田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

Qエリザベスの約手②

2023-04-21 21:33:55 | 2人3脚チンタラ道中
さぁてと、“ダマくらきゃあち” 結婚させられたカァちゃんは、
その船出から大波乱!?(苦笑)
結婚披露宴は、熊本市内のNホテルでの豪華盛大な見栄えです。
招待客は、取引業者・親父のライオンズ仲間・地域の偉いさん等が大半で、
店の従業員と親戚関係が加わり、新郎新婦の友人は僅かに制限されました。
まるで、自○党の政治資金稼ぎパーティーみたいでしたよ。
       
今風なチャペルでのセレモニーての、友人達の余興みたいなものは無し。
お祝い的なモノは、親父好みのプロ級の人達による祝舞やら祝吟です。
やたらに長いだけの来賓スピーチも、延々と繰り拡げられました。
司会者には、当時の地元No.1のアナウンサーが選ばれていましたが、
あまりに長いスピーチの為、時間調整に困り果てたようでした。
やっと乾杯の樽割りが済むと、その後のヒゲ達は、ひたすら挨拶の盃を
受け続ける操り人形となります。
    
            
ホテルでのセレモニーをこなした後、直ぐその足で熊本駅に向かいます。
なんと、“ 強風&土砂降り ” の天気に夕暮れの暗さが襲ってきています。
披露宴の最中には、会場にまで雷鳴が響き渡ったほどでしたから。
まぁ列車に乗れば、「いよいよ列車での楽しい新婚旅行か!」と。
どっこい、豪華寝台特急『ななつ星』をイメージしたら大間違いでっせ。
当時のヒゲ夫婦が乗った夜行列車『天草』は、上野駅に向かう就職列車を
思い浮かべて下さい。  ♫ 京都いーき 夜行~列車 ♫  
人々が密集した客席は汗臭い。 💦💦 
     
因みに、旅立ち用のお揃いのジャケットも、親父好みに仕立てられた物です。
なんて有難い事でしょう!? 着せ替え人形同然の二人でした。
やがて、列車は就職先の京都に到着しました。
ゆっくりする間もなく、修業の日々に就くことに ・・・ 。

たまの休日も、京料理グルメ探訪なんてトンデモはっぷん。
二人の夕食は、専ら常夜鍋。
当時の京都では、豚バラはグラム百円。
それと安価なホーレン草と豆腐。
後口は、口の中がギシギシします。(笑)
      
そんな或る日、夫婦は三条大橋を渡ったところで、料理屋に気づいた。
「どんなンやろう?」と覗こうとしたら、バイト風の若い女性が言った。
「 あの〜 内(の店)は、高いですヨ! 」 と。
ヒゲ達は、スゴスゴと引き下がるしかありませんでした。 😓

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2 コメント

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疲労宴 (batten)
2023-04-22 03:20:17
めっきり少なくどころか皆無じゃなかろかの、媒酌人orダブル媒酌人が高砂席って披露宴。
それに、謡に舞も無くなりましたねぇ。
今は双方の挨拶も上司と友人代表と乾杯発声の3名くらいで、スタートから30~40分で飲めます。

2時間半の現代の披露宴、最初と最後のセレモニーで30分+30分ですから残り90分の食事歓談タイム。
今は和洋折衷でも7品くらいの品数、御造り八寸・碗物・洋魚料理・洋肉料理・食事・留椀・デザート&コーヒーです。
和食さんが蓋物出したくらいでステーキ焼くので、今の披露宴の食事は美味しいですね。
ですから先出しは一切せずに乾杯後の提供の時代。
昔は13品とかありましたけど・・・。

おそろのジャケットが似合うし、ヒゲオヤジ殿が美男だし奥様が美人さん。
似合いの夫婦なんですなぁ。
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美女と野獣? (ヒゲ)
2023-04-22 21:31:37
まだその頃は、3分間スピーチという概念がありませんでした。
それどころか、挨拶は長いほどステータスが上がると言う時代。
来賓のそれぞれが、意味もなく長時間のスピーチ。
アクシャア打つゴツ長い時間、ヒゲ達は立ったまま。膝がよろける💦。

今の結婚式、ヒレステーキにナイフ・フォークの
映像を見ると、うらやましい感情が起きます!(笑)
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