たまたま銀座1丁目辺りのギャラリー散歩していた日、それなら京橋のこちらにも足を伸ばそうと来てみたら何と展示替えの休館日⁉️
館の前で次の映画ウィークのポスター見ていてその名前を発見しました💁♀️🙁
日本人初のハリウッドスター、という認識はしていて、その人の作品を「戦場に架ける橋」に続いて拝見できるチャンス💁♀️✌️とオンラインにてチケットを購入しました。
上演時間になると館長から10分の解説、とHPにありましたが、実際には20分以上の熱弁🥵
早川雪洲とその時代のハリウッドにおける映画業界🎞の様子など話題は多岐に亘りましたが、私の様な素人にはバックグラウンドが無い分ピンとこないところはあるものの一応ふむふむ話をお聞きし、
その後初めての長編映画という位置付けらしい本編63分、サイレントトーキーを拝見しました。
私は初めての経験でしたが、館内一番奥のしかも端っこというコロナ禍仕様の席から1時間以上ほぼ音のない世界、というのはとても不思議。
でも時折の字幕と俳優の演技、白黒の映像はとても綺麗、だけで惹き込まれます。
さて、この「颱風」という映画、館長曰く映画史上初の長編映画、と言うだけでなく、
早川雪洲にとってハリウッドスターとなる出世作だそうです。
当時は日本人移民制限法は無く、ロスアンジェルスに移民した日本人の中で映画業界に働く集団もあり、彼らもまたこの映画に雇用され、キャストとして出演もしていました。
栗原トーマス、ヘンリー小谷、青木鶴子(後の雪洲の奥さん)が館長から出た名前。
前2人は本映画にも出ているそうです。
多分映画後半でギロチンにかかる役だったかと…
淀川長治さんが何処かで語った、と記憶しているのですが、「早川雪洲はとんでもない2枚目、ハンサム」。
でもこれまで中年のオッさん、と「戦場にかける橋」の雪洲を見ていた私としては本編で成程。
パリの劇場で人気の女優が惚れた、という設定にも納得でありました。
雪洲はつい手を出してしまっただけ、という日本から密命を帯びてリポート制作中の男の役。
別れようと切り出し、彼女から出た“イエロー…“的差別用語にカッとして殺してしまう。
「チート」という映画もそうだそうですが、そうした日本人排斥という時風の中での映画だったんだろうなあ、と思いました。
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