前回 (5/30) の皮引きの話 ~~~
「 もっと具体的に教えてよ! 」 の声にヒゲは困りました。
微妙な包丁技術論的なものを、自分の “ 表現力 ” では、とても不正確だと
悟っているからです。
でも、まぁ、避けてばかりおるわけもいかないし、やってみようかと ・・・ 。
皮引きは、柳刃 ( 牛刀 ) 包丁を使います。
《 柳刃 》 《 牛刀 》
基本的には、その包丁を、まな板に平行にすべらす作業なのです。
しかし、この平行方式では、いつまでも “ 赤い鯛 ” しか出来ません。
皮に付いている “ 脂 ” を剥ぎ取るには、この平行方式より、ほんのチョッと
刃を下向きにする必要があります。
問題は、この技術は、文字通り “ 両刃の剣 ” になります。
この時の下向きの角度が微妙で、やり過ぎると、途中で皮の方が切れてしまいます。
さて次の基本は、皮引きの時の、左手と右手の “ 力 ” 加減。
左指で皮を摘んで、右に持つ包丁を右に滑らします。
左指は、ホンのチョット、左の方に引っ張る力が要るのが微妙。
包丁の “ 切れ具合 ” で、この右と左の力を加減しなくてはなりません。
切れている時は、やや左指を引張り気味に!
少し切れ味が落ちたら、右の包丁を滑らし気味に!
つまり、左の力と右の切れ味は、常に “ 相談しながら ” する事が大事なのです。
魚の種類、特に天然魚には、要注意!!
大きさ、季節で千差万別 ・・・ “ 皮 ” が固かったり、薄かったり と。
大きな、例えば天然ブリなどの、丸い体型のもの。
大きい背肉のままでなく、 “ さく取り ” してから引くのも、いい手段。
サヨリとか小アジ等の魚では、通常の包丁の刃で引くやり方でなく、 “ 包丁のミネ ” で、
圧を掛けて皮を引く方法があります。
ボラや天然ハマチの時は、ちょっと注意が要ります。
これらには、 “ 赤い鯛 ” 方式が良いでしょう。
余りに上手に皮を引くと、ボラの場合は、 “ 黒い筋 ” が残って、見た目が悪い。
ハマチは、 “ 白い筋 ” が残って、食べる時、少し口に残る。
「 もっと具体的に教えてよ! 」 の声にヒゲは困りました。
微妙な包丁技術論的なものを、自分の “ 表現力 ” では、とても不正確だと
悟っているからです。
でも、まぁ、避けてばかりおるわけもいかないし、やってみようかと ・・・ 。
皮引きは、柳刃 ( 牛刀 ) 包丁を使います。
《 柳刃 》 《 牛刀 》
基本的には、その包丁を、まな板に平行にすべらす作業なのです。
しかし、この平行方式では、いつまでも “ 赤い鯛 ” しか出来ません。
皮に付いている “ 脂 ” を剥ぎ取るには、この平行方式より、ほんのチョッと
刃を下向きにする必要があります。
問題は、この技術は、文字通り “ 両刃の剣 ” になります。
この時の下向きの角度が微妙で、やり過ぎると、途中で皮の方が切れてしまいます。
さて次の基本は、皮引きの時の、左手と右手の “ 力 ” 加減。
左指で皮を摘んで、右に持つ包丁を右に滑らします。
左指は、ホンのチョット、左の方に引っ張る力が要るのが微妙。
包丁の “ 切れ具合 ” で、この右と左の力を加減しなくてはなりません。
切れている時は、やや左指を引張り気味に!
少し切れ味が落ちたら、右の包丁を滑らし気味に!
つまり、左の力と右の切れ味は、常に “ 相談しながら ” する事が大事なのです。
魚の種類、特に天然魚には、要注意!!
大きさ、季節で千差万別 ・・・ “ 皮 ” が固かったり、薄かったり と。
大きな、例えば天然ブリなどの、丸い体型のもの。
大きい背肉のままでなく、 “ さく取り ” してから引くのも、いい手段。
サヨリとか小アジ等の魚では、通常の包丁の刃で引くやり方でなく、 “ 包丁のミネ ” で、
圧を掛けて皮を引く方法があります。
ボラや天然ハマチの時は、ちょっと注意が要ります。
これらには、 “ 赤い鯛 ” 方式が良いでしょう。
余りに上手に皮を引くと、ボラの場合は、 “ 黒い筋 ” が残って、見た目が悪い。
ハマチは、 “ 白い筋 ” が残って、食べる時、少し口に残る。