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こんにちは
小野派一刀流免許皆伝小平次です
突然ですが今、小平次が感じていること
それは、我が国が国家存亡の危機に直面しているということです
なぜならば、このままで行けばそう遠くない将来に、皇位を継承できる方が、かなり高い確率でいらっしゃらなくなる事態になるからです
つまり、今、皇室が存亡の危機にあるということです
以前にも申し上げましたが、天皇がいらっしゃらなくなる、皇室がなくなる、このような事態になったとしたら、それは我が国日本の終焉を意味します
国の名は「日本」のままかもしれません
しかし、その中身はもはや「日本」とは言えないものになっていることでしょう(現実今、大いにそうなりつつある)
なぜ、天皇がいらっしゃらなくなる、皇室がなくなる、ことによってそうなるのか
今の時代ピンとこない方も大勢いらっしゃることでしょう
しかしピンとこないのも、仕方のないことだと思うのです
戦後のGHQの占領政策から、その後の、思想的に偏向著しい教育、メディアの報道などによって、現代にいたるまで、天皇と皇室を敬う、という本来日本人として当たり前であった感性は、あたかも「軍国主義」につながる危険思想のようにあつかわれたきましたから
ですが今、ピンとこなくとも、良くわからなくても、漠然としてても、それでもかまいません
どうか日本人として、天皇と皇室を敬うという感情、感性、お護りしたいという気持ちを、心のどこかで共に感じて頂ければと願うのであります
さて、今起きていること、良くわからないという方のために、甚だ未熟者ではありますが簡単にご説明させて頂きます
冒頭で、皇位を継承できる方が、かなり高い確率でいらっしゃらなくなる事態になる、ということを申し上げました
なぜなのでしょうか
天皇、皇位の継承について「皇室典範」という法律の第一条に
「皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する」
とあるわけです
それにしたがって今、もし8月8日の天皇陛下のおことば以降、自民安倍政権がすすめている「一代限りの特措法」によっていわゆる「生前退位」がなされ、皇太子さまに皇位が継承された場合、皇太子さまご夫妻にはおこさまがお一人、愛子さま(女性)しかいらっしゃらないわけですから、その時点で次に皇位を継承すべき皇太子が「不在」という、大変に不安定な状況になるということです
8月8日、天皇陛下がおことばの中で、私たち民の理解を得られることを切に願う、とおっしゃられたのは
「象徴天皇の務めが常に途切れることなく、安定的に続いていくこと」
であったにもかかわらず、皇太子不在という状況になるということです
さらにその先、今の皇太子さまが天皇にご即位されたのち、次の継承者となりますと、愛子さまは継承できないわけですから、皇次子でいらっしゃる秋篠宮さまとなるわけです
これは兄弟間の継承となるわけですから、お二人のご年齢を考えれば、誠に不敬な物言いかもしれませんが長期の在位をのぞむのは現実的に難しいわけです
そしてさらにそののちとなれば、皇位を継承できるのは、秋篠宮さまご夫妻のおこさま、悠仁親王殿下お一人だけ、という事態になっているということです
「象徴天皇の務めが常に途切れることなく、安定的に続いていくこと」
先にも述べた通り、皇室の存亡の危機は国家の存亡の危機でありますが、現状はとても「安定的に続いていくこと」など望むべくもない状況にあるということです
つまりは「一代限りの特措法」などで国家の最重要問題を先送りにしている場合ではないということです
そのような危機的状況から、現在「女性天皇」「女系天皇」の容認「女性宮家」の創設をすべきとの主張が多く聞かれるようになっているわけです
反対に「皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する」という決まりごとは、日本の古来からの伝統であり、何があっても守らなくてはならない、と主張する方々も大勢いらっしゃるわけです
そのような正反対の立場の、もはや議論とも呼べないような罵り合いが、学者、政治家、識者、果てはネット上の一般人に至るまでの間で繰り広げられているのです(どちらかと言えば男系主張派の方がヒステリックに見える)
皇位の継承について、学術的な論で言うのであれば、男系派は「神武天皇以来一貫して男系継承がなされてきた」と主張します
反面、すでに過去において「女系継承」はあった、「そもそも万世一系」ではない、と主張する方々もいらっしゃるわけです
まさにこのブログのタイトル文通り、頭のいい人たちが正反対の言い合いをしているわけです
そんな時こそ自分たちの感性で感じ取らねばなりません
それについてまず小平次が感じること
そのような「あった」「なかった」的な学術的論争などは、今、現実的な皇位継承の危機に直面している状況では何の意味もない、と思うのです
例えば皇室の皇祖神「天照大神様」が「女性」であったのだから、もともとは「女系」ではないか
という論があります
それに対して男系派からは
