さむらい小平次のしっくりこない話

世の中いつも、頭のいい人たちが正反対の事を言い合っている。
どっちが正しいか。自らの感性で感じてみよう!

参院選 その争点とは!

2016-07-06 | 社会・経済



こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です


本日は来る参議院選挙について小平次の感じるところをお話しさせて頂きたいと思います


さて、早速ですが下記の数字をご覧ください

「あなたは、参議院選挙で投票を判断するうえで、最も重視する政策は何ですか?次の8つから1つを挙げて下さい」

という「報道ステーション」の世論調査の結果です


「経済対策」…………………… 33%

「年金・社会保障制度」………  30%

「憲法改正」……………………  8%

「外交・安全保障」…………… 8%

「原子力発電問題」…………   7%

「消費税引き上げ再延期」……  7%

「TPP・貿易自由化拡大」………  1%

「答えない」……………………  6%

「わからない」…………………  0%


「あなたは、参議院選挙で投票を判断するうえで、最も重視する政策は何ですか?次の8つから1つを挙げて下さい」

との質問に最も多かった回答が「経済対策」であるようです

TPPや消費税もまあ経済対策でしょうから合わせれば40%の人が「経済対策」を最も重視していると言っているわけです

いやあ、なんかすごいなあと思うのです

一流大学の教授やその出身者である学者、経済評論家なんて人達や政治家までもが、連日

「こーすれば経済は良くなる!」「いや!あーすれば経済は良くなる!」「そーしても経済は良くならない!」

「アベノミクスは成功だ!」「いや失敗だ!」

と正反対のこと言い合っているわけですが、そんな専門家たちでも論の合わない難しい話を、この40%の人達はよくよく理解し、正しく結論を出し、最も重要な投票の判断基準とすることができるということなのでしょうか


TPPや消費税については、一見「賛成」と「反対」というわかりやすそうな図式にも見えますが、そう単純な話でもないでしょう


どうなんでしょう

小平次がバカだからそう思うだけかもしれませんが、この40%の人達は、単純に「景気を良くしてくれそうな政党、政治家に投票する」ってぐらいの漠然とした感覚で回答したというのが実際のところなんじゃないでしょうか



さて、単純に

「景気が悪い、だから景気を良くしてくれそうな政党、政治家に投票する!」

ってことなんでしょうけど、今実際景気はそんなに悪いんでしょうか

まあ良いとは言えないと思いますが、そもそも景気の良し悪しの判断基準も様々なわけでして

一方で悪いと思っても一方では良いなんてこともあるんですね

確かにバブル期に比べれば景気は悪いんでしょうが、あの時代と比べたって仕方ないのです

それにあの時代だってですね、自分のやりたいことを仕事にできた人なんて一握りでしたし、実際大儲けしていた人たちなんてのもごく一部であり、ほとんどの人は毎日必死に働いていましたよ

小平次だってですね、一か月に一日休みがあるかないか、連日の早朝から深夜まで仕事、そんなでしたよ


まあそれでも就職口は確かに多かったかな

就活で何十社も面接しても内定もらえないなんて、今の学生さんの話を聞くと、大変だなあとも思います

やっぱり景気は悪いのかなとも思います

しかしですね、がんばってもがんばっても報われないってほど、日本は落ちぶれちゃいないと思いますよ

この小平次もですね、今の仕事、法律系の仕事を生業にしようと思い立ったのが40過ぎてからです

それまでの仕事を辞め、タクシードライバーをしながら勉強していくつかの資格をとりました

一度没落した身ですから、決して生活が楽だとは言えませんが、それでも何とか家族が笑顔でいられるくらいまでにはなりました

娘のこれからを考えれば、もう少し稼げるようにならなくてはいけませんが、稼げないからと言って、それは景気が悪いとかではなく、まだまだ自分の努力が足りないからであります

小平次の知り合いにもですね

ダンスや音楽、その他の仕事、色々夢見てがんばっている若者がたくさんいます

日本はまだまだそういう夢や目標をもってがんばってもいい国だと思います


暑い日が続くでしょう

就活の学生さん、がんばれ!

