料理オンチ奥様に捧ぐ

此処だけの話　～～～　あまりに料理が下手で、姑さんから呆れられてる貴女へ。

料理は下手なままで（笑）、食の細った姑さんを驚かす裏ワザ（？）を、お教えしましょう。
いつもは控え目のヒゲが、珍しい大風呂敷を広げたモンです。

先ずは、ご飯を炊きましょう。
何時もと一緒で良いですから、ブランド米なんて別に要りません。
米の研ぎ方も、下手なままの貴女で結構。
今まで通りの水加減で炊いて下さい。

さて、ここからが本題。
ご飯茶わんにご飯をよそう時の話しです。
念のため訊きますが、貴女はきっと次の様になさっているのでは？
濡らしたシャモジを右手に持ち、焚いたご飯を睨みつけます。
シャモジをサッと　『　垂直　』　にして、飯に突っ込みます。
そして、ググッと飯を持ち上げて、茶わんにドスっと。
お茶碗には、まるで冬季五輪のジャンプ台の様に、シャモジのスロープの跡が残っている事でしょう。
よく病院での食事の時、お目に掛かります。
コレでは、とても食の細った姑さんが気にいるとは思えません。

先ずは、シャモジを　『　水平！　』　にして下さい。
そして、ご飯をすくうのですが、どうぞ金魚すくいする時みたいに、そーっと上っ面をすくい茶わんに。
この時、決して上から押さえつけない様にして下さい。
三回程しても、まだ茶わんには七分程度しか注げてないでしょう。
でも、それで良いのです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
お姑さんに、恐る恐るお出ししてみましょう。
「　あらっ？　○○さん、今日のご飯、美味しいわネ。　おかわり頂けるかしら。
　　お米が替わったの？　コシヒカリ？　」
「　いいえー、　お義母さま。　いつもの標準米の並米ですわ、はははー　」
但し、この手は通じない範ちゅうの人たちが居るので、注意が必要ですが。　（クスクス）

さて、今日のお昼は、病気上がりのお母さまの希望で、ざる蕎麦です。
いつものように茹で上げた蕎麦を、大きな手でひとつかみで器にどすっと。
能率的ですが、ちょっと工夫を。
ここは騙されたつもりで、次の様に試してみてはいかがでしょう？
蕎麦に水分が残っている内に、少し掴んで平皿の隅にひとつ。
また掴んで反対側にひとつ。　さらに空いてる所にひとつ。
最後に、三角形の中央にひとつ。　都合、四回に分けて盛ってみて下さい。
病後で、残しがちな蕎麦も、今日は完食して貰えるかも。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　≪　一山多いですが、こんな感じ　≫
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Gセルを聴く猫

ずいぶん前の事ですが、我が家の引っ越し時に見捨てられたレコードとプレーヤーの話をしました。
焚書坑儒のカァちゃんに、ヒゲが一枚だけ助命を乞うたのが、ジョージ・セルの盤でした。
そのたった一枚のレコード盤は、田園のカウンターに飾られて、時を待つことに。
そして、とうとう待望の引き取り手　“　同級生のＨちゃん　”　が来てくれたと。

先日の天下国家の会のラストでは、Ｇ・セルのレコードが話題になりました。
それから暫くした或る日、老猫トンにプレゼントが届けられました。
Ｍ・マウンテンさんから、ＧセルのＣＤです。
「　うわっ～　なんてありがたい！　」
早速、猫トンと並んで音楽鑑賞です。
演目は、『　クリーブランド交響楽団　』　による、ドボルザークの　『　新世界より　』　です。
ヒゲには、久しぶりの響きです。　何十年ぶりでしょうか。
マウンテンさんが心配された、トンの反応も穏やかなもので、心地よく聴いているように思えました。

６０年代、熊本市下通のＭ本レコード店。
中学一年生のヒゲは困っていました。
目的の曲を手にして文句なしのハズが、躊躇っているのです。
ヒゲには、生まれて初めてのＬＰレコードを買う機会。
それまでは、せいぜいＳＰ盤の　『　怪傑ハリマオ　』　ぐらいなのに。
手にした盤は、豪華ジャケットで、五ページもの解説文が挿入されていました。
お値段も他のＬＰに較べて高く、明らかに大人向き。
中学生になったばかりのヒゲには、シンドいものに思われました。
しかし、他にレコードの選択は無く、財布を確認すると、ギリギリ持ち合わせています。
しかも、Ｂ面には　『　未完成　』　シンフォニー。
抱き合わせがコレなら、すなわち二曲分買う様なモンだと納得させて、レジに向かったのでした。

家に戻り、店をしてる一階に。
包装を解くと、ニューヨーク摩天楼を見上げるアングルの写真が、ジャケットを飾っていました。　
「　何てオシャレなんだ！　」
『　Ｕｎｆｉｎｉｓｈｅｄ　』　の文字が目に入る。
ふーん、コレが　『　未完成　』の事か。　こんな使い方すんだ。
営業用のレコード・プレーヤーの電源を入れます。
初めて、回転数のＳＰを、ＬＰにチェンジしました。
盤を乗せ、針を持ち上げると、黒ぐろとしたＬＰ盤がスーッと動き始めました。
やった！
演奏が始まり、ヒゲ中学生は、ジャケットの説明書を手にしました。
初めて聴く曲と、やたら漢字と専門語の多いその説明書に、中学生はたちまち爆睡のニューワールドに
いざなわれたので御座いました。　（笑）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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ハリウッド版ホラー映画？