「アマテラスは元々男神であった」
とか
「アマテラスはイザナギの左目から生まれているのだから『男系』である」
とか
「アマテラスはそもそも結婚していないので、その後が男系であるとか関係ない、そういう存在であり、議論の対象とはならない」
等々
どうでしょうか
小平次には非常に些末な議論に思えます
大体上記のような主張をする方に限って「アマテラス」などと「天照大神様」をいかにも学術論の「対象物」であるかのような表現をしています
もちろん学問としてみてかまわないのですが、時と場合によります
こういうことにも小平次は違和感を覚えます
そういう方々にとっては、今上天皇陛下と今の皇室の皆様のことも、結局学術論の「対象物」でしかないように感じるからです
Y染色体の話まで持ち出す始末…
ある著名な学者さんが、ご自身のブログで
「女系継承はあった論」
に対し、実に簡潔、的確に反証していらっしゃったのですが、その語る言葉は、議論相手に対しまるで上目線
「どうだ!反論できまい!」
ってな感じです
一体何を証明したいのでしょう
その証明が今の皇室の存亡の危機とどう結びつくのでしょう
こういった方々の尊皇心とはどういうものなのでしょう
さて、このようなことから今小平次が感じていること
「血筋」と「伝統」、育んできた「歴史」は大事ですが、今国論を二分するがごとく罵り合っている場合ではない、ということです
「男系」の維持がもはや難しい、できたとしても、今後「男子を生み続けなくてはならない」というありえないようなご負担を皇室の皆様に負わせることになるのは間違いない(このことは本当に真剣に考えるべき)、というのであれば、「女性天皇」「女系天皇」の容認、「女性宮家」の創設をするほかないのではないですか
少なくともそれについて学術論による罵り合いではなく、日本人の感性をもって冷静に話し合うべきではないですか
本来皇位の継承というものは、天皇とご家族、皇族の皆様がお決めになればよろしいことで、そもそも「民」が「学術論」を持ち出して「男系男子でなくてはならない!」などと分もわきまえず、一体どなたに向かってそんなエラそうなことを言っているのでしょう(あっ、こういう口調はいけませんね)
「男系男子のみの継承」
が、今のままではできなくなるという事は、男系派の方々もわかっているのです
わかっているからこそ皇籍を離脱した「旧皇族」の方々を皇籍に復帰させる、という対策案を出しているのです
それについては何度か当ブログでも申し上げてきましたが、よくよく考え感じてみてください
「旧皇族」の方々、この方たちは今や私たちと変わらぬ一般人です
ご家族もいらっしゃり、日々この俗世の中で一生懸命に生きている普通の人たちです
そのような普通の人たちに、自分たちのためにご家族との普通の生活を捨てさせ、我が国の象徴として、天皇として、無私の御心で日々の大変なお務めを果たせというのでしょうか
逆に言えば、そのような普通の方々にも果たせるほどの務めしか天皇がされていないと考えているのでしょうか
なんと身勝手な考え方なのでしょうか
どれほど天皇と皇室の皆様のお務めを軽んじているのでしょうか
そうまでしても女性天皇はだめだと、その後に女系継承になるからだめだと、皇室の中で、その伝統と歴史の中で立派にお育ちになられている愛子さまが天皇としてご即位されるよりも、無理やりにでも血筋だけで普通の一般人が天皇にご即位される方が良いというのでしょうか
もし、その「旧皇族」の方々の皇籍への復帰が仮に可能であったとしても、皇室の存亡、つまりは国家の存亡に関わる我が国の最重要である問題を、自分たちの子供たちへの世代に先送りするだけなのではないですか
親としてそんなことできないでしょう
そもそも一体どれほどの数、皇位継承ができる方がいらっしゃるというのでしょうか
「それでも男系男子のみの継承以外認めない!」
こうなるともはや宗教ですよ
イスラム教徒が厳しい戒律の中、豚肉を食べない、と言っているのと変わらないように見えます
(イスラム教徒の戒律自体が悪いという意味ではない)
それでもなお男系男子のみの継承を主張するのであれば、「旧皇族」の方々の皇籍への復帰などという身勝手かつ非現実的な対策ではない良策を提唱すべきです
そう言いながらもですね、小平次は男系男子のみの継承を主張する方々の気持ちはよくわかるのですよ
以前は自分もわりと頑なにそう思っていた人間ですから
また、「女性天皇や女系天皇」という主張は、古くから皇室そのものを滅ぼそうとしていた共産主義者などの極左勢力が唱えていたということもあり、そういうことに対するアレルギーもあるのだと思いますよ
今でも女性天皇や女系天皇を唱えている人たちの中には、確実にそういう勢力の連中もいるだろうと思います
いずれにせよそのようなアレルギーがそう思わせるのか、皇太子さまが韓国や、中共と通じているとか、天皇も皇室も中共に毒されている、なんていう人たちも結構いるのです
「赤い皇室」
なんてことをいう不敬な輩もいます(結構著名な人、著名な保守論客と言われる人の中にも大勢いる)
しかしながらですね、よくよく感じてほしいのです
それらは一体どこからの情報ですか
新潮ですか?文春ですか?