もう一度言います

「がんばってもがんばっても報われないってほど日本は落ちぶれちゃいない!」


ちょっと横道にそれましたが、結局言いたいのは、景気の良し悪しなんてまさに一人一人の気の持ち方一つであろうってことです

しかし、実際今の世の中、実質賃金は下がり、格差は広がり、貧困層まで生まれています

仕事柄、離婚した母子家庭の悩み相談なんかも受けることがあります

大変ですよ、本当に

乳飲み子抱えて実家にも世話になれず、仕事をしたくても近くに保育所一つない

そんな母子家庭の子どもが少し成長し、小学校にいくと、その子の一日の食事は給食一回だなんて話が報道されたこともありますね

確実に貧困層は増えています

「やっぱり景気が悪いんじゃないか!」

いや、そうじゃないと思うんです

そういった格差や貧困、これは経済対策、景気対策の問題ではなく、もはや国のあり方の問題であろうと思うのです

ひいては、その国あり方と同時に、その国民のあり方の問題であろうと思うのです

どれだけ景気対策を講じても、そのあり方が正しくなければ、貧困や格差の拡がりにブレーキをかけることなんてできないでしょう

一方的に金の亡者たちだけが得するしくみができあがるだけのように思います

わかりやすい話が、以前の記事(今更ながら保育園落ちた…)でも書きましたが、家族の生活のために乳幼児を抱えた母親が仕事をしようと思っても、子供の声が「騒音」だと言って次々と行政の保育所建設計画を頓挫させてしまうような国のあり方、国民のあり方では貧困や格差拡大にブレーキはかからないということです

古い時代、日本にやってきた外国人の旅行記や手記には

「日本人は苦しい時でも助け合い、みな笑顔である」

みたいな言葉を見つけることができます

今は時代が違う、いえ、違うのなら取り戻す他ないでしょう

「国家国民のあり方」

を選挙で問うのであれば

「外交と安全保障」

こそが最も重要な政策になるでしょう

自国を自国の軍隊で護る術もない状態では、独立国家とは言えず、金の亡者たちのしくみに取り込まれ、世界共通の価値観の中に埋め込まれ

「自分だけが良ければ良い」

そうして貧困と格差が拡がり続けていくのです

そもそも、自国民、同胞が理不尽に誘拐されたままになっているというのに、報道番組などで各党の議論に北朝鮮の拉致事件なんて話題にも上っていません

「それを言っても票にならないから…」

という政治家を

「最も大事な政策は経済対策だ!」

と意味もわからず言っている国民が生み出しているということです

「ミンシュシュギ」

ですから、主権は国民にあるのです

国を良くするのも悪くするのも、その責任も、国民一人一人にあるということです

チンケな飲食に公費を使った知事を悪者にして、投票したのは自分だということを忘れてしまってはなりません

そんな政治家を生み出すのも自分だという事を忘れてはなりません

難しいことではなく、ほんの少しその自覚を持てば、世の中は変わっていくと思います

「日本人は苦しい時でも助け合い、みな笑顔である」

そんな日本を取り戻していけると思います



御免!
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2 コメント

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小平次さん、こんばんは! (ゆぅすけです。)
2016-07-04 21:52:45
まさに同感の極みであります。

景気回復!経済復活!

とバブル崩壊以降、毎朝毎晩、念仏のように唱えていたテレビ報道に対し、「なんだかおかしいな?」と感じていた時のことを思い出しました。

そんな中、自分さえよければ・・・
などという利己主義に陥る人たちも増え、
いつしか、景気はおろか、日本の経済は
一部の人たちの思うがままに操られるようになった気がします。

拉致被害者を取り戻すことは日本を取り戻すこと!
日本の経済システムを取り戻すことも日本を取り戻すこと!

ところが日本を取り戻すことを
バブル期のころの日本に戻すこと!
と思い馳せている人の多いこと(特に年配者)にびっくりです。

これからの若い世代に期待するところではありますが、まずは我々世代が頑張らなくてはならないですね。

小平次さん!共に頑張りましょう!!!


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おはようございます! (小平次)
2016-07-05 09:11:08
ゆぅすけさん

おはようございます!

コメントありがとうございましたm(_ _)m

「小平次さん!共に頑張りましょう!!!」

いやあ、ゆぅすけさんにこのようなお言葉を頂くと本当に勇気が出ます(;_;)

「拉致被害者を取り戻すことは日本を取り戻すこと!」

その通りです!

すべてはそこからです!

横田めぐみさんは実は私の妻と同い年で、いつもご両親のお姿を報道などで拝見すると、本当に悔しくも歯がゆく、なぜこのような凶悪な誘拐事件を拉致「問題」などと政治家もマスコミも「問題」化してことを複雑にしてしまうのだろうと、常々思っております

ゆぅすけさん
ありがとうございました

「ゆぅすけさん!共に頑張ってまいりましょう!!」
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