田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

消える? “がまだしもん”

2019-05-19 20:08:55 | ヒゲの毒舌
熊本には、『 がまだしもん 』 という言葉が在ります。
もうすぐ、死語となる運命のこの言葉が、今惜しまれています。
元々は、 “ がまだす ” (頑張るの意)の熊本弁の派生語。
がまだす人(者)で、 ガマダシモン。
標準語的には、 “ 良く働く人 ” でしょうか。
市内でもそうでしたが、特に郡部では 最高級の褒め言葉 でした。
「 内ン息子ん嫁子(よめご)は、そうにゃガマダシモンばい。 」
そんな風に言う家長の表情は、宝物を手に入れた喜びであふれているようです。
          
コレが、今流行の “ 働き方大改革 ” に染まった嫁でも来たら、悲劇です。
「 内ン息子んやつは、そうにゃオロヨかつば掴んでしもた。
  よ~と、ヨメゴン奴は決まった時間になっと、農機具は打っちゃって、戻っとたい。 」

今日は、そんな昭和な時代に流行って、令和に消え去るものを想像してみました。

さて令和元年、アベ皇帝より御命令が下りました。
働き方大改革に逆行する様な、過労をあおる昭和なモノは抹消しろ!

* ビートルズ 『 A Hard Days Night 』  は、廃盤に処する。
    ♫ it been a hard days  🎶  ハードな仕事は日本から無くすのです。
           

* 栄養ドリンク 『 リゲイン 』 を、製造禁止に処する。
   残業を促進する様な「 二十四時間 戦えますか? 」 のCMは、皇帝の意に反する。
         

* 軍歌 『 月月火水木金金 』 は、放歌禁止に処する。
   週二回の休みを取るのが正しい日本人。 休日出勤を煽る歌はダメ。 
       

* 朝ドラ 『 おしん 』 の再放送を禁じる
   朝から晩まで、一生懸命働くおしん。
   骨身を惜しまず 『 がまだす 』 姿は、日本人にふさわしくない。
              

* 仏・ミシュランの星付きレストランは、過重労働で日本人料理人を虐待&酷死させる。
   けしからん!  即時、日本から撤退させろ。
                  

* TBS ドラマ 『 下町ロケット 』 も、再放送禁止や。
   社長が先頭に立ち、全社員が一丸となって、残業も厭わず目標に向かう姿は、
   過労死につながる長時間労働を助長させるからだ。
        
             

なんだか虚しくなる、昭和のおじさんヒゲです。 

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コメント (2)
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