4/16 (土曜日)
昼過ぎ買い物に出かけたカァちゃんが、血相を変えて戻ってきた。
「 あーた、早よ! このマンションば出るバイ 」
カァちゃんに言われたら、もうヒゲには抗うスベはありません。
聞くと、建築関係の人と出会って得た情報からの判断らしい。
二日続いたような規模の地震が三度目に来たら、このマンションは危ないと。
外壁の亀裂を見せつけられて、動転してしまったようだ。
なるほど、柱に十文字の亀裂が見られる。
ヒエッ~!?
「 じゃあ、何処に行くのか? 」 と協議になる。
ホテルは営業停止。 病院もダメ。
この周辺の避難所の本荘小学校に決まった。車椅子で行ける場所だ。
どしゃ降りの天気予報もあるので、急いで移動の支度をする。
エレベーターは止まる心配があるので、ヒゲは徒歩で階段を。 ト・ホ・ホ・・・
同じマンションで、カァちゃんの飲み仲間の奥さんと一緒に行くことに。
車椅子で、沢山の荷物を膝に抱えて、ガタガタ道を進む。
本荘小学校の校門の風情を見ると、想い出が浮かんできます。
50数年前! 小学生ヒゲが、この校門をくぐった時のことが。
その朝、勉強好き(?)ヒゲが熊本市城東小学校に近づくと、焦げくさい臭いが漂ってきました。
小学校は全焼していたのです。
焼け残りの曲がった水道管から水が垂れてるのが哀れを誘います。
その後、ヒゲ達はあちこちの小学校に、疎開して勉強するハメに。
その疎開先のひとつが、この本荘小学校だったのです。
まさか、二回目の疎開を経験するとは。
この学校で、ヒゲは生まれて初めての“ 合いの子 ” さんと出会いました。
今は、ハーフと云うらしい。
茶パツ風で、何てカッコ良いのだ!
まるで、洋画から飛び出したよう。
さて、当時はなかった体育館が、ヒゲ達の避難所に。
もう、足の踏み場もないくらい人々が集まっている。
ビニールシートが拡がったその光景は、まるで一昔前の花見の風景だ。
小さいお子さん連れと年配層が多いようだ。
NHKのテレビ音声が流れている。
もちろん、熊本地震関連のニュースです。
避難者は、みんな耳をそばだてて聴いている。
まるで、映画メイズ・ランナーよろしく、ビニールの間を読みを入れて進む人達も。
暫くして、お世話係リーダー(?)からアナウンス。
「 成人男性の方は、トイレの水運びを手伝って下さい。 」 と。
プールの溜め水を運んで、トイレの貯水槽に入れるらしい。
すると、続々と靴を手にした男性が入口に向かう。
Wifi環境も準備され、携帯の充電も出来る。
カァちゃんに、iPadを取りに行ってもらった。
もちろん体育館でも、余震は相変わらず。
♪ 余震~は 続く~ヨ いつまでも~ ♪
隣の奥さんのつぶやが聞こえる。
「 な~んね、安倍ちゃん。
本震が来たら、手のひらを返した様に熊本視察を止めたってぇ~ (怒)
恐ろしいのかしら? こんな時にこそ来るべきなのに、情けないネ。 」
おにぎりの配給が始まる。
子供達から並んで、次は高齢者の方。
高齢者にためらいながら、カァちゃんも並ぶ。
熱々のおにぎりをみんなでほうばると、不思議な連帯感が!
同じ釜のメシを食うと、よく言ったものだ。
お向かいの孫ぐらいの二人が、ストリートダンスで遊んでいる。
周囲を和ませる!!
時折、犬の鳴き声、子供の泣き声が起きる。
残してきたギンとマールは、今ごろ不安な夜を過ごしているかも。
深夜過ぎると、体育館も冷えてくる。
ヒゲは、枕にしてたオーバーを着て暖を。
寝ているカァちゃんも寒そうだ。
それにしても、熊本で大地震とは。
生きている内に、こんな大災害に遭遇するとは思いもしなかった。
まあ、山あり谷ありのヒゲ達の人生。
波乱万丈のキャリアに、またしても大きな記念碑が追加されたと思うことにしよう。
地震保険に対応できるように撮影した、部屋の写真の一部です。
もっと悲惨な現場もあったのですが ・・・
少し片づけられた後です。
電子レンジ・オーブントースター・炊飯器等々 ・・・
食洗等の引き出しも全開して、何が何やら???
