田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

将棋奨励会 2

2011-09-09 18:07:03 | ヒゲの盤上の世界
「 ヨッ!  ヒゲ。  2人だが、何処か空いてるかい? 」
ヒゲ 「 アラー、先輩。 前と同じ席が空いております。 」
そう言って、H胃腸科の院長を菊の席に案内した。

ひとしきりした後、ヒゲが席に呼ばれました。
「 オウ、後輩。 これは奨励会三段ぞ 」 と、いささか荒っぽい
何時もの口調で紹介が。
「 アーッ、そうですか。 てっきり先輩の所の若い先生(ドクター)と
  思ってました。 笑 」
「 早う、盤と駒ば持って来んか。 これに教えて貰え! 」

こうして突然、ヒゲにとって今迄で最強の相手と対局する事になったのでした。

◆  76歩   84歩   ◆  26歩    85歩   ◆  77角   32金
◆  25歩   34歩   ◆  88銀  77角成   ◆  同銀    22銀
◆  78金   33銀



久しぶりの平手、戸惑ってます。 
店でのお客さんとの手合いは、殆ど二枚落ち(飛車角落とし)。
感覚が戻るでしょうか?

◆  38銀   72銀   ◆  27銀   74歩   ◆  26銀  73銀
◆  15銀   54角!
ヒゲが選んだのは、角換わり棒銀。 そして初めて対する54角。 どうする?



     最近、海王丸で飲みながらの話 ・・・
     MMさん  「 マスター、サンハチカクと云うて判るネ? 」
     ヒゲ  「 ああ、それは棒銀での升田流新手でしょう?
           一度だけ(!)指した事があります。 」
                                   
◆  38角!   44歩
そう、ヒゲは小考後、そのサンハチカクを打ったのです。
しかし、実戦で此れを指すのは、生涯初めて!? 何故初めてか。
18才当時、大山名人四間飛車全盛時代。 
アマで、相居飛車のこんな神経質な定跡をこなすモノ等ほとんど居ませんでした。
ただ勉強だけはしていたが。

◆  24歩   同歩   ◆  同銀  同銀   ◆  同飛車   33金!



ここが、20数年前の定跡記憶のボーダーでした。

◆  25飛車  24銀  ◆  28飛車  22飛車
小首を捻って25飛。 こんな所と思いながら。
しかし、堂々と22飛車。 あれっ? もうマズイ選択をしているのか。
◆  46歩  ここから、ヒゲにはまるで未知の戦いになり、長考に沈んでいたら、
H先輩が指し分けを提案してきた。
奨励会の彼氏は、 「 こういう御仕事をされて、ここ迄きちんと指せるのは、
凄い事ですよ。 」 とヒゲを立ててくれました。
そんな気の優しい彼は、その後どうしてるだろうか。
三段リーグを巧く突破出来てたら良いが。
名前も聞きそびれてますし。

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コメント (2)
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