっていました。

 

今回の展示、そのチャプター毎に冒頭作品が1枚ずつ出てきたのはゴヤのエッチング。

寓意を表しているであろうそれらを纏めて紹介。

 

基本国立美術館収蔵ですから写真撮影可。

クールベのヌードは西洋、エルンストは何処かな?

 

 

北川民次、北脇昇辺りはここ近代美術館でしょうね。

シュルレアリスムも眠り、半覚醒辺りと関係あり。

 

 

特集は河原温さん、眠りと時、も確かに深い関係が。

 

 

 

最後に添付はフィリピンから台湾へのバリクバヤンが見た夢を語る映像作品。

これにて冒頭2枚目の写真にあるゲートを出て起こされちゃいました。

 

**********

 

それでは常設から

最初は靉光さんの牛、

次分かります?御舟さんなんです⁉️

そしてボロック、脈絡無し💧

 

ここは現在、皇居がよく見えるゾーンを使っての作品制作。

次回訪問時に見ることが出来るんですかね?

 

 

戦争画パートはその画家が描いた他の作品とのカップリング

小磯良平さん、絵が本当に上手い

どなただと思います?隣で分かっちゃいますが向井潤吉さんの作品。

世田谷区民として、彼の記念館はジョギングの途中でよく目にしますが、

 

日本画でアップは菊池契月さん「供燈」の部分と、

平家物語、後白河上皇行幸のシーン。

 

 

彫刻は今回の常設特集、

萩原守衛「文覚」、北村西望「怒涛」、平櫛田中「岡倉天心」。

さて、諸々楽しんだ今回の入場料は忘れちゃいましたが、それは覚えている100円も割引となって、ぐるっとパス効果は計11,350円となりました。

 

 

 

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