洗面所には、閉まっていた棚が開いて ・・・
バカラも薩摩切子も江戸切子も (泣)
空っぽの状態でも、二人で動かせない程の本棚。
びっしりと重い書籍が詰められていたのに、一回目で30センチ動いた。
それも、際から敷いてあったカーペットを超えて。
二回目で、50センチに。
http://blog.with2.net/link.php?1046790
↑ 参加中です。クリックしてもらえたら嬉しいです。
昼過ぎ買い物に出かけたカァちゃんが、血相を変えて戻ってきた。
「 あーた、早よ! このマンションば出るバイ 」
カァちゃんに言われたら、もうヒゲには抗うスベはありません。
聞くと、建築関係の人と出会って得た情報からの判断らしい。
二日続いたような規模の地震が三度目に来たら、このマンションは危ないと。
外壁の亀裂を見せつけられて、動転してしまったようだ。
なるほど、柱に十文字の亀裂が見られる。
ヒエッ~!?
「 じゃあ、何処に行くのか? 」 と協議になる。
ホテルは営業停止。 病院もダメ。
この周辺の避難所の本荘小学校に決まった。車椅子で行ける場所だ。
どしゃ降りの天気予報もあるので、急いで移動の支度をする。
エレベーターは止まる心配があるので、ヒゲは徒歩で階段を。 ト・ホ・ホ・・・
同じマンションで、カァちゃんの飲み仲間の奥さんと一緒に行くことに。
車椅子で、沢山の荷物を膝に抱えて、ガタガタ道を進む。
本荘小学校の校門の風情を見ると、想い出が浮かんできます。
50数年前! 小学生ヒゲが、この校門をくぐった時のことが。
その朝、勉強好き(?)ヒゲが熊本市城東小学校に近づくと、焦げくさい臭いが漂ってきました。
小学校は全焼していたのです。
焼け残りの曲がった水道管から水が垂れてるのが哀れを誘います。
その後、ヒゲ達はあちこちの小学校に、疎開して勉強するハメに。
その疎開先のひとつが、この本荘小学校だったのです。
まさか、二回目の疎開を経験するとは。
この学校で、ヒゲは生まれて初めての“ 合いの子 ” さんと出会いました。
今は、ハーフと云うらしい。
茶パツ風で、何てカッコ良いのだ!
まるで、洋画から飛び出したよう。
さて、当時はなかった体育館が、ヒゲ達の避難所に。
もう、足の踏み場もないくらい人々が集まっている。
ビニールシートが拡がったその光景は、まるで一昔前の花見の風景だ。
小さいお子さん連れと年配層が多いようだ。
NHKのテレビ音声が流れている。
もちろん、熊本地震関連のニュースです。
避難者は、みんな耳をそばだてて聴いている。
まるで、映画メイズ・ランナーよろしく、ビニールの間を読みを入れて進む人達も。
暫くして、お世話係リーダー(?)からアナウンス。
「 成人男性の方は、トイレの水運びを手伝って下さい。 」 と。
プールの溜め水を運んで、トイレの貯水槽に入れるらしい。
すると、続々と靴を手にした男性が入口に向かう。
Wifi環境も準備され、携帯の充電も出来る。
カァちゃんに、iPadを取りに行ってもらった。
もちろん体育館でも、余震は相変わらず。
♪ 余震~は 続く~ヨ いつまでも~ ♪
隣の奥さんのつぶやが聞こえる。
「 な~んね、安倍ちゃん。
本震が来たら、手のひらを返した様に熊本視察を止めたってぇ~ (怒)
恐ろしいのかしら? こんな時にこそ来るべきなのに、情けないネ。 」
おにぎりの配給が始まる。
子供達から並んで、次は高齢者の方。
高齢者にためらいながら、カァちゃんも並ぶ。
熱々のおにぎりをみんなでほうばると、不思議な連帯感が!
同じ釜のメシを食うと、よく言ったものだ。
お向かいの孫ぐらいの二人が、ストリートダンスで遊んでいる。
周囲を和ませる!!
時折、犬の鳴き声、子供の泣き声が起きる。
残してきたギンとマールは、今ごろ不安な夜を過ごしているかも。
深夜過ぎると、体育館も冷えてくる。
ヒゲは、枕にしてたオーバーを着て暖を。
寝ているカァちゃんも寒そうだ。
それにしても、熊本で大地震とは。
生きている内に、こんな大災害に遭遇するとは思いもしなかった。
まあ、山あり谷ありのヒゲ達の人生。
波乱万丈のキャリアに、またしても大きな記念碑が追加されたと思うことにしよう。
地震保険に対応できるように撮影した、部屋の写真の一部です。
もっと悲惨な現場もあったのですが ・・・
少し片づけられた後です。
電子レンジ・オーブントースター・炊飯器等々 ・・・
食洗等の引き出しも全開して、何が何やら???
洗面所には、閉まっていた棚が開いて ・・・
バカラも薩摩切子も江戸切子も (泣)
空っぽの状態でも、二人で動かせない程の本棚。
びっしりと重い書籍が詰められていたのに、一回目で30センチ動いた。
それも、際から敷いてあったカーペットを超えて。
二回目で、50センチに。
http://blog.with2.net/link.php?1046790
↑ 参加中です。クリックしてもらえたら嬉しいです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます