権威主義者の困惑

平成の現在、ヒゲにはどうにも違和感があるメニューが増えています。
どこの店に行っても、サラダのメニューが豊富です。
女性客を狙っての献立でしょうか？
健康志向（？）をうかがわせて、結構なことです。
が、権威主義者のヒゲには気に入らないサラダがあります。
『　シーザーサラダ　』　です。
ベーコンと粉チーズの載った美味しそうなサラダ。
頂くと、これがいまいち！？　昔のイメージと何か違うンです。
どうやら、原因は使ってあるレタスみたい。
ヒゲの記憶にあるシーザーサラダには、“ロメイン レタス”を使ってありました。
　　　　　　　　　　　　　　　　
しかし、熊本でロメインレタスを使ってある店には、まだ遭遇してません。
昭和の頑固者には、残念でならない。
　　　　　　

もう一つは、オイル・サーディンの缶詰めです。
最近は、メイドインジャパンのオイル・サーディンが出来てます。
国粋主義者のヒゲは、もちろん喜んだのですが　・・・　。
まるまる太ったイワシを使ってあるのです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　
結構なことなのに、ヒゲは気に入らない。
やはり、“ノルウェー産”のオイル・サーディンが懐かしい。
やや痩せ気味の小さなイワシです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　
この小ささが、酒飲みの琴線に触れるのです。
缶詰めの蓋を取り、ごく弱火にかける。
暫し、シングルモルトでも飲みながら待ちましょう。
やがて、グツグツしたら、火から下ろして醤油をホンの数滴。
痩せた身が、さらーっと口に溶けるよう。　これが酒飲みにはたまらない。
日本製の太った美味しいイワシでは、存在感があり過ぎて重いのです。

それと、近ごろの天ぷら盛り合わせ。
昔の固定観念のヒゲには、あれっと思う時が。
多くの店で、天ぷらの海老が一匹しかついてないのです。
最近、ヒゲ夫婦が出会う天ぷら盛りは、こんなあんばいです。
　《　海老１　・　冷凍キス１　・　野菜３　》
「あれっ、これで全部？　コレはきっと、揚げたての第一陣の分を持ってきたのだろう？　」
ほら、天ぷら専門店さんが、揚げたてを少しづつ持って来る様に。
なんて親切なんでしょう。
しかし、待ってても次の天ぷらは来ません。　（汗）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
第一、エビが一匹なんて、セコい？　（笑）
じゃあ～と、カァちゃんと海老天を半分こします。
これが、ヒゲをして気に入らない。
エビ一匹を半分こするのに、あなたならどうします。
頭側？　尻尾側？　どっちを食べるか、迷い箸になるでしょう？

ヒゲの時代の天ぷら盛り合わせは、こんな感じでした。
　　　《　海老２　・　キス１　・　イカ１　・　野菜４　》
　　　　　　　　　　
今、海老が一匹しかついてないのは、エビの値段が高騰したからだろうか？
時代遅れのヒゲには、むつかしい世の中になったモンだ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　
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