EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

「THE BEST」 関東公演 2回目の諸々

2014-02-05 08:49:47 | Keith Emerson関連
「THE BEST」 関東公演 2回目の諸々

関東公演と記しましたが、渋谷と横浜での2公演が来日公演のすべてで、
関西方面でのコンサートは、なかったかも知れません。

このコンサートイベントは、
「日刊アルバイトニュース」改め、
「デイリーan」を発刊している会社が、スポンサーになって行われていた事もあり、
「デイリーanスーパーライヴ」という呼称がついていたのでした。

別にどこの会社がプロモーターでも、
キースが見られるなら特に問題はないわけですね。

ただ、2日目のコンサートで、
大勢の招待者の方々が、私とは違う列に並んで待機しているのを目撃しました。

とにかく大勢なんです。

どうやら、その「デイリーan」を読まれていた方々が、
読者プレゼントか何かに応募して、
「無料でコンサートを見る事のできる権利を得た」という流れであったのだと思います。

学生時代、寮生に情報誌の読者プレゼントに頻繁に応募し、
映画の試写会によく当たる後輩がいたのですが、
私も、そのおこぼれに預かって何本かの映画の試写会を見た事があります。

この「デイリーan」の読者も、
特定の趣味、嗜好からターゲットを絞って応募しているわけではなく、

「何でもよいけど、とにかく無料で見られる招待券が当たればラッキー!」

みたいな感じで応募していたのであると思います。

そこに並んでいる方々の表情を見ると、同種族の匂いがしないのですよね。(笑)

ま、それはそれで良いわけですが。

但し、その大勢の招待者がまとめて案内された席は、
私が入手できた席の位置よりも、ステージにかなり近い前方の方だったのです。
そこにゾロゾロと案内されていましたね。

普通は高いお金を払って、ステージに近い位置に場所を陣取り、
オーディエンスの先頭に立って、盛り上がる役割を必然的に果たすのが、
そのミュージシャンのファンであるわけです。

しかし、
その招待者達は、ほとんどの曲で盛り上がる事もなく、
ましてや、ナイスの曲なんて、解るわけもないわけですね。
キースがメインの曲である「ロンド」のキメのところで、
コブシを振り上げているのは、ステージの最前列の数人ぐらいで、
会場全体としては、コブシをふりあげる人は、アチコチに点在している感じでした。

そんな状況ではありましたが、
この「THE BEST」のコンサートでは、
先般紹介したパンフの内容とは裏腹に、
最も盛り上がってしまったのが、
キースがメインの「ロンド」であったという事ですね。

そのパンフの内容と実際のコンサートのギャップを埋めてくれたのが、
前方に集められた「大勢の招待者」とも言えます。

キースのファンが前方に集中してオソロシク盛り上がってしまったら、
メインで呼ばれた他のミュージシャンに悪い感じもありますからね。

私も当時はまだ20代の後半でしたので、
警備担当者が近くにいるのを横目で見つつ、
自分の席よりも、3席ぐらい前の席の横に勝手に移動して立っており、
「ロンド」の時は、もちろんコブシをふりあげていました。

以上。

本ブログはエマーソン、レイク&パーマーにまつわる品物、
あるいは関連づけた品物のあれこれを、私自身の思い出、感想、私的な意見、観察日記などによって綴っております。
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