晴れたら野山に出かけよう!

おいしい空気をいっぱい吸って 愛しい花や小鳥に会いに出かけよう

山の恵み 「コクワ(さるなし)」って知ってますか?

2021-06-22 08:01:54 | 日記

昔 朝ドラで ドリカムの歌っていた「晴れたらいいね」って歌がありましたね。 ♪ 一緒に行こうよ こくわの実 また採ってねぇ ♪  「こくわ」って 「さるなし」のことなんです。 その「こくわ」が岩湧山で今年は大豊作です。 私はこくわの実を食べたことはないのですが その実は ミニチュアのキウィみたいで 味もよく似ているようです。 それがぎっしり花を付け その雌花にはもうこくわの赤ちゃんがついているんです。かわいい~ これすべてが大きくなるのかな? 大きさ3センチぐらいの小さな実ができるそうです。野生の果実を採らせてもらうって 自然の中に生きる動物みたいでわくわくしますね。  実が大きくなって熟すのは秋のはじめのようだ。 そのころ来てみたいな!

「こくわ」  ネットからの画像です 大きさ3センチ

先日 山で口にしたのは 「ナガバノモミジイチゴ」 これもおいしいです。

クワの実も今年初めて頂きジャムにしました。 (市販されているマルベリージャムは西洋桑の実だそうです)

「桑の実」 ネット画像から

山遊びって 楽しいね

 

 


「ササユリ」の季節到来 いつまでも。

2021-06-21 01:29:16 | 花探索

「ササユリ」の花は ユリ科の中でも特別に好きな花だ。ユリの仲間は香りが強いものが多いが「ササユリ」の香りは 優しい甘さでいい。以前はこの住宅地の近くでも6月になるとあちこちで見られたが 私も含めてよそから引っ越ししてきたものはその香りの素晴らしさと 楚々とした品の良い花に魅せられて 見つけては持ち帰って玄関などに飾った。そんな結果 今ではめったに見ることが出来なくなってしまった。 「ササユリ」は 本州の中部地方以西に自生する 誰からも愛される花だ。東北地方などには 「ヒメサユリ」が自生し 写真などで見ると「ササユリ」によく似ているが 全体に小ぶりなようだ。 近頃は 保護活動も実って近隣の山でも少し増えているようにも思える。岩湧山でも 山頂などの日当たりの良いすすきの原で 沢山見られるようになった。といっても まだまだ一部にしか咲いていないし 以前に咲いていた西側はどうしたわけか全く見られない。

「ササユリ」に会いたくて 体調にも自信はないので岩湧山頂まで行くことが出来るが不安だったが、あまり家籠りばかりでいよいよ足が弱っているように思うので 行けるところまででも行ってみようと お弁当を作って早朝家を出た。 今は夜明けが一番早い時期で朝早く起きるのは苦にならない。 朝の冷たい空気が気持ちいい。駐車場はコロナのせいでどこも閉鎖中だが 岩湧寺まで行くと20台ぐらいは駐車できるので細い林道を上がっていった。 朝7時というのに駐車スペースは日曜日ということもあってか ほぼ満車状態。ギリギリ駐車できた。ここからストックを頼りに一歩一歩上がっていく。若い健康な人だったら「60分」とあるが 私は鳥の声を聴きながらゆっくり進む。 きれいな鳴き声は「キビタキ」だろうか?「クロツグミ」だろうか? 遠くで「アオバト」が 「アオー アオー」と啼いている。鶯は必死に「ケキョ、ケキョ」を繰り返す。 上から 80歳ぐらいに見えるおじいさんが元気に降りてこられた。「山頂はササユリがきれいですよ」と 教えてくれる。お元気だなぁ 2時間近くかかってやっと山頂についた。 1年ぶりの山頂です。 霧が山頂を激しく流れているが 昨夜からのお天気が回復する兆しだろう。  雨のしずくをいっぱいにまとい 登山道わきで 沢山のササユリが迎えてくれた。 ああ, いい香りだ。 6分咲きで まだまだ蕾が出番を待っている。

来てよかった。 山頂は大勢の人がそれぞれ楽しそうに過ごしている。最近若い登山者が多くなった。 他にも見たい花があったので お弁当を食べて、足を延ばしたがさすが疲れはピークに。ほかの人が見たら なんと危なっかしいと思うことだろう。よろよろの足を引きずって 無事帰宅できた。 「これが最後の岩湧山かな」 と取れない疲れに自問する。 まあ、今日ササユリに会えたことに感謝。

 


