EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

REFUGEE / LIVE IN CONCERT NEWCASTLE CITY HALL 1974

2012-01-13 13:22:31 | Keith Emerson関連
REFUGEE /
LIVE IN CONCERT NEWCASTLE CITY HALL 1974

レフュジー/ライヴ・イン・コンサート 
ニューキャッスル・シティ・ホール1974

輸入盤国内仕様 ディスクユニオン 2007年4月


画像① ジャケット ジャケットデザインを邪魔しない細い帯。


画像② CD盤、CD盤を取り外すとメンバーの無数の白黒写真があります。

ご存知、キース・エマーソンが所属していたバンドである、
ザ・ナイスの同僚2人が、
後にイエスに加入するキーボードプレイヤー、
パトリック・モラーツと組んだバンド「レフュジー」のライヴアルバムです。

レフュジーはパトリック・モラーツがイエスに引き抜かれてしまった事もあり、
アルバム「レフュジー」を1枚残して空中分解をしてしまいました。

当初、
リー・ジャクソンと故ブライアン・ディビスンは、
キースにザ・ナイスの再結成を持ちかけたようですが、
エマーソン、レイク&パーマー絶好調のキースが、その話に乗るわけもなく、
探し当てたキーボードプレイヤーがパトリック・モラーツだったようです。

このライヴアルバムは2007年に発売されるまで、
アナログ盤は存在しておりませんでした。

レフュジーはバンドとしての曲が少ない事もあり、
ザ・ナイス時代の楽曲も演奏されていますね。

国内仕様盤の良い点は、
このアルバムを作った時の、キース・エマーソン絡みのエピソードを日本語で読む事ができる点ですね。

キース・エマーソンは、
「EL&Pのメンバーとはプライベートでの交流は一切ないけど、ナイスのメンバーは友人なんだ。」
と言っていましたが、
本当にそうなのであるなと思われるエピソードが載っています。

リー・ジャクソンは、アルバム「レフュジー」の音が出来上がった時点で、
「良いものが出来た!」と、
キースの家に音源を持って遊びに行ったようですね。
ザ・ナイスの再結成をキースに蹴られたにも関わらず、
キースの家にパトリック・モラーツと作った音源を持って行くとは、
リー・ジャクソンもキースに負けず劣らないお人好しと言えますかね。

しかも、
「誰よりもキースに評価してもらえる事が最も嬉しい事なのだ!」
という感じも見受けられる記述でした。

リー・ジャクソンにとってのキースは、
友人でもあり、敬愛すべきミュージシャンなのでしょう。

(キースの事ですから、EL&Pから抜けられない理由を上手に説明したのかも知れませんね。友人達を傷つけるわけにはいかないですからね。)

蛇足です。

私は、レフュジーのアナログ廉価盤を高校の時に買ったのですが、
パトリック・モラーツのキーボードプレイがけっこう気に入りましたね。

楽曲も、
グレッグ・レイクとかジョン・ウェットンが歌ったなら、
今度、再集結する事が決定した3人「U.K.」(ウェットン、ジョブソン、ボジオ)の紡ぎ出す音楽に匹敵していたと思いますね。

2012年1月13日 yaplog!