晴れたら野山に出かけよう!

おいしい空気をいっぱい吸って 愛しい花や小鳥に会いに出かけよう

癌と闘う-6 3/7

2014-02-25 19:03:59 | 健康

退院して 今日で2週間。手術の傷口が、ずーっと疼くように痛い。 そっと触ってみると そこが腫れて山のように膨らんでいる。 血腫が出来ているからだろうか? ともかく、今日は退院後初めての外来の日だ。  この間、いろんな本を読み、ネットで乳癌についていろいろ調べてみた。「癌と闘うな」を書いた近藤誠医師の本はもう十年以上前の本なので その間の目覚ましい医学の進歩で 現状にはあまり適格ではない記述も多いように思うが 、それでも 病院の医師の指示をそのまま受け入れるのではなく、本当にその治療方法がいいのか考えることの大事さを認識することが出来た。 又、たまたま聞いた「ラジオ朝いちばん」で 北海道大学病院乳腺外科の山下啓子医師の話は 「乳癌は手術後の治療方法というのがとても大切で、ホルモン治療、化学治療(抗癌剤)、等があり それぞれその人に合った治療を選択して行う」 と話していた。(リンクを参照)

今日外来で(執刀医は過労で入院されて、代理の先生と面談) 私の手術の時に採ったセンチネルリンパの生検結果は  ホルモン治療が効果のある 術後の再発を防ぐもっとも有効な方法で、 それをすぐに始めるのがいいこと、 これは最低でも5年間薬を飲み続ける必要があることを話され、それを受け入れるより他はなかった。  少なくとも、抗がん剤をする必要がないのは、乳癌の中でもまだラッキーのほうだと言われ、「不幸中の幸い」と思えた。 傷の痛みは「仕方がない」と片づけられてしまった。 日の経過とともに痛みが減っていきますように。 そんなわけで これからの長いホルモン治療が始まることになり さっそく処方箋をもって薬局で薬を買って飲むことになった。 この薬は、副作用もほとんどないようで、気長に癌と付き合う生活をすることにしよう。 


春の陽差し

2014-02-23 09:11:58 | 花探索

入院中の日本列島は、何回も大雪に見舞われ 特に 普段雪の少ない太平洋側に大雪が降って、春への歩みがいっぺんに凍り付いてしまった。スプリングエフェメラルと呼ばれる早春の草花も開花をストップさせてしまったが、帰宅に合わせて、セツブンソウが鉢いっぱいに花を咲かせていた。大阪ではこの花の自生地は聞かない、絶滅危惧の植物で、以前、篠山で買い求めたものだ。キンポウゲ科で、白い花弁のようなものが萼片、花弁は退化して、黄色い蜜腺になって残っている。そして雄蕊が雌蕊をぎっしり取り巻いている。種を採取して毎年増やして来たのだが、種をまいてから成長がよくて3年目に開花する。可愛い小さいこの花をもっと増やして、みんなに分けたい。

2週間ぶりに小さな庭を一回り。ちゃんと、春の兆しが見えている。

遅まきながら、クリスマスローズも 恥ずかしそうに少し顔を見せている。

           

今日は久しぶりに 朝から温かい陽ざしが降り注いでいる。野山にも、春を待ちわびる花々が、頭をもたげていることだろう。春を前に元気になれそうなことがうれしい。

 

 


癌と闘う-5 2/21

2014-02-21 15:41:21 | 健康

ご心配を頂いた皆様へ

今日退院してきました。「癌」と聞いただけで、恐れおののいていましたが、手術も終え、とても元気で帰宅しました。手術したときの迅速検査では リンパ節への転移は見られなかった とのことで 何よりうれしいことでした。  病室では 一足先に手術を受けた幾人ものひとが とても元気にしておられ、皆から「心配ないから・・・」と励まされ、とても心強く思いました。まだ 詳しい生体検査の結果は先になりますが、その結果によって今後の治療方法を決めるそうです。しばらくは その治療を続けることになるかもしれませんが いずれ、元の生活に戻れるような確信が芽生えています。とりあえず、ご心配いただいた方々に、blogを通じてご報告いたします。


癌と闘う-4  2/6

2014-02-06 19:55:03 | 花探索

とうとう入院の日が明日になった。

朝から 病院にもっていくものをそろえて 再チェック。少し買い足したいものがあって外出したついでに 隣村(府下で唯一の村です)で水仙が見ごろを迎えているそうで寄ってみた。ここは十数年前に村おこしのために植えられた水仙の丘で、5万本の株に花をつけています。近づくと水仙の甘い香りに包まれます。七分咲きといったところでしょうか。保護柵もなく 監視員もいません。水仙の咲き誇る中に細い道がついていますが 大きく伸びたものは茎が倒れ、踏みつけそうになります。立春を過ぎてからの猛烈寒波で写真を写す手は痛いほどですが 甘い香りを胸いっぱい吸って 明日からの闘病に備えます。あまりいい予感はしませんが 今日この素敵な時間を過ごせたことに感謝! 


