以前は気づかず言ってしまっていた失礼なことがある。
誰かが亡くなった時ある程度の年齢であれば
「大往生」だとか、
「その年齢ならまアね」
何だかそんなことを言っていたり聞いたりすることがあった。
けれど、よく考えてみれば
この年齢だから良いなんてことはなく
本人が満足か? とか
周りの人も十分だと思っているかだけしかないのだ。
それこそ、今では80歳なんてまだまだ若いし
90歳でも元気で人生を謳歌している人もいる。
誰だって突然の別れが来るなんて思いもしないし
周りの人も突然別れが来たら心の準備もできないまま「何故?」と思うだろう。
そして、悲しい気持ちは年齢に関係ない。
特に、身近な人にとって愛する人の死は幾つであろうが悲しみが大きい。
そういうものだ。
何がどうだからいいなんて時期はないのだ。
何かと比べることはできない。
残されたものにとって生きている限り
愛する人の不在は悲しいのだ。