ゲームの効用

今、ヒゲは歯医者さんに行く前に、歯磨きとＴＶゲームで　『　将棋　』　をやる事にしている。
ソフトの適当に弱いのを見付けて、一局すませて出かけるのだ。
　　そして、いつもの　“　拷問？　”　ガァ～～が始まります。
ヒゲは目を閉じて、先程の将棋を一手ずつ頭の中で再現していくのです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

すると、苦心した勝利の決め所の場面では、笑みを浮かべているではないですか！
普通なら、苦痛で歪んでいるはずの顔が、笑っている？
十字架に掛けられたイエス様か？　まるで、　“　クライマーズ・ハイ　”　だ。
気味悪がって、ドクターが問うのだ。　　「　貴方、大丈夫ですか？　」　と。

やがて、一局を再現し終える頃には、歯の治療もいつの間にか済んでいるのだ！
何と言う画期的な方法を思いついたんだろう！？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
そうだ、同級生のＳトウさんに教えて上げなくっちゃ。
そして、本を出して貰おう。
タイトルは　『　デンティスト・ハイ　』　、　
　　　　　　　　　　　　　　副題は　“　歯科治療中に於ける謎の笑みについて　”　だ。
印税で儲かったら、少しぐらいヒゲにも飲み代を回してくれるだろう！？　ふっふっふっ

Ｓトウさん　「　所で、片山君！　そのゲーム、負けた時にはどうなるの？　」
ヒ　ゲ　　　「　ゲェーツ！　」