男たちの品格

４／２０（金曜日）の熊本日日新聞の新生面。

　『　ゴルフと賭け事。この二つだけは絶対に人間性が隠せない。　』
　ゴルフ発祥の地であるスコットランドのことわざという。
　　
　・・・　この自律のマナーを愛した昭和天皇は、
　「　ゴルフはすてきなスポーツだと思う。
　　　なぜなら、ゴルフの審判は各人の胸の中にいるではないか　」　と。
　人間性があらわになるのは、人の引き際も同じであろう。
　と引用して、セクハラの福田次官の悪あがきをたしなめている。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
このイントロの一行で、ずっと以前のヒゲ・ブログを思い出した方もあるかな？
若い頃のヒゲが、カァちゃんに男の人間性の暴き出し方を教えています。
酒を飲ませるのが一番簡単なんだが、飲まない男にはどうしようも無い。
では、どうするか？

ヒゲが紹介したのが、『　三GOを観察する！　』　でした。
三つのゴとは？
先ずは、記事に紹介されているゴルフのGO。
昭和天皇の御言葉にもあるように、審判は自分自身。
スコアを過少申告したがる男の心理（！）の嫌らしさが試されます。
ついでに言えば、ライの改善などの、紳士の競技にふさわしくない行為が
一番現れる時でもあります。
或いは、アドレスで球が動いた時に、いさぎよく自らの非を認める男かどうか？
自分の女房やゴルフポン友が、ライの改ざんをしたのに過少申告！
　「　・・・ バレなきゃ、良いだろう ？　」　の男。
　「　コレは、紳士にあるまじき行為だから、辞任する。　」　と言う男なら、
陛下もほめたでしょう。
もちろん（！？）、われらが総理は、素知らぬ顔で嘘を塗り重ねてでも、
権力の座に連綿としがみついておいでですが。
　　　　　　　　　　　　　　　　　
次に、囲碁のゴ。
碁と云うのは、賭け事の代名詞的なものとして。
まぁ、一番分かり易いゲームは、マージャンでしょう。
金を賭けてのゲームだから、もろにダーティーな人間性が現れるのがおもしろい。
どんな汚ない手段を使ってでも、勝って金を得ようとする品格のなさが浅ましい。

三つ目は、車でゴーのGOです。
コレも、おもしろい。
普段は、仏様のように穏やかでおとなしい男性。
虫一匹殺さない様に見えます。
が、いったんハンドルを握った瞬間、人柄がガラリと変わる人が結構居るのです。
「　ドケドケドケ、早う行かんか！　タコ！！　ブ・ブ・ブ～ウ　ブ～ウ　」
ジキルとハイドも顔負けの変身ぶりです。
昔の神風タクシーか、ケンカ相手を求め、通りを闊歩するチンピラか？
同乗者は、たちまち奈落の底に落とされ、青ざめます。
無事に目的地に着けることだけを、神に祈るばかり。
　　
そもそも、何故、こんな目に？
運転手は、それはそれは絵に描いたような温厚な人柄なのに。
どうして？？
コレが車と云う、一国一城の悪魔なのですネ。
普段の人生では“隠していた”怖い人間性が、顔をのぞかせる瞬間。
どうです。　『　三GO！　』 は、おもしろいでしょう。

　　　　　　　
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