田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

シシリアンD

2011-08-27 19:03:58 | よもやま話・酒編
先日、MMさんとの飲み方  ・・・  
『 一の蔵・無鑑査 』 を海王丸のトモちゃんが持って来てから、
カウンターは盛り上がった。
“ ムカンサ ” とは何ぞや? と云う質問からだ。
そうか! 今やこの語彙は死語なんだ。
特級 ・ 一級 ・ 二級酒の区別があった時代の説明から、始めなくては
ならない事になっている。

飲食店の同業者も、個人のお客さんも、案外理解なさらなかった事をお話しします。
例えばお客さんが、ある 『 銘柄 』 を気に入り、記憶なされます。
何処かの酒屋や居酒屋で、 “ 同じ名前の銘柄 ” を見付けて、早速注文します。
所が、アレ? 田園で飲んでた酒と味が違う。 何故だ~ (怒)
当たり前の事ですが、 『 立山の本醸造 』 と 『 立山の雨晴 』 とでは大違い。
                   
         “ 立山 ” だって、色々あるんです

お客様は、ファーストネームの銘柄だけを覚えて、セカンド(?)ネームに気が行ってないのです。
チェスプレイヤーのMMさんには、チェスのオープニングの名称と同じですと。
ここに “ 久保田 ” と云う新潟の酒があるとします。
コレが、田園で飲んで美味かったと覚えていて、コレを他所の店で飲みたい時、
「 クボタ、頂戴 」 では片手落ちです。 通じません。
セカンドネームが無いと判らないのです。 久保田の 『 ナン? 』 と言う酒か。
具体的には、久保田の千寿なのか、山廃純米なのか、純米吟醸酒なのか。

チェスのオープニングで例えると、 『 シシリアン デフェンス 』 と云う
ネーミングだけでは、 e4.  c5.  程度で後は判りません。
これを 『 シシリアンD ドラゴンバリエーション 』 とすると、
全体像が浮かんできます。
ホラ、Bフィッシャーの魂の60局の中、フィッシャー VS ラーセンのゲームが、コレでしたネ。
将棋で例えると、 『 四間飛車 鷺の宮定跡 』 と言った所。

     

この酒のセカンドネーム ・・・ 以前は、一級二級とか、本醸造やら純米と
云うぐらいで通じたのですが。
級別廃止から、セカンドネームは、各メーカーの好きな様になりました。
コレが混乱に輪を掛ける事に。
ネーミングはバラエティーに富むが、各メーカーで違うから、覚えるのが大変。 笑
しかしながら、このセカンドネームを覚えると云う簡単な事をクリアすると、
日本酒の世界を随分正確に楽しめると思いますよ。

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