退屈な日常の中で

2021-06-18 04:38:36 | 日記

我が家の庭の植物の生育で 梅が豊作だったのをはじめとして、今年「ナンテン」の花付きが異常に良い。ナンテン や マンリョウは 鳥が食べて落とした種が芽を出したものがあちこちで増えて それらは今花を付ける時期だが あたり一面に白い花が落ちている。散歩の道で見るナンテンも いずれもたくさんの花を付けている。 他に目につくのは 「クロモチノキ」も花付きが特に多い。ひと月前には「ウツギ」の花も今年は特別花が多かった。野生の「びわ」も 今ぎっしりオレンジの実をつけている。いずれも例年には見られない花付きだ。 どこを歩いても同じようなので 温暖化のせいなのかな? 農作物も同じように豊作だといいな。 不作なものもあった。セッコク や フウラン の花付きが今一つだ。梅の枝に着生しているのだが 梅の木が茂りすぎて 日当たりが悪くなっているのかな? と 思い切って梅の枝を剪定した。  エビネの鉢は根づまりを起こしているのか 今一つだった。 まあ「いろんな年があるわ」と気にはしない。ラベンダーも数種類あり、茂ったその横を通るたびに香りを楽しむ。早い目に切り取って バンドルズや ポプリにして楽しもう。 あじさいも花付きがいい。 いろいろな種類が咲いているが 中でも「アナベル」は 黄緑色の小花が白くなって可愛い花房をたくさんつけている。私は今 来春に咲くランの育ち具合に目を凝らしている。新しい芽が出て来て、それが大きくなるのが、暇な毎日の数少ない楽しみだ。 素人園芸なので 特段お金をかけるでもなく 退屈な生活を支えてくれている。 そうそう メダカに餌をあげるのも忘れてはならない。赤ちゃんが生まれてうじょうじょとしている。100匹ぐらいいるんじゃないだろうか? 水槽を増やすのも嫌で 困ったものだ。

早咲きラベンダー

遅咲きラベンダー

今見ごろ

あじさい 「アナベル」

カシワバアジサイ

近くの湿地で咲くカキランも大群落。今年はとても状態がいい。

 


梅雨時の「梅仕事」

2021-06-13 03:03:59 | 日記

今年は庭の梅が豊作だ。 次男の子は今年で 13歳 10歳 4歳になる。長女は8歳の時八ヶ岳倶楽部(柳生博氏の作る 森の中のレストラン)で木登りの楽しさを覚え 木登りをしたくてたまらないが登れるような木は身近には見つからない。我が家には梅の木が2本。その木に登って梅の実を取るのを楽しみにして、今年も昨日一家でやってきてくれた。4歳男児は お兄ちゃんたちを真似て自分も木に登りたいが お母さんはつきっきりで少しも眼を離せない。 次男は高く伸びた枝を 1階の屋根から長い頑丈な高枝ばさみで切り落としている。 私は散乱している切り落とされた枝を小さく切ってごみ袋に詰め 道路と溝掃除。1時間ばかり格闘の末 収穫できた梅は20㎏にもなり、5㎏ばかり残してあとは持ち帰った。 今年の梅は例年のように 実からヤニが出ているものは一つもなくきれいなものが多い。 

さて これらを何に仕上げようか。 私の梅仕事が始まる。 まず、まだ青くてきれいな実を2㎏、梅酒に仕上げよう。傷物は梅シロップに。シロップが上がってきたら梅の実は捨てるので少々傷物でもOK。あと小ぶりな1㎏は 数日もしたら黄色くなるだろうから梅干しにしよう。

私は 相変わらず目が回復しないのと 緊急事態宣言中でもあり 自宅で養生中。ゆっくり梅仕事でも楽しもう。

 

 


クワの実ジャム

2021-06-01 22:35:15 | 日記

桑の実を知っていますか? 昔から養蚕が盛んだった地方の方はもちろんご存じでしょうが 当地では桑の木そのものを知らない方の方が多いでしょう。 以前 「これがクワの実」と教えてもらったことがあるのですが 大勢の人と一緒だったこともあって ただ一粒のクワの実をもらって手が果実の色で黒くなったことだけ覚えていたのですが その後 桑の木を見る機会もなく 月日が経ちました。この春 友人と葛城古道を歩いているとき 大塔村出身の彼女が「これが桑の木よ」と道端に生えていた木を教えてくれましたが なかなか葉だけというのは覚えられません。

ところが昨日 ふとしたことがきっかけで 桑の実拾いに行きました。 その木はあまりに大きくて 見上げると沢山の実がなっているのですが とても手の届くところではないのです。めったに人通りのない山道です。地面には黒い実がいっぱい落ちています。近くに住宅地があるのに 誰も拾わないのかな? もっとも これが桑の実だとは 教えてもらわないと分からないでしょう。舗装道路に落ちた実は 干からびたり 踏まれたりしてとてもおいしそうには見えませんが 連れて行ってくれた友人は 溝に落ちているきれいな実を沢山拾ってくれました。 これが桑の実なんだ。いっぱい拾って持ち帰り ジャムにしました。 何か 食べるのがもったいないような高級なジャムに見えます。 これでまた新しい種類のジャムコレクションの瓶が台所に並びました。わくわくするひと時です。ヨーグルトにかけて食べましょう。

これが桑の実 まだ未熟です

緑から赤くなって 真っ黒になったら完熟です。