普段「マスゴミ」とか言って罵っている人たちが、どこからの情報源でそんなことを言っているのですか?
小平次は思います
天皇陛下はあの柔和なお顔からはとても想像できないような強靭な御意志と精神力をお持ちでいらっしゃると
当たり前です
天皇陛下なのですから
中共に毒されている、朝鮮系と通じている、GHQから洗脳教育を受けている
アホか…
長き歴史と伝統を脈々と受け継いできた皇室の中で、あの昭和天皇の背中を見てお育ちになられた今上天皇陛下
私たち凡人、一般人などには到底想像できない、想像すらできない強靭な精神力をお持ちである
当たり前の事です
さて、小平次は今も昔も民進党など支持しておりません
しかしながら今、安倍政権が一体どこを見て政治をしているのか、だれを見て政治をしているのか
イギリスのEU離脱に対し恥も外聞もなく「要望書」を出した時点で完全にはっきりとしたと思っております(倉西雅子先生のブログ)
蓮舫さんはともかく、今陛下と皇室をお護りしようとしている気概を感じるのは野田さんしか見当たりません
今は応援するほかないと思っております
少なくとも一代限りの特措法など許すわけにはいかないと思います
あとは私たち一人一人が、今の状況を理解し、肌で感じ、陛下と皇室を微力ながらもお護りしようという気持ちを持つ
そこに右も左も関係ありません
男系も女系も関係ありません
小平次は、永きにわたり君を戴く国の民として生まれたことを本当に幸せなことだと思っています
誇りだとも思っています
君を戴く国の民として、陛下の決して望まぬ罵り合いなどやめ、これからの日本が天皇と皇室と共に、どのような形で歩むべきか
冷静に、かつ真剣に話し合うべきであると思うのです
御免!
神だけに決める権利がある。
コメントありがとうございました
「国民に決める権利はない」
未熟者の文章ゆえ、そう伝わらなかったかもしれませんが、私もそのとおりだと思っております
ご訪問ありがとうございましたm(__)m
国民の多くは、政治・経済のことなどを時の為政者に託してみても、御皇室に関する事柄までもを託したものではないと感じます。
それは、一般庶民ごときが「男系」「女系」を論じ、まるで他人様の家に土足で上がり込んでは、その家柄を無理やり変えさせるようなものでありますから、そうした考え方は、日本人的な考え方ではありませんね。おエライ学者さんたちの議論を観ていて、『違和感』みたいなものを感じずにはいられません。
御皇室は古来、もっと自由なご存在なはずでありました。
ところが、現行憲法の「象徴」のご存在になられましてからは、まさに御皇室を貶めるものへと変わり果ててしまいました。
「象徴」とはわれわれ一般諸国民すべてであり、天皇陛下とはまさにその頂きに君臨されます「権威」なはず・・・、そのことを自覚もなしに議論したところで、御皇室の方々には、さらなるご負担をお掛けすることになるだけでありますしょうね。
ただただ陛下を敬い、あとはその成り行きに任させるよりほかがないと、そのように感じてしまいます。
有難うございました。
本当にその通りです
天皇陛下のことを自分の学術論の範疇でおさめようとしている学者や識者、先日もNHKのニュースで語っていた著名な学者さん、自分の論が正しく、天皇も皇室もそれに従うべきであるかのような内容
そういうことを語っているという意識すらないのでしょうね
陛下はお立場上ご自身のご意志を直接的な表現をもって伝えることができません
だからこそ私たち民は心を落ち着け、陛下のご意志を拝察すほかないと思います
そこには天皇と皇室と民、ともに歩んでいくという根本的な想いがなくてはならないと思うのです
ありがとうございました!