ｉＴｕｎｅｓからレンタルして観た、キアヌ・リーブス主演の映画　『　４７　ｒｏｎｉｎ　』
４７とある様に、日本の忠臣蔵をベースにしたもの。
アメリカ人が、赤穂浪士を描けばこうなると云うモノだろう。
ネットの感想書き込みは散々低い点数だったが、ヒゲは楽しみでした。　　
　　　　　　　　　
「　これは、何だ？　」
ずっと昔観た、ハリウッド映画に登場する日本のシーンが思い浮かぶ。
　　　　
その頃から余り変わらない日本人像　“　摩訶不思議な日本人像！　”　のままなのが異様です。
まだしも、ダイ・ハード・シリーズ初期に描かれた日本人像の方が、まっとうに思えます。

しかも、アメ公が工夫とばかりに、妖怪物を入れたモノだから、設定がゴチャゴチャに。
　　　　　　　　
俳優は、一応日本人。　小道具も日本風。　背景は、ベトナム・ハロン湾風。　全体は中華風。
怪獣は、ハリウッド版のホラー映画と云うグローバルな物。
もちろん、ヒゲもこんなチャンポン映画は嫌いではありません。
それにしても、脚本がチープ過ぎる。
あれもこれもと取り入れる気持ちは分かるが、練れていない。
すっきり感が無いのだ。
その点、前の　『　ラスト　サムライ　』　の方が、よほどスッキリしていた。

料理チャンポンも、そこそこに作るのは大変です。
ただの寄せ集めではありません。
アメ公もこんな映画作る前に、本場長崎の雲仙小浜市でチャンポンでも食べるがイイのに。（笑）
其処で、チャンポンマン・山口智充に会って、コツを習いましょう。
そして、米国に帰ったら、オバマ大統領に作ってあげよう？　
小浜（オバマ）チャンポンを！
　　　　　　　　
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ビフォー・アフター

ネットでの検索、現地見学等々、大変な時間を使って、本荘のマンションに引越してき来たヒゲ達。
しかし、うるさいカァちゃんのおメガネに叶う間取りではありませんでした。
勿論、壁も床も張り替えられていて、新築同然に見えます。
「　暫らくしたら、リフォームでもしようかね？　」　と、話していたカァちゃんでした。
所が、ヒゲの骨折を機に、話は早まります。
早速、リフォームのプランニングです。
ヒゲは、現状で充分満足なのですが、将来の介護をスムーズにする為と言われると、グウの音も出ませんでした。

世に、リフォームにクレームは付き物と云うぐらいの、リスキーな仕事。
普通は避けるべき所まで、立ち向かうのが、内のカァちゃんです。
自分好みに造り変えるなんて、ホント素敵な事なんですが、大変な事も同時に含まれています。
今度の長期に渡る工事、想像以上に掛かった費用のリフォームで、気付いた事を書いてみます。
カァちゃんの思いとは違うかもしれませんが、ヒゲの見方で。
リフォーム予定の皆さんに、ささやかなヒントになれば幸甚です。

平面図（間取り）を変えようとするのに、中心に在る壁が厄介でした。
解らんでもないのですが、大変な手間掛けて撤去するほどの価値は？
壁には、ドアホンやら警報器が埋め込まれています。
大丈夫でしょうか？

間取りを変えたい理由は、寝室用に十分な広さの部屋の確保が一番でした。
寝相の悪いヒゲ夫婦は、最初からベッドは別々。
ところが、どの部屋も、まるでダブルベッドが当たり前みたいな狭さ。
ベッドを二台置くと、余分なスペースはわずかです。
身体の不自由なヒゲには、後々の介護の問題が付きまといます。
車椅子ぐらいは動かせる広さが必要なのです。
子供達が帰省した時、孫がゆっくり休める部屋も考えねば　・・・　。
果たして、出来るのでしょうか？

次の問題は、トイレの構造です。
ヒゲ対策に、車椅子仕様にと云う訳です。
これも、結構たいへん。
幅の拡張と、ドアをスライド式に換えるつもりのようです。
ドアの横幅が、スライドして動く距離に遮蔽物が無いか？
慎重に調べましょう。

あまりにも考える箇所が多すぎて、色彩になると、多少投げやり気味になって行ったカァちゃんでした。　
しかし、キッチンになると、そうは行きません。
息子・娘の家に行って、最新の便利な器材を見ているから、たまりません。
女性にとって、台所の便利性は、毎日の負担減になりますから、大事な処です。
ショールームに出掛けたり、パンフレットとにらめっこしたり。
「　いいのは、高いね～　」　
さぁ、どの辺で折り合いをつけるのでしょうか？

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～～ 続く ～～

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