秋田県の秘湯

2014-02-04 10:00:02 | 思うこと

東北地方は温泉の宝庫である。  昨夜,民放テレビで 秋田県湯沢市の雪深い素朴な温泉を紹介していた。 雪景色の中の温泉はとりわけ大好きである。 周りが真っ白の山々に囲まれ 軒先に太い長いつらら下がっている 。 いいなぁ~ 小安峡温泉・・・・・・ 秋田県には鳥海火山帯と那須火山帯が貫いていて、この辺りは、いたるところにいろんな温泉が散在している。 一度訪ねたいと思っていた栗駒山も近い。 わー、行きたいなぁ。  退院して、元気になれたら、自分へのご褒美に、このあたりにゆっくり療養に行きたいな。  花の咲くころがいいな。 よーし、何としても行くぞ~。   


梅3綸

2014-02-03 10:38:52 | 花探索

季節はずれと思えるほどの暖かさに 花たちは一気に開花準備を始めた。

早咲きの紅梅も やっと今日3輪開花した。樹齢40年にはなる古木で 毎年よその梅に先駆けて赤い花を咲かせる。

セツブンソウは 明日にもいくつか開花しそうだ。入院前にかわいい花を見ることができるだろう。


セツブンソウ

2014-02-02 05:29:44 | 花探索

NHKラジオで早朝放送されている 「今日の誕生日の花」 は  「セツブンソウ」  だそうである。  明日はもう節分だ。

我が家の植木鉢のセツブンソウもしっかり頭をもたげて 土から顔を出してきた。 今年一番早く咲くのは セツブンソウのようです。

この花は 田中澄江さんの「花の百名山」で紹介されてから ずーっと見たい花だった。 初めて出会ったのは 伊吹山へ花を探しに行ったときです。藤原岳がセツブンソウの名山になっていたのですが 藤原岳には日帰りで行く自信がなかったので、伊吹に咲くと知って10年ほど前の3月の下旬出かけた。 2合目から3合目にかけて ほんの少し地面にへばりつくように、小さな可愛い花を咲かせていた。そこで出会った人に教えていただいて下山し ふもとの大久保地区に行くと 民家の畑一面に白い花が咲いていて 地主さんが大切に守っておられたが 誰をも快くその畑に案内してくださった。なんて可愛い清楚な花なんでしょう。 他に スハマソウ や キバナアマナ も負けず素敵な花でした。野生の花の美しさにすっかり魅せられて、園芸植物が色あせて感じた。

その翌年 篠山にも咲くことを知ってまた出かけた。そこで地主のおばあさんが種から育てた苗を購入し、毎年開花した花から種をとり増やしてきた。 最初は小さな丸い葉が出るだけで、順調に育つと3年たってやっと開花します。自生のものに比べると鉢植えでは魅力は半減するが そうそう遠出できない私には 春の到来を感じさせる大事な大事な一鉢です。

毎朝 土から頭を出す花芽の数を数えて 開花を待ちます。待ち遠しい春です。

 


オシドリの飛来

2014-02-01 15:04:24 | 野鳥観察

ここ数日暖かくなってしのぎやすい。

今年もたくさんのオシドリが 滝畑ダムに飛来してきていることを 野鳥の会の会報で知り さっそく観察に出かけました。ダムに事務所の方がおられたので どのあたりに来ているかお聞きしました。清水橋近くの駐車場に車を止めてオシドリを探していると 足元あたりの湖面から一斉に数十羽が舞い上がりました。湖面の上を大きく旋回しながら いくつかのグループに分かれて 湖面に下りて 温かい日差しの中を すいすい泳いでいます。瀧譚橋のあたりの入り江にはマガモが数羽泳いでいました。レイクパークの下あたりの入り江になったところは  以前から 飛来したときのねぐらになっているようで 今日も そのあとは すべてそこへ集結したようで たくさんのオシドリが羽を休めていましたが 逆光の上, 山陰でもあり 双眼鏡では暗くてほとんど見ることはできませんでした。

湖岸の雑木林の中に 「タマミズキ」が裸木に ぎっしり赤い実をつけていました。タマミズキは落葉高木で 和泉山系の中でも 滝畑、槇尾山ではときどき見かけるが数少ない植物で、日本各地で絶滅危惧種になっています。 葉をすべて落とした枝に 真っ赤な小さい実をぎっしりつけているこの木は 楽しみにしている木の一つです。