田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

花見とゴザ

2010-04-01 19:29:56 | 田園ものがたり
昭和30年代、片山家の花見は熊本城が多かった。  
お城の坂の入口のお堀のほとりが、もっぱらだった。
まだ、ゴザを一枚・二枚と拡げる時代で、ゴザ運びの仕事は子供だ。
その頃、熊本の花見というと、けっこう酒癖が悪く、荒れていた。
あちこちのゴザの上で、怒声が飛び交っていたものだ。

  こんなに綺麗ではなく、畳替えした後のお古なのだ。
              下の写真に写っているような ・・・

     
       

     これは、片山家ゆかり(?)の上記の場所でのお花見。
     ゴザにもお堀にも、桜が散って、風情ある花見だった。
     写真が見にくいのが残念!

N証券のTさんとの話 ~~~
80年代、新入社員の最初の仕事は “ 花見の陣取り ” だと聞いた。
朝、会社に着いたらすぐに、夕方の花見の場所に向かわされる。
“ 青いビニール・シート ” を拡げて、日がな一日(笑)、そこに座って 
“ 確保 ” しなくちゃならない。
下手に留守すると、その間にビニール・シートが移動させられている事もあったそうだ。

      
      「 さぁ、本でも読もうか。 眠くなったら、ごろ寝だぁ! 
               本音は、ビール飲みたいんだけど ・・・ 」

今や、花見と云えば、青いシート全盛です。
しかし、酒飲みのヒゲとしては、その上にゴザを敷いて欲しいところ。
イグサの触感を愉しみながら、冷や酒をあおる ・・・ 
アー、ア、オヤジだ!  それがなにか?!

90年代、田園の店 ~~~
虹の席から突然、注文(?)が入ります。
「 マスター! ゴザーッ! ゴザのあったろう? 」
4人掛けの小上がり席に、さらに2人増えて、座れません。
それで、通路にゴザを敷いて、座るスペースを作ろうという訳です!

トヨポンが、6階の倉庫に走ります ・・・
やがて、ヒゲもゴザに招待(?)されて、7人の侍はハデに飲みます。
某社の部長 「 マスターは、蛇はドギャンね? 」 
        「 OKですよ。 」
        「 マムシ酒の良う出来たったい! 今度、持ってこうか? 」
        「 効くとですか? (笑) 」
        「 ほら、このツラ(面)ば見っと、解かっどたい。 」 と言って、
        黒光りのする、脂ぎったヒタイを撫ぜたのでした。 (爆)
しばらくして、Sちゃん 「 浪ちゃん、酒んなくなった! 」 と言いながら、
通路を見渡しました。
立っていたバイトの子に、
    「 オイ! そこのおんな(女)! そこにおんな(居るな)!  」
    「 こっちゃん、けぇーよ ( こちらに、来なさいよ ) ! 」  
出たぁ~、オヤジ・ギャグ !

 
    片山家ゆかり (ここは本物・新町の恵比寿神社) の場所での花見
    青いシートは残念だが、真ん中に注目!!
    飛騨こんろで、酒の燗付けを ・・・ ヒゲのこだわりの一端 ・・・
コメント
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