晴れたら野山に出かけよう!

おいしい空気をいっぱい吸って 愛しい花や小鳥に会いに出かけよう

キンモクセイの香り

2014-09-27 18:05:50 | 日記

昨日 朝いちばん、キンモクセイのやさしい甘い香りが漂ってきた。 ああ、キンモクセイの季節になったのだ。 あっちの庭からも、こっちの庭からも 香りが流れて来る。 なんていい匂いでしょう。 湿度も低く 爽やかな一日を約束してくれる香りだ。 

キンモクセイは10月の花だと認識しているが ちょっと早めの開花。 

居間にも どこからか風に乗ってキンモクセイの香りが届く。 幸せの香りを胸いっぱいに深呼吸。 穏やかないい季節だ。

 


豊穣の秋

2014-09-25 14:08:46 | 日記

台風14号が日本海側を通過して 今朝は秋晴れが戻った。あたりの水田は 稲刈りが始まっている。お天気が悪かった今夏だが 稲穂は重く垂れさがっている。嬉しい光景だ。

写真は彼方にホームグラント゛岩湧山が見える。(山頂897mは右端、ススキが原です)

頭上には 柴栗もたわわになっている。

いつもの見慣れた秋風景だが 今年も豊かな実りに感謝。


秋の夜長の虫の声

2014-09-24 00:57:57 | 日記

朝夕めっきり涼しくなりました。 庭に茂った草むらから一晩中虫のオーケストラが聞こえ 秋の深まりを感じます。 夜に外へ出ることもなく 暗闇のことで、何が鳴いているのか 虫のことに疎い私には分かりませんが コオロギとかキリギリスが鳴いているのでしょうか? もっとも 見てわかるのはコオロギだけで キリギリスもバッタもはっきりとは識別できません。以前、鈴虫は飼ったことがあるのですが 今も我が家の庭にいるようには思えないので・・・・ ともあれ 虫の音が秋の夜長に童話の世界へ誘ってくれます。蟻はセッセと 甘いものを探して台所へやってきます。  たくさん作った梨ジャムのありかを見つけられたら大変大変! 

過ごしやすい、気持ちのいい季節ですね。


初秋の千石谷散歩

2014-09-19 17:07:38 | 花探索

岩湧山と南葛城山の間を流れる千石谷に沿った林道を歩いてきました。 家人の足が弱らないようにトレーニングです。 車も通れるなだらかな登り道をゆっくりゆっくり。秋の花がいろいろ咲いています。秋はタデ科の植物の多くが花をつける。ミズヒキ、キンミズヒキ、イヌタデ、ポントクタデ、ミゾソバもタデ科です。かわいい花ですね。

 イタドリもタデ科で、いたるところで花をつけています。これは春、「スカンポ」とも呼ばれ やわらかいうちは、すぐに折り取られてしまいます。昔から、食用にしたようで 私も毎年一度は イタドリの油炒めを作ります。すこしコツがあるのですが、とてもおいしく 初めて食べた人は病みつきになり スカンポを見つけるとぽきぽき折って持帰るのです。 でも ものすごい繁殖力で 「害草」に指定されていているそうです。 子供のころ学校で「スカンポの咲く頃」という歌を習いましたね。  これは北原白秋作詞 山田耕筰の作曲だったそうです。        可愛い歌なのに「害草」とは・・・・

  千石谷はイタドリ(スカンポ)だらけ。 雌雄別株で 赤いのは「ベニバナイタドリ」の雌花 と「イタドリ」の雄花です。

 

面白い形をしているのは ナデシコ科の「ナンバンハコベ」。  ハコベの仲間ですが ちょっと変わった形をしています。 南蛮とついていますが 日本に古来から生息する植物です。

可愛い「ミゾソバ」 と  変わった形の 「ナンバンハコベ」

 

 ゲンノショウコも 紅白で咲いています。 古来から胃腸薬の生薬で、「実際によく効く」と言うことから「ゲンノショウコ」と言われるのだそうです。 種子はおみこしのような形をしているので 「ミコシグサ」とも言われます。

 

ゲンノショウコの果実  おみこしみたいですね。

 今日の楽しみは 「タカネハンショウヅル」 やさしいピンク色をした、とっても可愛いお花です。 ハンショウヅルの仲間は ほとんどが春から夏にかけて咲くのですが、これは秋に咲きます。

  

ヒヨドリバナには 「アサギマダラ」が蜜を吸っていました。「アサギマダラ」はアゲハチョウぐらいの大きさの蝶で 夏になると沖縄など南方から2,000kmもの旅をして本土にたどり着きます。そして 秋にはまた 南方へ渡っていきます。雨の中も風の中も 薄い羽根をひらひらさせて 海を越えてくるんですね。あの小さな体のどこに そんな力が秘められているのでしょうか? 「そろそろ出発しないと寒くなるよ」って声をかけたくなります。無事に海を越えてくださいね。  

往復2時間ほど歩いたら疲れましたが いつまでも歩けるように walkingを重ねたいとおもいます。


敬老の日

2014-09-19 05:54:11 | 思うこと

ちょっと前までは 「敬老の日というと、誰かお年寄りをお祝いしてあげる日」だと思っていたのに 今年は「敬老の日だから、ひょっとしたら息子たちが来るかもしれないな?」と すっかり自分達のこととして受け入れている自分に気が付いた。 そりゃ、押しも押されもせぬ老人だものな。 4歳と6歳の孫から、お昼から行くと連絡があり きれいなお花をもって訪ねてきてくれた。

