敬老の日とその2日後のシルバーデイ、両方とも入場料無料ということが分かり、
先ずはせこい気持ちで敬老の日に伺ったのですが、正直心積り不足での訪問となったこと否めず…
楚々て会場に入ってしばらくして、どうもその言葉の定義をちゃんとしておかなくてはならないとその説明パネルを探して読み進めます。
要約?すると60年代末から70年代にかけて映像評論家の松田政男さん以下が制作した映画「略称・永山則夫」において19歳で拳銃乱射事件を起こした彼が見てきたであろう街の“風景”を淡々と時系列的に並べ、
“風景”とは実は国家権力と資本主義を体現したものであり、その現状を打破する行動を彼が起こしたのでは、という論争を仕掛け、時の芸術シーンの中で写真家や映像作家が様々な試みを発表した、で宜しいか?
太平洋戦争前後に生まれた人たちのいきなり解放された民主主義へのある意味期待過剰と資本主義への抵抗は、少し後生まれの私(世代)から見てそうだったよなあ、とこういった作品群を見ると何時も思う感想です。
まあ兎に角、意味もなく熱い⁉️🙁😱
私りゃ「なんとなくクリスタル」世代です💣💣💣
その頃の作品群を包括的に展示した今回は、シンパシーを感じたか否かは兎も角、こうした時代だったんだあ、と振り返る貴重な機会。
本展をまとめたサイトがあったのでアーカイブ:
ここに見られる作家の方の写真から始め、
後半でその「略称・永山則夫」の恐らく完全版の放映と関連資料が多数並んでいました。
私も20分位かなあ、映画撮影時点ですから1970年頃の大阪その他の街の様子を眺めました。視点が視点ですから、市井の人たちの普通の営みに搾取される人民😨を見たようにも思えましたが、私はこれにこの世を抹殺したい衝動を得たのか…
更には当時ピンク映画というジャンルに分けられていたと思われる超有名作家の若い頃の映像を初めて見る機会を得ました✊️中学生でしたからねえ、見に行く機会は無いメメ
大島渚「太平洋戦争戦後秘話」1970年
若松孝二「ゆけゆけ、二度目の処女」1969年
それぞれダイジェスト版だったのですが、ふうむ、確かにヌードシーンやセックスシーンもあり、主人公は自殺してしまう…
などなど盛り沢山。11月まで会期ありますからご興味のある方は是非。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます