さむらい小平次のしっくりこない話

世の中いつも、頭のいい人たちが正反対の事を言い合っている。
どっちが正しいか。自らの感性で感じてみよう!

学者脳で語るな 天皇陛下のおきもちに沿う 4

2017-01-08 | 天皇・皇室
こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です



8月8日の天皇陛下のおことば以降、政府が発足させた「有識者会議」等の議論を経て、今のところ陛下のおきもちとはかけ離れた方向でことは進んでいるようです


一部の学者さん、知識人さんたちは言います


「そもそも天皇陛下が自ら国民に向けてお言葉を発する自体、憲法違反の疑義がある」


「天皇自らの意志による公務、公的行為の一部を憲法の枠外として認めるならば、それは天皇を超法規的な存在としておくことになり、立憲主義、民主主義に反し、また天皇の自由意思による皇室外交なども可能になるかもしれない、ひいては天皇の独裁体制という危険をはらむ」


憲法の

「天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行い、国政に関する権能を有しない。」

という条文解釈についての論だと思われますが…


あああ

本当に

「学者脳」

だなあ…

これらの論に対する反論も数多あります

当ブログのタイトル文通り、頭のいい人たちが学術論、法律論の「解釈」についてあーでもない、こーでもないとやっているわけです

そういった議論も時に大切なことでしょう

しかしながら、ことは我が国の「君」、天皇のお立場にかかわることです


小平次が上記の「憲法違反」云々等の論を見聞きし、それを唱える人たちに対して思うこと

天皇と皇室に対する

「尊皇心」「敬愛の気持ち」

などが微塵も感じられないということです


「天皇は国家国民の統合の象徴として存在さえしくれればいい」

その上で

「天皇自らご意志を国民に向けて発するのは憲法違反だ」


と、実際にこのようなことを言っている人もいるわけですが、突き詰めて考えれば、つまり

「天皇は存在さえしていればよく、意志を述べるなどあってはならぬ!」

と言っているわけで、「尊皇心」「敬愛の気持ち」などを感じられるわけがないではありませんか


日本は一応憲法を最高法規とする法治国家であり、民主主義国家であるわけです

ですから天皇でいらっしゃってもその憲法に縛られるわけです


「憲法違反だ」「天皇が超法規的存在になるのは危険だ」



そうですか?

いいじゃないですか

「超法規的存在」



と、小平次は感じております



なぜ?

それは古代からの我が国の歴史を学び、2000年近い長き歴史を通じ

「君のあり方」

を継承してきた伝統は伊達ではないと確信しているからです

2000年に渡り、その伝統、君のあり方を繋ぐ

今上天皇陛下を含め、その時代時代の天皇お一人お一人が、我々凡人、一般人には到底想像すらできない強靭な精神力をお持ちでなければ為しえなかったことであると確信しているからです

そのような歴史と伝統を受け継いで来られた今上天皇陛下を信頼し、崇敬申し上げているからです

「超法規的存在」であろうとなかろうと、そのような歴史と伝統を受け継いで来られた今上天皇陛下が、独裁者となり民を支配するなどあり得ないと確信しているからです


「憲法違反だ」「天皇が超法規的存在になるのは危険だ」

という人たちの中には、天皇と皇室が「旧GHQ」だとか「創〇学会」だとか「中共」だとか「朝鮮系」だとか、良からぬ勢力に洗脳されているとか、乗っ取られつつあるとか、すでに乗っ取られているだとか

そういう誠に不敬なことを言う人も大勢います

先に申し上げたこと

小平次は今上天皇陛下を信頼し、崇敬申し上げております


2000年という永きに渡り、我が国が「君民一体」の国体を護り続けて来られたのは、「君」と「民」が揺るぎない信頼関係を保ち続けてきたからこそだと感じております

「憲法違反だ」「天皇が超法規的存在になるのは危険だ」


なぜ?


『天皇と皇室が「旧GHQ」や「創〇学会」や「中共」や「朝鮮系」や、良からぬ勢力に洗脳されているからだ!すでに乗っ取られているからだ!』

それはつまり今上天皇陛下を崇敬も信頼もしていないということですね?

有識者、知識人、学者、だけではありません

ネット上には目を覆いたくなるような今上天皇陛下、皇室の皆様に対する不敬な言葉が氾濫しております


和を以て貴しと為す、君民一体を国是として永き歴史を歩んできた我が国において、これほどまでに「民」が「君」を侮辱するような言葉を発していたような時代があったでしょうか


民が君を信頼できない

それは、和を以て貴しと為す、君民一体を国是として歩んできた我が国がもうすでに滅んでいる、日本ではなくなっている、ということですよ


小平次はですね、すでに腹をくくっております

君のおきもちに沿い、君とともに歩むと


前回も申し上げましたが

天皇陛下のおきもちに沿いたい、そう願っている人たちにぜひ愛子さまの書かれた小説を読んで頂きたいと思うのです

古事記や日本書紀、古の神々時代までもが鮮やかに頭に浮かんでくると思います


そして、私たち凡人、一般人とはまったく違う神聖な領域でお育ちになられていること

間違いなく2000年の歴史と伝統を受け継いで来られていることが感じられると思います


御免!



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8 コメント

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小平次さん、こんばんは! (ゆぅすけです。)
2017-01-08 17:39:56

・ 岩男寿美子(武蔵工業大学教授・慶應義塾大学名誉教授、男女共同参画審議会会長 女性学の大家)
・緒方貞子(国際協力機構理事長)
・奥田碩(日本経済団体連合会会長)
・久保正彰(東京大学名誉教授・日本学士院会員のち院長)
・佐々木毅(学習院大学教授・元東京大学総長)
・笹山晴生(東京大学名誉教授)
・佐藤幸治(近畿大学法科大学院長・京都大学名誉教授)
・園部逸夫(元最高裁判事・外務省参与(監察査察担当)・座長代理)
・古川貞二郎(元内閣官房副長官)
・吉川弘之(産業技術総合研究所理事長・元東京大学総長・座長)


小平次さん、明けましておめでとうございます。

旧年中は大変お世話になりました。
本年も何卒よろしくお願いいたします。

さて、皇室典範改訂有識者会議の面々でありますが、なんら国民の支持を得ているわけでもない者が大勢参加されています。

当然、国民(臣民)としては違和感を覚えることはいうまでもありませんね。

そして仰られますように、政治事を為すには、国民との信頼関係があってこそ叶うわけでありますから、学者脳や経営脳などで国柄を決することには、かなりの無理があるものと思います。

願わくば、陛下御自らのご意志で決められますような大勢にもっていっていただきたいものであります。


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Unknown (ゆぅすけです。)
2017-01-08 17:52:22
天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議メンバー

・今井 敬 日本経済団体連合会名誉会長
・小幡 純子 上智大学大学院法学研究科教授
・清家 篤 慶應義塾長
・御厨 貴 東京大学名誉教授
・宮崎 緑 千葉商科大学国際教養学部長
・山内 昌之 東京大学名誉教授
返信する
明けましておめでとうございます! (小平次)
2017-01-09 17:38:55
ゆぅすけさん

