田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

天然石鯛

2011-09-19 12:55:28 | よもやま話・酒編
9/10の “ 十津川警部シリーズ ” の再放送。 南紀白浜殺人事件 ~~~
                         
本庁の十津川警部側と所轄の和歌山県警と夜の懇親会。
宴席のテーブルに、何と羅生門の四合瓶!   あらー、懐かしい!

                     
或る日の田園 ~~~
M松 ( ホラ、吉宗物語の時、男花魁役をした ) さんが、IT関係のN山さんを
連れて来た。
こういうウルサ筋は、直ぐにヒゲを呼びつけます。
   「 マスター、石鯛有るね? 」
   「 ハイ、ありますよ。 刺し身ですネ 」
   「 違うとタイ。 石鯛の荒炊きが欲しいと。 」
   「 ハイ、分かりました。 」
                                
しばらくして、出来上がった荒炊きを運ぶと、いきなりクチバシの所をがぶりと!
天然の石鯛といえば、磯場でサザエなんかを殻ごと、そのクチバシで噛み砕く剛の者。

    

その自慢の歯を、今度は人間が美味そうに “ ガリガリ ” と咀嚼している!
ここ、この人は人間グラインダー?? 
ヒゲも長い事この仕事やってますが、初めて見る驚愕のシーンです。

ソコだけをご機嫌で食べると、酒を頂こうと為ります。
 「 何にしますか? 」
 「 酒なら決まっとるタイ。 世界一の酒ば持ってケ 」
全く田園の客の癖の悪さ。 このお喋りだけで酒を出してみろと言う訳です。
しょうがない、ヒゲは直ぐにある酒を用意させました。
 「 コレは何ネ 」
 「 ハイ、コレは和歌山の羅生門・純米吟醸です。 」
 「 何でコレが、この店にあると? 信じられん。 普通は手に入らんとヨ。 」
そう言いながら、ご満悦で再び荒炊きに向かったのでした。

     
             

新聞に、モンドセレクション入賞を見た途端、ヒゲは直ぐに羅生門の注文を入れていた。
世界一と客が言ったのは、コレの事だったのです。
タイムリーな酒を用意して置くのも、ヒゲの大事な仕事でした。


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