田園のカウンター係の浪ヤンは、2時に出勤していました。
ひとしきり掃除を済ませて、次は天ぷらの準備に忙しい。
先ずは、粉の用意。 “ ニップンの家庭用天ぷら粉 ” を。
但し、この粉だけで揚げた天ぷらは、何て言うかガリガリ(?)と重曹くさい感じがする。
クリスピー大好きなアメリカ人相手なら良いかもしれませんが、日本人には微妙。
で、ヒゲは同量の薄力粉と合わせて、その日使う分をふるいに掛ける方式に。
ふるった粉は、直ぐに冷蔵庫へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/b5/60da8223ff27736cedfc1edcda297d89.jpg)
次は、玉水の用意。
卵の黄身だけを水の入った水差しに溶き入れ、やはり冷蔵庫へ。
白身は、とりあえず冷凍庫に。
天ぷら粉も玉水も、冷やすのは当時の天ぷら理論から。
油の温度と天ぷらネタとの温度差が大きい方が、カラリと揚がると言う意見。
やがて2時半ごろに、N野酒店さんが納品にやってくる。
カウンターには、麒麟ビールを納める。
冷蔵庫は、ホシザキの3ドア・リーチインタイプ。
キリンを用意するのには、訳がある。
田園カウンターのお客様は、個性的な方が多いんです!? (笑)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/3d/873377898926f0231f8e908a07dbddc1.jpg)
浪ヤンはその後、厨房に入り、当日の予約献立を確認します。
メモを取り、野菜を揃えてカウンターに戻り、予約に応じた天ぷら野菜の
切り出しに掛かります。
その間にも、予約の電話が頻発に掛かって来るから忙しい。
エレベーターも、客がいない昼間から活躍します。
宅配業者が、運搬カートで日本酒を届けます。
全国各地の取り引き酒店さん達が、一升瓶10本入り木製ケースで送ったものです。
浪ヤンは、その酒を規定の場所に振り分ける作業があります。
重いので、結構大変だったことでしょう。
今は、6本用のプラ製のケースですが、当時は木製で10入りが当たり前でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/78/f5c9948b1c8deaffd00bd18e00892274.jpg)
続けて、天然活け魚専門の業者さんが、カウンターの生け簀に魚を移します。
天然の魚は、弱い種が多いから悩ましいものでした。
ヒゲは、カウンターに 『シャープ製のワープロ』を出して、メニューの段取り。
当時の熊本では、毎日の献立をワープロで打つなんて、はしりの時代でした。
銀座通りに在ったベスト電器で、持ち運びできる物を購入しました。
仕入れしたヒゲが入力するんですから、生々しい単品アラカルトメニューが仕上がります!
四時になると、浪ヤンは、スタッフ10人の賄い料理を準備始めます。
厨房の仕込み、ホール・座敷の掃除やセットが一段落し、戦いの前の腹ごしらえ食です。
サービス係の女性は5時の開店に合わせる為、ひとりずつ交代で和服に着替えます。
最初の彼女は、ついでに、打ち上がったメニューの原稿を持って行きます。
六階の更衣室が事務室の隣なので、着替えが終わる頃には、都合よくコピーが出来ています。
五時に合わせるのには、訳がありました。
神社の宮司さん達が、仕事を終えて直ぐに御神酒(オミキ)を上げるのがお好きだからです。
なにしろ、旧・栄通りの苦しい時代に、お世話になったこともあり、無碍に出来ません。 (笑)
~ ~ ~ つ づ く ~ ~ ~
http://blog.with2.net/link.php?1046790
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ひとしきり掃除を済ませて、次は天ぷらの準備に忙しい。
先ずは、粉の用意。 “ ニップンの家庭用天ぷら粉 ” を。
但し、この粉だけで揚げた天ぷらは、何て言うかガリガリ(?)と重曹くさい感じがする。
クリスピー大好きなアメリカ人相手なら良いかもしれませんが、日本人には微妙。
で、ヒゲは同量の薄力粉と合わせて、その日使う分をふるいに掛ける方式に。
ふるった粉は、直ぐに冷蔵庫へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/b5/60da8223ff27736cedfc1edcda297d89.jpg)
次は、玉水の用意。
卵の黄身だけを水の入った水差しに溶き入れ、やはり冷蔵庫へ。
白身は、とりあえず冷凍庫に。
天ぷら粉も玉水も、冷やすのは当時の天ぷら理論から。
油の温度と天ぷらネタとの温度差が大きい方が、カラリと揚がると言う意見。
やがて2時半ごろに、N野酒店さんが納品にやってくる。
カウンターには、麒麟ビールを納める。
冷蔵庫は、ホシザキの3ドア・リーチインタイプ。
キリンを用意するのには、訳がある。
田園カウンターのお客様は、個性的な方が多いんです!? (笑)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/3d/873377898926f0231f8e908a07dbddc1.jpg)
浪ヤンはその後、厨房に入り、当日の予約献立を確認します。
メモを取り、野菜を揃えてカウンターに戻り、予約に応じた天ぷら野菜の
切り出しに掛かります。
その間にも、予約の電話が頻発に掛かって来るから忙しい。
エレベーターも、客がいない昼間から活躍します。
宅配業者が、運搬カートで日本酒を届けます。
全国各地の取り引き酒店さん達が、一升瓶10本入り木製ケースで送ったものです。
浪ヤンは、その酒を規定の場所に振り分ける作業があります。
重いので、結構大変だったことでしょう。
今は、6本用のプラ製のケースですが、当時は木製で10入りが当たり前でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/48/14ca265f495dd7d8ae58fc9a741e3f28.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/78/f5c9948b1c8deaffd00bd18e00892274.jpg)
続けて、天然活け魚専門の業者さんが、カウンターの生け簀に魚を移します。
天然の魚は、弱い種が多いから悩ましいものでした。
ヒゲは、カウンターに 『シャープ製のワープロ』を出して、メニューの段取り。
当時の熊本では、毎日の献立をワープロで打つなんて、はしりの時代でした。
銀座通りに在ったベスト電器で、持ち運びできる物を購入しました。
仕入れしたヒゲが入力するんですから、生々しい単品アラカルトメニューが仕上がります!
四時になると、浪ヤンは、スタッフ10人の賄い料理を準備始めます。
厨房の仕込み、ホール・座敷の掃除やセットが一段落し、戦いの前の腹ごしらえ食です。
サービス係の女性は5時の開店に合わせる為、ひとりずつ交代で和服に着替えます。
最初の彼女は、ついでに、打ち上がったメニューの原稿を持って行きます。
六階の更衣室が事務室の隣なので、着替えが終わる頃には、都合よくコピーが出来ています。
五時に合わせるのには、訳がありました。
神社の宮司さん達が、仕事を終えて直ぐに御神酒(オミキ)を上げるのがお好きだからです。
なにしろ、旧・栄通りの苦しい時代に、お世話になったこともあり、無碍に出来ません。 (笑)
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彼も酒が大好きのレディ好き、男は皆同じです。
知り合いの坊さまは寺の本堂を改造して音楽活動しつつ、念仏唱えては拙僧は節操が無いと缶ビール。
ホテルの結婚式で臨時収入稼ぐガイジン神父は胡散臭い上に業者会に出席し大酒飲みます。
神職の方は衣を脱いだら激しいですね。
TVでみる京都の神社仏閣の方は血色良く脂キトキトで好きそうです。儲かってるんでしょ!
神主さん達の飲み様は勘ナシに行かれます。
10月でも無いのに!笑。
特に仕事がらみの口論の時は、
燗付け御神酒が飛ぶように売れますワ。
込み込み宴会ではないので、ありがたい限りでした。