レコード・コレクターズ 1989年 3月号

イラストとはいえ、
デビュー時の写真を元にしている表紙
よくみると宮殿のジャケットが背景にあり、
グレッグが凛々しい
1988年の12月にキース・エマーソンのクリスマスアルバムのCDを入手する事ができました。
キースは元気で思い通りのアルバムを制作しリリースに漕ぎ着けた頃でしたが、
カールとグレッグが何をやっているかという事は、
音楽誌で見つける事はなかったように思います。
カールは3(スリー)までは、キースと一緒に活動をしていたところまでは、
消息がありましたが、
グレッグはエマーソン、レイク&パウエルが破綻してから、一体どうしているのかは解らずじまい。
「EL&Pが再び集まるなんて事は、奇跡中の奇跡!」
EL&Pファンの心は、そんな空気に支配されていた事は確かです。
この雑誌はちょうどその頃にキング・クリムゾンを特集していたわけです。
まだ、キング・クリムゾンの既発のアルバムも、すべてCD化されていない頃ですね。
アルバム解説の中には、
「CD化によって、内ジャケットがカットされているのが惜しまれる」
と評されているような品物もあり、
オリジナルジャケットをCDサイズに合わせた紙ジャケットで復刻という発想自体が、
メーカーの側にもまだ存在していなかった頃でもあります。
キング・クリムゾンに在籍していたメンバーの簡単なバイオグラフィーが掲載されており、
グレッグ・レイクの箇所には、それまで一度も聞いた事のない話が載っていました。
それは、
「グレッグはキースと新たなバンドを組もうとしており、ロバート・フィリップをそのバンドに参加しないかと誘ったが断られた。」
というものです。
EL&Pが、ジミ・ヘンドリックスと組もうとする案もあった事は、割と知られている話ですが、(単なる噂話の域を出ていないエピソードではあります。)
私はこの雑誌で、「フィリップを誘って断られた話」を初めて知る事ができました。
「断った事」をどう解釈するかという事ですが、それについては、別の書物に記されていた事項も踏まえて、別の機会に触れてみたいと思います。
以上。
本ブログはエマーソン、レイク&パーマーにまつわる品物、
あるいは関連づけた品物のあれこれを、私自身の思い出、感想、私的な意見、観察日記などによって綴っております。
世代を越えたEL&Pファンのちょっとしたお楽しみになれば幸いです。
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グレッグが凛々しい
1988年の12月にキース・エマーソンのクリスマスアルバムのCDを入手する事ができました。
キースは元気で思い通りのアルバムを制作しリリースに漕ぎ着けた頃でしたが、
カールとグレッグが何をやっているかという事は、
音楽誌で見つける事はなかったように思います。
カールは3(スリー)までは、キースと一緒に活動をしていたところまでは、
消息がありましたが、
グレッグはエマーソン、レイク&パウエルが破綻してから、一体どうしているのかは解らずじまい。
「EL&Pが再び集まるなんて事は、奇跡中の奇跡!」
EL&Pファンの心は、そんな空気に支配されていた事は確かです。
この雑誌はちょうどその頃にキング・クリムゾンを特集していたわけです。
まだ、キング・クリムゾンの既発のアルバムも、すべてCD化されていない頃ですね。
アルバム解説の中には、
「CD化によって、内ジャケットがカットされているのが惜しまれる」
と評されているような品物もあり、
オリジナルジャケットをCDサイズに合わせた紙ジャケットで復刻という発想自体が、
メーカーの側にもまだ存在していなかった頃でもあります。
キング・クリムゾンに在籍していたメンバーの簡単なバイオグラフィーが掲載されており、
グレッグ・レイクの箇所には、それまで一度も聞いた事のない話が載っていました。
それは、
「グレッグはキースと新たなバンドを組もうとしており、ロバート・フィリップをそのバンドに参加しないかと誘ったが断られた。」
というものです。
EL&Pが、ジミ・ヘンドリックスと組もうとする案もあった事は、割と知られている話ですが、(単なる噂話の域を出ていないエピソードではあります。)
私はこの雑誌で、「フィリップを誘って断られた話」を初めて知る事ができました。
「断った事」をどう解釈するかという事ですが、それについては、別の書物に記されていた事項も踏まえて、別の機会に触れてみたいと思います。
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