2012年の日本で100歳以上の人が約54,000人。 平成元年(1989年)ではわずか3,078人だったようだ。この間の伸び方、すごーいね。

医療の進歩で寿命が長くなるのはありがたいようなものの はたしていいのだろうか?と考えてしまう。今の平均寿命は 男女とも80歳を超えましたね。2013年の平均寿命は 男性80.21歳 女性86.61歳だそうですが 健康寿命は70.42歳、73.62歳(H22年)で 人の助けが必要な時期がかなりあるのは辛いですね。 税金 等の公費で支払う 年金 医療費 介護費 が増えて それらを支える若い人の負担が増えるばかり。 老人は今の社会保障に甘えないで 既得権に固執しないで 少しでも分相応に負担しなければ と思う。

 


秋晴れ

2014-09-14 16:09:45 | 花探索

この週末になって やっと秋らしい爽やかな日となりました。夏じゅうじめじめした日が続き 雑草が例年になく茂っています。私達が管理させてもらっている小さな湿地も 雑草や雑木が生い茂り、その周りの地主さんの土地は きれいに草刈りされているので肩身が狭いです。今日は家人に手伝ってもらって、大事な植物を刈り取らないように注意しながら草刈りをしましたが 1時間も刈ると疲れて 今日の作業は終わりにしました。

来週はもうお彼岸。土手や畔には ヒガンバナがにょきにょき蕾を伸ばしています。お彼岸に照準を合わせるように咲きます。来週には 棚田が赤い色で縁どられることでしょう。稲も すっかり黄金色に色づいて 頭を垂れています。何十年、何百年も昔から 毎年お米を生み続ける土ってすごいですね。新米が楽しみです。

 

 


中秋の名月

2014-09-08 08:37:52 | 日記

今日は中秋、この朝のひんやりした透き通った空気が心地よい。 やっとめぐってきた秋。 思いっきり空気を吸い込んで 生きがえるような力が湧いて来る。

日中は結構暑かったが 日が暮れて肌寒いほどになり 大阪は雲もなく東の空にまん丸の月が上がってきた。  「スーパームーン」???・・・ ネットで見ると

『スーパームーン(Supermoon)とは、満月または新月と、楕円軌道における月の地球への最接近が重なることにより、地球から見た月の円盤が最大に見えることである。』

『月が地球に最接近する時と満月が重なる現象「スーパームーン」。今年の夏は7月12日と8月10日、9月9日(すべて米国時間)の3回見られることを、米航空宇宙局(NASA)が明らかにした。NASAによると、スーパームーンの月は通常の満月に比べ、大きさが14%、明るさが30%増して見えるそうです。専門家らによると、大きさの違いは月が地平線近くにある時に見ると分かりやすいとのこと』

当地はきれいなお月さまだが 関東地方は台風14号の影響でお天気が悪いようだ。これ以上の災害がありませんように。 東京まで スーパームーンをお届けします。 お供えのお月見だんごではありませんが 召し上がれ!


夜開く 「カラスウリ」

2014-09-02 19:51:58 | 花探索

朝のwalkingの時 いつもくしゃくしゃにしぼんだ「カラスウリ」の花殻を見る。「カラスウリ」の仲間には ウリ科カラスウリ属の 「キカラスウリ」「モミジカラスウリ」 があるが 夜暗くなって開花し 夜明け前と同時にしぼんでしまうのは 「カラスウリ」で 秋に赤い果実を見ることが多いが 花を知っている人は少ないかもしれない。 とても豪華なレースの花弁を広げます。直径で10センチぐらいあるでしょうか。 ちなみに「モミジカラスウリ」はもっと小さく、昼間も咲いているので 山を歩いていると見かけることが出来ますが 「キカラスウリ」はこの辺りでは数が少なく、やはり夜に大きく開き、昼間は小さくなっているようです。

やっと今夜7時ごろ「カラスウリ」に会いに行きました。 懐中電灯を照らしながらの写真撮影で なかなか思うようには撮れないが まあ仕方がないか。

 カラスウリ は「雌雄異株」と言って「雌株」にしか実はなりません。 11月ごろ赤い実が木や草に絡みついてぶら下がっています。

 

「キカラスウリ」 も 夜中に「カラスウリ」と同じぐらい大きく開いているそうですが 私が見たのは昼間のことで 小さくなっていました。

 果実は 「カラスウリ」より少し大きめです。

  

モミジカラスウリの花も紹介しておきましょう。 直径5センチくらいです。こちらは山の中で見ることが多く やはり「雌雄異株」で 果実は見たことがありません。 今年はどこかで見れるかな?

ついでに同じウリ科スズメウリ属の「スズメウリ」も紹介しましょう。 名前通り小さい小さい花と可愛い実がなります。 花は小さすぎて 見つけることはめったにありません。かわいい実は直径1センチほどの「プリンスメロン」の赤ちゃんみたいです。こちらも 雌雄異株。 花をつけても 実がなるのは少ないようです。 果実の写真は白っぽいのが完熟で、緑の未熟も写っています。

  

秋は実りの季節。 これからは いろんな果実に会えることでしょう。

最後に面白いHPを見つけました