今 夜の11時。目が覚めました。夕方 まだ陽が高いのに雨戸を閉めて床に就き 5時間も眠ったことになります。 これ以上眠れそうにもないので起きてPCに向かっています。
実は昨夕7時前 夕食の後片付けをしながら窓を見ると東の空が異様に赤く染まっています。夕焼けかしら? と思いつつ2階の窓から見ると 今までに見たことがない見事な虹がかかっているのです。色が鮮やかで手の届きそうな太い大きな虹です。 思わずスマホを手に外へ飛び出しました。少し前に降っていた雨が上がり アスファルトの道は濡れ 遠くの街は太陽に赤く照らされています。頭上の大きな虹の右脚が近くの家の裏に、鮮やかな弧を描いて左の脚元は 家々の向こう側に落ちてよく見えません。 全体を見たくて、スマホを握って東の方に向かいました。 「早く行かねば消えてしまう」 と 気ぜわしく住宅地の中の道を小走りに行きますが 次の通りに出ると又その向こうの家に隠されます。 10分近く走ると住宅地の向こうに広がる畑に 虹の脚が落ちているのが見えましたが全景は見えません。そばに小高いところに上がる石段があるのでそこへ上がろうとし、2.3段駆け上がると足がふらついて アッと思うと下のアスファルト道にたたきつけられました。痛たた! 私の左脚と両掌を思い切りぶつけたようです。 何とか立ち上がれました。 骨折はないようです。 やれやれ。 むこうずねから膝小僧まで4か所にわたって傷口が出来 両掌もズバッと皮がむけて血が出ています。つっかけてきたつぶれたような靴が悪いのでした。 虹は消えて 暗い空に戻っていました。山の斜面に出来た住宅地で とぼとぼと自宅に向かいましたが むこうずねからは血がほとばしりスエードの皮靴にぼたぼた血が落ちます。誰にも会わないことを願ってようやく自宅にたどり着き 傷の手当てをしました。 夜遅く、痛み止めのロキソニンを服用し床に就きました。 そして今朝目が覚めると 6か所の傷の内 むこうずねからはまたかなりの出血で ガーゼを取り換えると たちまちズボンが血で汚れます。 夕方になって 食事を終えるとやたらとしんどくなり 熱もあるようなので 又ロキソニンを飲んで床に就いたのです。珍しくぐっすり眠りました。
あ、あ、あ。 相変わらずだなぁ。
背景の山は金剛山です
写真はうまく撮れませんでしたが 体と共に地面にたたきつけられたスマホは 無事のようです。 あんなに間近な虹を見たのは初めてだったのでとても感動的でしたが 代償の怪我は治るまでしばらくかかりそうです。77歳のおばあさんの 相変わらず怪我の絶えない日々です。