明けましておめでとうございます

本年もよろしくお願い申し上げます

コメント、並びに有識者会議のメンバーリスト、ありがとうございました

本来であれば、おっしゃる通り、天皇陛下と皇室のみなさまでお決め頂ければ一番良いと思うのです

この国の平穏と安寧を、この国の誰よりも願ってくださっているのは、他ならぬ天皇陛下ご自身なのですから

自己の保身や権威のために、わけのわからぬ、尊皇心の欠片もないような連中に我が国の最も大事なことを決めては欲しくありません

天皇陛下と皇室のみなさまに対する数々の不敬、目に余り許し難く、悔しい気持ちでいっぱいです

言いたいことは山のようにあるのですが、それは尊皇心ある本当の保守論客の方々におまかせし、私は一民として心に感ずるままに述べていこうと思います

ゆぅすけさん


いたらぬ者ではありますが、何卒、これからも本当によろしくお願い申し上げます

ありがとうございました
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すこし、前に書かれたブログですが、今、コメントさせていただきます。 (桜井結奈(さくらい、ゆうな))
2017-04-23 07:12:59
天皇陛下の御譲位のことですが、今、4月下旬現在、国会の与野党のあいだで、おおむねまとまる方向のようです。
ブログ主様は、学識者のことに批判的な御意見のようですが、私はやはりこういう問題は学識のあるかたのご見解に耳をかたむける事は必要だと思います。
学識者のかたは、みな、真摯に日本の将来の事をかんがえておられる人格者です。
また、そういう学識者の意見も参考にした上で、今回のおおすじ合意に漕ぎつけたのではありませんか。
結果的には、それでよかったのではないでしょうか。
返信する
コメントありがとうございます (小平次)
2017-04-23 10:25:19
桜井結奈 さま

コメントありがとうございます

またたくさんの記事にコメントありがとうございます

他の記事のコメントでも申し上げましたが、桜井さまは昨年の8月8日の天皇陛下のおことばをお聞きになられましたか

特例法の中身、そこにいたるまでの学者さん、識者さんたちの意見をご覧になるかお聞きになるかされましたか

皇室典範をお読みにはなられましたか

そのうえで

『学識者のかたは、みな、真摯に日本の将来の事をかんがえておられる人格者です』

とおっしゃっていらっしゃいますか

非常に残念なことですが、私にはこのような言葉を平然と言ってのける人がいる、ということが空恐ろしく思えます

逆に何かの意図をもった特定の団体かなにかからコメント頂いているのでは?

と錯覚すらしてしまいます

今後もコメントを頂くことはありがたく思いますが、私は当ブログを議論の場にするつもりは微塵もありませんので、その点ご了承ください

ありがとうございました
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感想 (桜井結奈(さくらい、ゆうな))
2017-04-23 11:53:24
私は、別に特定の団体には、はいっておりません。
ただ、皇位継承の問題にせよ、その他の重要な問題にせよ、できるだけ多くの意見を聞くことは必要でしょう。
それが民主主義ではないでしょうか?そんなことは、私は学校時代に学びましたよ。
このたびの、学識者の方にしても、いろんな見解があります。でも、さまざまな意見があっても、理性的に議論すれば、
おおむね妥当な方向に収束していくものです。
皇室典範や教育勅語の内容については存じております。
ただ、『自分たちだけが、天皇陛下の御意志を理解しているのだ』とおっしゃる人のお考えには、無条件で同意することはできません。日本は専制君主国家ではないのです。
日本民族の象徴たる天皇陛下に敬意をしめすことは国民の本分ですが、同時に議会制民主主義を守り、法治国家の安定的な
バランスを維持することも大切です。
これは、議論ではありません。
私の、『青年の主張』なのです。
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失礼を承知で… (小平次)
2017-04-23 12:37:16
桜井結奈 さま

失礼を承知で…

桜井さま、大変面白い方ですね

馬鹿にして言っているのでは決してありません

大変興味深くコメント拝読させて頂いております

私の、『青年の主張』なのです

素晴らしいです

他の記事のコメントに書きましたが、いっそご自身でブログを開設なさったらいかがですか

もし開設なさったらぜひ教えてください

gooブログであればお気に入り設定ができますので更新のたび訪問させて頂きます

ありがとうございました
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言い忘れ! (小平次)
2017-04-23 12:47:51
桜井結奈さま

ただ、『自分たちだけが、天皇陛下の御意志を理解しているのだ』とおっしゃる人のお考えには、無条件で同意することはできません…

なるほど

そのようにうつりましたか!

それはよくないですね、そのようなつもりはないので気を付けます

ありがとうございました
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