さてさてと、ベートーヴェンの悪筆は有名だったようでした。
だから、写譜が繰り返される度に、微妙な記述の違いが生じた。
番組で紹介されたのが、交響曲第五番の4楽章のラスト近くの有名なところ。
高弟シンドラーが指摘したのが、スラーの線はもう少し長かったのでは?!
そこでだが、番組の試みが面白い。
従来のスラー線での演奏を、カラヤン率いるベルリンフィルが行う。
シンドラー予想の長いスラーでの演奏を、東ドイツの交響楽団が行なった。
なるほどの違いだが、まるで耳の検査か音大のヒアリングかと?(笑)
【 ヒゲが180円で買った想いでのスコア 】
やがて、ベートーヴェンの筆談手帳の研究が進み、とんでもない(!)事が判った。
弟子シンドラーが改ざん〜加筆したようだ?
其れは、交響曲第七番の第二楽章。
演奏のスピード指示が、変えられているのではないか?
オリジナルは、【アレグレット】じゃあなかったのか?
そのシンドラーが加筆したかもしれないのが 【 ♩=80 】
番組で紹介したのが、非常に興味深い。
同じ弦楽四重奏団に、ふたつのテンポで演奏をしてもらった。
すなわち、アレグレットと♩=80で、どうイメージが変わるのか?
うーむ、なるほどネ~ 明らかに違う。
随分変わるものだ!!
1969年12月の或る日、熊本市民会館での熊響・定期演奏会。
演奏曲目は第七交響曲。
第一楽章が終わり、最も重要な第二楽章が始まろうとしているのに、
学生ヒゲの右の指定席は空いたまま。
何度も振り返るヒゲに、後ろの席の方はけげんな顔。
演奏会が終わり、トボトボと銀座通りを歩くヒゲのテンポは、
紛れもなく♩=80で御座いました。😔
( 何があったのでしょう?
興味がある方は2008.9.18のブログにて ・・・ )
↑ 参加中です。クリックしてもらえたら嬉しいです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます